と悩んでいるノンデザイナーの人向け【同じくノンデザイナーの自分は、MdNのその名も『かわいいデザイン』という書籍が頼りになりました】という記事。
かわいい感じのデザインに仕上げたいけど、かわいいデザインってどんなの?どうすればかわいくなるんだろう?
パッケージデザインの仕事をしていた頃に「試しにもっと『えっかわいい〜!』みたいな感じにできますか?」という要望を受けたことがある。そのときは「ノンデザイナーの自分にとって『おしゃれ』とか『センスいい感じ』とかはハードルが高いけど『かわいい』なら簡単そう、私にもできそう」と安易に考えて了承したのだけど、すぐに自分の傲慢に気づいた。
自分は「かわいい」を舐めていた。「『かわいい』って200種類あんねん」だったのだ。
この世で「かわいい」がいちばん難しいのかもしれない。
かわいいデザインってどう作ればいいんだ? そもそもかわいさって何だ?
これは素直にプロのテクニックを学ぼうと、何冊か書籍を読んだ。そのうちノンデザイナーの自分にも使いこなせて助かったものをメモしておく。
MdNの『かわいいデザイン』が助かった
自分はMdNの『あるあるデザイン』を持っていて、これは何と言っても、
- シンプルで普遍性があり、あまり流行りに左右されないデザイン例がたくさん載っていた
- 真似してすぐにそれっぽいデザインが仕上げられる
というのがとてもよかった。
なのでまずは同じMdNの『かわいいデザイン』を買ってみたのだけど、これもやはり同じ効用が得られて助かった。
自分があまり通ってこなかったテイストのため、こういう引き出しがまったくないのでとても助かったのだ。
その他読んでみた書籍
▽『可愛くしてください!ふわっとしたデザインリクエストに応える本』Power Design Inc.
「高級かわいい」「ギャルかわいい」「ナチュラルかわいい」「かっこよかわいい」みたいな感じで何種類ものテイストの「かわいい」が載っている。テイストが確認できるからクライアントとの食い違いが防げそう。
▽『かわいい色の本 デザインと言葉の配色ブック』ingectar-e
わりと「シックでかわいい」配色がメイン。
配色本って実際に使いやすい配色例が少ないこともあるけど、これは全部使いやすい。淡いもの、ポップなもの、メルヘンっぽいもの、ロマンチック系……といろいろあるけど、どれも甘くなりすぎない。「押忍、自分、無骨なんで……かわいいとか分からないっス……」みたいな私でも照れずに使える配色。
「かわいい」は何種類もある
「かわいいデザイン」ってついつい軽く考えてしまっていた。
でも今は、むしろその人のセンスが全部丸見えになる、もっとも難しいことな気がしている。
ノンデザイナーの自分にとってはかなりハードルが高いので、プロのテクニックを真似するところから始めていろんな「かわいい」を見てアンテナを磨いていかねばと思った次第です。