「虫除け対策にクローブを使ってみたけど効果がなかった!」
な人向け【私がやってみて効果があったクローブの使い方・量・置き方をまとめました。クローブを置いて終わりではなくて、最低限の掃除もしておくといいみたい。】という記事。
うちは古い田舎の一軒家であまり掃除も行き届いているとは言い難く、春先から秋の終わりまでゴキブリが断続的に出ていた。けど2019年からクローブ(clove)というスパイスを置くようになって目撃ゼロを更新し続けている。
「うちもクローブ置いてみたけど効果なかったよ……」という人の参考になることがあったらうれしいです。
なぜゴキブリ対策にクローブがいいのか
まず、私がクローブを使い始めた理由&今でも使っている理由は、
- Gの苦手な匂いで最初から寄せ付けない→Gの姿を見なくてすむ
- スパイスであって殺虫剤ではない→食品庫や食器棚にも使える
- 置き型殺虫剤と比べて割安→うちの場合はコストが半額ほどに抑えられている
こんな感じ。かつ、いい香りだし効果も長め。
オレンジにクローブを刺して作る「ポマンダー」というものがあるけど、それの超簡易版のつもり。
効果のあったクローブバッグの作り方
うちではこの、お茶パックにクローブを詰めたものをクローブバッグ(clove bag)と呼んでいる。なのでここでも便宜的にそう書く。
必要な材料と用意するもの
一つだけポイントかなと思うのが、クローブはお料理に使うパウダーではなく砕く前のまるごと(ホール)のものを使う。パウダーだと香りがすぐ飛んでなくなってしまうので。
クローブは100gあれば足りて、あまった分はお料理やチャイなどにも使っている。
私が毎年購入するのは「神戸スパイス」さんのクローブ。ちょうどいい量で安価、かつ送料無料なので毎年楽天で購入している。
クローブホール 100g マダガスカル産,神戸スパイス,送料無料
少し多めに買いたい場合、「ヒマラヤ貿易」さんのクローブは大容量&割安で買える。
お茶パックはドラッグストアやスーパー、100均でも売っている。なんでもよい。
クローブバッグを作る手順
お茶パックにクローブをカレースプーン1杯程度を詰め、入れ口を折り返すだけ。
クローブバッグはいくつ作ればいい?
作る数は、うちでは部屋数×5くらい。(トイレや洗面所を含む)
かつ、キッチンや洗面所など水場は多めにしている。
余ったクローブは煮込み料理やピクルス、私は特にチャイに使うのが好き。密封して保管しておけば来年また使える。(※冷蔵庫や冷凍庫だと霜がついてしまうので冷暗所で保管するのがいいそうです。)
クローブバッグを設置する場所
設置する場所は、
- なるべく床に近い、壁の低いところ
- 家具の陰や、うすぐらいところ
- 家電の裏など、冬でも温かいところ
- 普段の掃除機がけの邪魔にならないよう、壁にマスキングテープで貼っとくと便利
フン(ゴマくらいの大きさの黒い粒々)を見つけたらそこがたまり場。
キッチンのおすすめ設置ポイント
クローブはキッチンのどこにでも気軽に設置できるのが最大のメリットだと思う。うちでは香りが他の食品や食器に移るとかはなかった。
洗面所のおすすめ設置ポイント
Gは水が大好きなので、水気の多い洗面所や脱衣所にも多めに置く。落ちた髪の毛もエサになってしまうので、こまめに掃除もする。
リビングや寝室のおすすめ設置ポイント
「香りは気にならない?」「クローブの香りが苦手……」
クローブの香りは甘いようなスパイシーなような独特なもので、チャイを飲んだことがある人なら想像がつきやすいかも。私は毎年使っているうちにこの香りが大好きになってきて、落ち着く天然の芳香剤としても楽しんでいる。
でもクローブの香りがどうしても苦手、という人もいるかもしれない。
うちでも父が「この香りがどうしても無理」というタイプ。
そこで父の部屋だけゴキのテキ という防虫剤を使ってみているんだけど、これも効果はいい感じ。オレンジ油が配合されていて、グレープフルーツっぽい香りにも感じる。
これならあまり好き嫌いのない香りだから使いやすい。
「効果はどれくらい?」「取り替え期限は?」
以前は一年に一度取り替えることにしていたけど、今は半年で取り替えてみている。
毎年虫が出始めると言われる【啓蟄】(3月頭)にクローブを設置して、半年後の9月に取り替える感じ。9月はまだまだGシーズン真っ盛りだし、なんなら家電の裏や物陰に潜ませないために、寒くなりはじめの時期もクローブが重要なのでは? と考えたから。
クローブの効果を最大限引き出すための掃除のコツ
「クローブを置いたからこれでどんなに不潔にしてもGは来ないぜ!」というわけではない。
食べこぼしを放置しない
いくら嫌いなクローブの香りがしていても、それ以上に美味しそうな食べこぼしや油汚れがあればGは来る。
- 食べこぼしを放置しない
- コンロの油汚れを放置しない
キッチンいつも全部ピカピカにするのは大変だけど、最低限食べこぼしとコンロの油汚れに気をつけるようにしている。
水濡れを放置しない
またGは水が大好き。ちょっとの水があるだけで生きることができてしまう。
ただ活動するのはもっぱら夜なので、
- キッチンや洗面所は、寝る前に軽く水を拭っておく
家族の中で、使った最後の人が拭く習慣をつけるとベストだと思う。
フケや髪の毛、爪など、体から出るゴミを放置しない
フケとか髪の毛などのタンパク質のゴミもエサになる。
- 普段から適度に掃除機をかけ、タンパク質のゴミを床に放置しないようにする。
と言ってもうちでは掃除機は週に一回かける程度だけど、これでも大丈夫です!
クローブの効果がなかった! という人向けまとめ
クローブ置いたけど効果がなかった……という人の参考になることがあればうれしいです。
- クローブは粉末ではなくホールのものを使う
- 床に近いところ、暗くて湿っているところ、冬も温かい家電裏へ設置する
- クローブを置いたあとは最低限の掃除をする(特に髪の毛、水、食べこぼし)
うちもあまり掃除の手が回りきらないのだけど、それでもクローブを置いて週に一度の掃除機程度で遭遇ゼロになっている。
相手の習性を知ると少しの労力で効果が上がり、今はやみくもに神経質にならなくてすんでいます。