
本日5月31日は有吉弘行さんの誕生日、ということで有吉弘行さんを描いてみました。
今回は形を取る手順も残しながら、少していねいに工程を残しておこうと思います。
と、ここで「ポートレイト(portrait)」のスペルを間違えていたことを発見……。今までのを直すかどうかはこれから考えるとして、気をつけます。
デフォルメ絵でも骨格は把握するのが大切

下書き無しでいきなり似顔絵を描ける人もいますが、自分はパーツの配置を一つずつ確認したいので頭蓋骨から描いています。
有吉さんは顔が短く、頭蓋骨の丸い部分から少しアゴが出ている感じです。なので丸顔で童顔、2019年の今日で45歳ですが可愛らしい顔立ちです。
耳の高さは一般的には目の位置とそろっていて、耳の穴は鼻の穴くらいの位置です。これを覚えておくと、どんな顔かたちの人を書いてもきちんとして見えます。
有吉さんの耳は大きく、正面から見える形状ですね。
シワをほどよく足し、表情を決める

線を拾いつつ、必要なシワを足します。
描き込みつつ、その人らしい表情を決めていきます。
有吉さんは「目元をくしゃっとさせて笑いつつも目線はしっかりとターゲットを見ている」という表情が印象的です。
また、顔が短いぶん頰がそげにくいので、太っていないのに顔がふくふくとしているのも特徴かと思います。これも老けにくい特徴ですね。
鼻の存在感は強くないので、ササっと輪郭のみで描きました。
資料を再確認しつつ細かいところを調整

細かいバランスを調整して完成です。
調整したところは、
- 目元にシワを足した
- 目を中央に少し寄せた
- エラは張っていないので丸く落とした
- 前歯の存在感を強くするため、少し大きくした
- 髪をふわっとさせすぎたので衣装に合わせてきっちりさせた
という点です。
ある程度描き込んだら、改めて資料を確認しながら「イマイチ似てないかな?」という部分を修正するのがいいかと思います。
色を塗るときはこだわらないのがコツ
色はさほどこだわらずに、それっぽく塗っています。
「瞳の色はもっと色が薄くて…」「この人髪の色はもっとこういう微妙な色合いが特徴だよ」みたいなこだわりが強すぎると、見る人の気が散ってしまうと思うからです。
「そこにこだわらないと似なくなる」という点だけ気をつけて、あとは「それっぽく、気を散らさないように」を心がけています。
今回はこんな感じです。
改めまして、有吉弘行さんお誕生日おめでとうございます!
世代的に、ヒッチハイクから白い雲のように、猫男爵、あだ名ブームを経てずっとテレビで観ています。いつもどこかに理性を残していて、大ブレイクしたときも再ブレイクしたときも巻き込まれないスタンスが魅力的だと思っています。
ますますのご活躍を楽しみにしています。