デザイン本いろいろ読んでみたけどよく分からない。初心者向けのおすすめ本ってないの?
専門的な理論なんかどうでも良いから、今すぐ使えるデザイン本が欲しい!
とお悩みの人向け【ノンデザイナーかつデザイン初心者の自分が買って良かった参考書籍3冊】についての記事。
ノンデザイナーである自分には、今さらデザインについて一からていねいに勉強する猶予はない。
仕事でいい感じのデザインを明日までに作らなきゃいけないから、今すぐ手っ取り早くなんとかする必要があるのだ……。
デザイン本は世の中にたくさんあるしいろいろ読んではきたけど、「理論が小難しくて読むのがめんどくさい本」か「簡単で当たり前すぎて読むのがめんどくさい本」のどちらかになりがちだった。
中には「今すぐ使えるデザイン本」もあったので、デザイン初心者の自分が買ってよかった3冊について書きます。
【デザイン本】ノンデザイナー・初心者向け、おすすめ参考書籍3冊。
読んですぐに使える『あるあるデザイン』
読んですぐに、というか読み始めてすぐに役立つ&すぐに使えたのがMdNの『あるあるデザイン』だった。
もう有名すぎる本なのでいまさら紹介するまでもないけど、タイトル通り、「あー、あるある! そんな感じのデザインよく見るわー!」という感じの『あるある』なデザイン例が45種類も載っている。
"さんかく散らす"とか"水玉のせとく"など、ごくシンプルなテクニックが言語化されており、真似するだけで簡単に誰にでも玄人っぽいデザインが作れてしまう。
この「あるあるシリーズ」は他に『あるあるレイアウト すぐに使えて素敵に仕上がるデザインカタログ集』『あるあるタイポ。誰でもできる文字加工のデザイン集』がある。
どれもすぐに使えるので、
「仕事でフライヤーを作らなきゃいけない。でもおしゃれなデザインなんか思いつかないよ……」
「デザインの知識ないけど、自分で同人誌の表紙やブログのアイキャッチをいい感じにそれっぽく作りたい」
という人の即戦力になってくれてありがたい。
「〜デザイン」シリーズも『っぽくなるデザイン 誰でもできるかっこいいレイアウト集』『かわいいデザイン』など何冊か出ている。
かわいいデザインっていうと「かわいい=少女趣味、幼稚」というイメージがあって、それくらいなら自分にもできそうだと甘く見ていた。一応は私にも少女時代はあったのだし! と。
実際にやってみると難しく、ダサすぎて寒すぎて悲惨なことになった。かわいいにも技術が必要なのだと恥ずかしながらやっと思い知った。
同じくMdNの『かわいいデザイン』はたいへん助かったのでおすすめしておきたいです。
デザイン力の底上げに『なるほどデザイン』
上に挙げたのは「パラパラっと見てサッと真似すればOK」みたいな本だけど、もう少しだけじっくり取り組みたいなと思ったとき役に立ったのが『なるほどデザイン』。
サブタイトルにも"目で見て楽しむデザインの本"と書いている通り、眺めているだけでデザインの目が肥える感じ。ノンデザイナーにも伝わりやすいよう、感覚ではなく理屈をかみくだいて説明してくれてあるのもありがたい。
一冊丸ごと隅々まで丁寧なデザインで作られているので、手元に置いて何度も読み返している。
使うだけで垢抜けて見える『配色アイデア手帖』
配色はデザインにおいて重要なポイントなのだろうと思う。けど、自分はちょっとやそっと勉強したところでどうにもならなかった。
なので配色例がたくさん載っている『配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]』がたいへん心強い。
一冊持っておくと、イラスト、バナー、アイキャッチ画像、ハンドクラフト系の趣味など、何にでも使える。
同じ配色アイデア手帖シリーズの『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本[完全保存版]』は、和なテイストに特化している。
自分はこの3冊でした
自分が最初に買って今でも使っているのは、
- 目の前のデータが今すぐなんとかなる『あるあるデザイン』
- 少しずつ目を肥やすための『なるほどデザイン』
- おさまりのいい好みの配色がすぐできる『配色アイデア手帖』
この3冊。
「何も理論を知らない人が最初からひらめきとセンスでなんかすごいデザインを作れちゃう」なんてことは多分ない。
基礎を知り、理論を知り、王道を知って、そこから少しずつオリジナリティが出せるようになるのではないかと思う。この3冊はその土台になってくれている。