「AdSenseポリシーが変更されました」というメールが届いたけど、結局どういうこと? なにか修正の必要があるの?
という人向け、【AdSenseポリシーが変更されて「ポリシー違反」と「制限事項」に分かれました。以前はポリシー違反になったことも、記事に書けるようになったようです。】という話。
9月30日にGoogleから「重要なお知らせ:AdSenseポリシーが変更されました」という仰々しい件名のメールが届いた。
結局どういうことなの? このままじゃやばいの? 何かする必要があるの? とビクビクしつつ調べてみたら、「一般的なコンテンツなら別に何もしなくていい」ということみたい。
ただ、AdSenseのポリシーは確認しておいたほうがいいよなと思ったので、自分用にまとめておくことにした。
「制限事項」と「ポリシー違反」が別物になった
たとえば、今まではアルコールやタバコ、薬物などのコンテンツは「ポリシー違反」だった。そういうことを書いた記事に広告を貼ってはいけなかったし、最悪アカウント停止になることもあったようだ。
しかし今回の変更で「制限事項」に当たるコンテンツと「ポリシー違反」に当たるコンテンツが分けられた。
「制限事項」であるアルコールやタバコに関するコンテンツがページに含まれていても、ポリシー違反ではなくなる、ということ。
もちろんこういったコンテンツを含むページでは、広告が制限されることがあるけれど、広告が制限されても良いなら修正する必要もないということ。
「Googleサイト運営者向け制限事項」に当たるコンテンツ
「お酒や銃に関するウンチクを記事にしたかったけどポリシー違反になるからガマンしていた」という人も、これからは「ポリシー違反」ではなく「制限事項」になるので、広告制限はあるものの自由に書けるようになる。
※「制限事項」に当たるコンテンツ
- 性的なもの
- 衝撃的なもの
- 爆発物に関するもの
- 銃に関するもの
- 銃の部品や関連商品に関するもの
- そのほか武器に関するもの
- タバコに関するもの
- 危険ドラッグに関するもの
- アルコールの販売と乱用に関するもの
- オンラインギャンブルに関するもの
- 処方薬に関するもの
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するもの
「Googleサイト運営者向けポリシー」に含まれるコンテンツ
一方「ポリシー違反」に当たるコンテンツを含むページの収益化は禁止されている。広告を設置するとポリシー違反だと判断されてアカウントが停止されるので、今まで通り注意が必要。
※「ポリシー違反」に当たるコンテンツ
- 違法なもの
- 児童の性的虐待や小児性愛に関するもの
- 露骨な性的描写を含むもの
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 知的財産の不正利用
- 絶滅危惧種を原材料とする商品を宣伝するもの
- 危険、または中傷的なもの
- 不正行為を助長するもの
- 不適切な表示を含むもの
- 悪質なソフトウェア、望ましくないソフトウェア
- 国際結婚の斡旋に関するもの
こうやって見ると「禁止で当たり前だろ、そりゃ違反だわ」という感じ。
ポリシーセンターの表示もちょっと変わる
AdSenseポリシーセンターのページも少し変更される。
ポリシー違反の場合は[要修正] 、制限事項に該当する場合は [広告配信ステータス]と分けられて、必要があれば修正して再審査をリクエストすることになる。
普通のコンテンツなら気にしなくてOK
つまり、今までのAdSenseポリシーを把握した上で一般的なコンテンツのサイトを作ってきた人は何もしなくてOKということ。
ただ、こういうルールは時流によっても随時変更されるので、Googleからのメールなどは溜めずに目を通すようにしている。