似顔絵の参考になる写真ってどんなの?

ネットやなんかで業者に似顔絵を依頼すると、費用や用途、サイズなどの説明のあと、当たり前だけど「参考になる写真を送ってください」と言われる。

「と言われても、どんな写真を送ったらいいんだろう……」と戸惑っている人は参考にしてみてください。

「似てる似顔絵」を描いてもらうための写真とは?

業者(似顔絵師)もプロなので、どんな写真でも「そこそこ似てる似顔絵」を描いてくれる。でも、どうせなら「めっちゃ似てる似顔絵」を描いてもらいたいよね?

「そこそこの似顔絵」は例えば名刺に載せてもスベったみたいになるし、描いてもらうだけお金も手間も無駄になってしまう。

けど「めっちゃ似てる似顔絵」は印象も強いし、「あー、この似顔絵イイじゃん!」とホッコリをいただけるし、なんなら好感度も上がって良いことしかない。

そんな「めっちゃ似てる似顔絵」を描いてもらうためにはどんな写真を送ればいいか、ということについて。

なるべくくっきり顔が分かるもの

業者からはたいてい「なるべく大きく(解像度が高く)、くっきり顔がわかるものを送ってください」と言われる。解像度って? となると思うので、

「肌のキメが分かるくらい」くっきり写りの良い写真

という基準で選ぶとよい。

なので明度も十分明るいものがいい。

※なぜくっきりでなきゃダメかというと、似顔絵は「線を拾う」絵だから。ほんのちょっとの線の拾い方で似てる度が全然変わってきてしまうので、くっきり詳細に見える写真だとありがたい。

別の角度のものを複数枚

あと、「複数枚送ってください」と言う業者もある。

これは結婚式のウェルカムボードとかおじいちゃんの長寿祝いみたいな、にじみだす人柄まで描く必要があるような場合。

その人らしさというのは、真正面からの一枚きりでは掴めないからだ。

例として描いてみましたが架空の人物です

真正面顔:ほくろの位置やパーツのバランスを掴むために必要

真正面というのは、実はその人の雰囲気が最も出にくい角度。証明写真なんかもそうで、個人を識別するための事務的な情報にすぎない。

なので雰囲気を掴むというより資料として必要なのだ。ほくろの位置やパーツのバランスを把握するために必要な、「全体の見取り図」的なもの。特に、一度も実物を見たことがない人を描く場合、この見取り図がないと困ってしまう。

なので、あまり盛れていない写真でも大丈夫。資料と割り切って送っていただいて大丈夫。

ななめ横顔:顔全体の骨格を掴むために必要 ※超重要

ななめ横から見ると、鼻の形や頬骨の高さなど、その人の骨格が掴める。というかその人の個性は骨格に出るので、これがわからないとお話にならない。似顔絵においていちばん重要なポイントなので、ぜひななめ横顔の写真は送ってあげて欲しい。

また、耳やもみあげのあたりにもその人の特徴が出る。刑事さんは指名手配の犯人を見つけるのに、その人の耳を見るんだって。メガネで変装していても、髭を生やして口元が変わっていても、耳を見れば「あいつだ!」となるらしい。それくらい耳はその人の個性が出ちゃっているパーツなのだ。

(誤解されがちだが、正面からだと耳はほとんど見えない。)

後ろ姿:髪型に特徴がある場合にはそれも見せて!

髪を束ねていたり(ハーフアップやポニーテール、編み込みなど)、刈り上げやツーブロックが入っていたりする場合には横顔、場合によっては後ろ姿の写真も。

せっかくの特徴であり個性なので、似顔絵に活かしたい部分。

以前に女性を描いたとき、正面からの写真だけだったのでショートカットだと思い込んで描いたらポニーテールだったことがあった。

写真の明度が暗めだったこともあるが、「そんな勘違いあるかよ!?」と自分で自分に驚いたし、「ショートだと思って描いてしまったので描き直させてください」と言ったら「え!ポニーテールに描いてくれているように見えてた!」と向こうも驚いていた。「気に入っているから描き直さなくていいですよ」と……。もう本当に申し訳ありませんというケースもあった。(十分な明度は本当に大事)

髪型にこだわりがある人は特に、髪型がしっかりわかるような写真を送ってあげて下さい。

盛れてない写真でも大丈夫

写りがいい、「いわゆる奇跡の一枚」だけを送ってこられる方もいるのだけど、それだと結局似ない似顔絵になってしまう。

なので盛れてなくても大丈夫、というか、むしろ盛れてなくてもその人らしさが出ているほうがいい。

もし「お気に入りの写真をそのまま絵にしたい!」ということであれば、それなら似顔絵ではなく、「レタッチソフトで写真の雰囲気をそのまま油絵風に加工してもらう」とかの方がその写真を生かせるかもしれない。

キメ顔以外の素の顔もできれば欲しい

自分の「自分らしい表情」「写真に撮られるとき、つい作っちゃう表情」ってあると思う。いわゆるキメ顔、キメ角度が。

それは普段の「あなたらしさ」「キャラ」なので、似顔絵を描く上でとても参考になると思う。

でも、できればそれ以外の写真もあるほうがいい。同じ表情だけだとその人の本当の顔が掴めないし、自分が「盛れてない」と思う写真にこそあなたらしさがでているかもしれないので。

顔出しSNSがあれば、それが資料になる場合も

なんなら、facebookなどその人が顔出ししているSNSがあれば、そのアカウントを教えていただくという手もある。

「えーめんどくさい。もうどんな写真が参考になるかわからないよー、SNSにいろいろ載せてるから参考になるやつを自由に見て」という感じで描かせてもらったことが何度かあるけれど、これはお互い超ラクチンだった。

仲間で撮ったスナップ写真や、素のときに誰かが勝手に撮った写真など、いい具合でその人らしさが出ており、とても参考になる。(逆に、同じ角度の自撮りがほとんどだとあまり意味がない)

似顔絵師を信頼して身を委ねてみよう

似顔絵の依頼をする方でも、自分の素顔を描かれることに抵抗がある人は意外と多い

似顔絵って、描かれる側はどうしても構えてしまうのかもしれない。「描くならこの顔で描いて!」と武装したくなるというか。

それもいいのだけど、似顔絵を描いてもらうとなったら信頼して身を委ねてしまうのもいいのかなあと思う。

自分でいいと思っていたキメ顔より、もっと自分らしくてイイ表情を見つけてもらえるかもしれない。それにたぶん「めっちゃ似てる!」って言われるような似顔絵ってそっちだと思うし。

まとめ

どんな写真を送れば「めっちゃイイ!」と言われる似顔絵を描いてもらえるか。

  • ななめや横顔、ときには後ろ姿などいろんな角度のを入れとく
  • 知らないうちに勝手に撮られたスナップも入れとく
  • 盛れてない! と思っても素の顔を一枚入れとく
  • 真正面顔は全体の見取り図感覚で一枚入れとく
  • どれもできたら明るくて大きい写真でお願いします!

写真はいろんな角度や表情など、雑多にあればあるほど似顔絵師は助かる。

「似顔絵にどんな資料が欲しいか」「なぜそういう写真が欲しいか」と言うのは、絵を描かない方には分かりづらいことだと思うので、参考になれば嬉しいです。

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