「似顔絵のコツ」をつかむためのコツは愛情と敬意

「似顔絵 コツ」で検索して来てくれる方が多いのですが、なかなか一言で言えるようなものではないなあと感じています。

愛情を持ってチャームポイントを観察する

コツをつかむためのコツはあるのですが、それは愛情と敬意だと思っています。

「そんなのコツじゃないよ……」と思われる方がほとんどだと思いますので、タイトル詐欺にならないようタイトルにも記しました。

技術的なコツとしては、描く対象の年齢や性別によっても変わりますので、これからもこのブログでさまざまな人を描き続けることで、少しずつお伝えしていければと思います。

こんな似顔絵描きにはならないぞと思ったできごと

その人の特徴をやたら誇張して描いてある似顔絵って、「その人の特徴をからかってるみたいでイヤだな……」「なんか悪意ない?」と思ったことないですか?

私はあります。バラエティ番組の似顔絵選手権みたいなので、山村紅葉さんの似顔絵を描くという企画でした。そこで「本人に怒られるかもしれないですけど」と半笑いで描いている似顔絵作家さんに対して、イヤな気持ちになりました。

子どもの頃ずっと好きで観ていた『赤い霊柩車シリーズ』

紅葉さんは目が大きく、その迫力と勢いで賑やかす役回りを演じられている山村美紗サスペンスドラマをよく観ていました。『赤い霊柩車シリーズ』の良恵さんが大好きです。

いわゆるマルサのお仕事をされていた経歴もある紅葉さんが、「おしゃべりでおやつばっかりたべているおばちゃん」という役を演じているのが、私はとても好きなんです。

育ちも良くて頭も良いのに、そんな三枚目やっちゃうんだ! というのが、なんだかすごくかっこよく思えたんです。爪を隠しまくってる感じが。

図々しくて野次馬根性丸出し、でもいつも明るく元気に仕事を楽しんでいる(おやつも食べるけど仕事もバリバリする)良恵さんを見ていると、大げさですけど「仕事って楽しそう!」と思えました。

あと、美人ぶったりするのがへたなところも好き。お母さんもたいへんな方ですし、ちやほやされてはきたと思うのですが、ぶりっ子し慣れてなくてどこか素朴な雰囲気があります。

若い頃はいかにも「七光りで出させてもらっています」という役回りが多かったですが、今ではオバサンの負の部分を巧みに演じる怪演女優さんでもあります。

昔は「あんなに楽しく仕事をする大人になりたい」と思いましたし、今は「底知れない何かを持ちながら爪を隠しまくるあんなおばちゃんになりたい」と思っています。

「いつか描きたい人」をいつも探し続けよう

山村紅葉さんの似顔絵をいつか自分でも描いてみようと思っていたので、今回描いてみました。

30年越しくらいの想いです。

いや、そこまで長くなくてもいいと思うので、やっぱり語っちゃうくらい好きな人を描くのがいちばん楽しくて嬉しいことかなと。

描いてみて今はうまく似なくても、「いつかもっと似せて描こう!」と思える人がたくさんいる人生、楽しいんじゃないでしょうか。

そしてそれは、私の考える「似顔絵のコツをつかむコツ」です。

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