あんしん補償目当てで「FReeNANCe(フリーナンス)」に登録してた

フリーランスで絵の仕事をしていて、もしパクリ騒動に巻き込まれたらその損害をどう弁償したらいいんだ……こわい……

フリーのデザイン業で印刷トラブルがあったとき、再印刷の費用ってどうなっちゃうの? こわい……

と不安な人向け【私はお守り代わりに「FReeNANCe(フリーナンス)」に登録していました】という記事。

フリーランスでいちばん不安だったことは「トラブル」

フリーランスで不安なことや心配なことは人によっていろいろあると思うけど、パッケージデザインの仕事をしていた自分の場合は「もしパクリ認定されてしまったらどうしよう」「もしデータトラブルで刷り直しになったらそのお金は誰の責任になるんだろう」というのがいちばん不安だった。

ある取引先の担当の人がろくに確認もせずこっちに責任を押し付けてくるフシがあり、どうにも信用できなかったのだ。「いざというとき絶対に迷わず私に全部押し付けるだろうな」と感じていた(こちらがフリーな時点でそもそも守ってもらおうとは考えていないけど、私に責任があること以外も全部押し付けられそうでそこが気に食わなかった)。

だから最低限、自分の身を守るために、その取引先と仕事をしていた数年間だけ「FReeNANCe(フリーナンス)」に登録していた。

「FReeNANCe(フリーナンス)」とは

「FReeNANCe(フリーナンス)」というのは、一般的には請求書を買い取ってくれて即日現金化してくれるサービスとして認識されていると思う。ギャラの振り込みって平気で数ヶ月後になったりするのでみんな資金繰りで困るのだけど、こういった請求書買い取りサービスを利用するとお金の融通が利くので動きやすくなる。

たとえば「仕事を請けるのに必要経費がかかるけど、前の仕事の振り込みがまだ当分先になるから資金繰りが苦しい」みたいなことは、よっぽど経営が安定しない限りずっとつきまとう。また取引先によって締日や支払日もまちまちで「アレの支払いいつだっけ?」「こっちの会社はいつだっけ?」と煩雑にもなりがち。

自分の場合は完全なフリーではなかったのでまだマシではあったけど、それでも資金繰りの心配や入金を確認する面倒さというのはあった。

そこで見つけたのが「FReeNANCe(フリーナンス)」だったのだけど、中でも付帯の「あんしん補償」というサービスがそのときの自分にぴったりだったのだ。

付帯の「あんしん補償」が魅力的だった

「FReeNANCe(フリーナンス)」には、フリー(無料)、レギュラー(毎月590円/年払いだと毎月490円)、プレミアム(毎月1200円)と3つのプランがあり、フリーには最低限の「あんしん補償Basic」が、レギュラー以上には「あんしん補償」が付帯している。

  • あんしん補償Basic……仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故を最高5,000万円まで補償してくれる。業務遂行中の事故、受託物の破損など。
  • あんしん補償……「情報漏洩」や「著作権侵害」、「納期遅延」など、ミスにより起こりうる業務上のトラブルにも対応。ウイルスで情報漏洩して損害を出した、著作権侵害で損害賠償請求を受けたなど。(従来の保険では取り扱うことが難しい)

「あんしん補償Basic」の補償内容は私にはそこまで関係はないけど、「あんしん補償」のほうはまさに私が不安な部分をカバーしてくれる補償。「だよね! みんなそこが不安だよね!?」とちょっと嬉しかった。

なので、くだんの取引先と仕事をしている期間は「あんしん補償」の付帯する「FReeNANCe(フリーナンス)」のレギュラープランに登録することにした。

お守りになってくれていました

デザインの仕事をする前は「いやいや著作権侵害なんかしないよ、するほうがバカじゃん」と思っていた。

のだけど、実際業務に忙殺されてみると参考にした資料と作成データがうっかり似ちゃうことがあったり、フリーだと思って使ったものがフリーじゃなかったりと、ヒヤッとすることもゼロではない。他にもPCがウイルス感染して情報を漏洩させたり、システムを納品する業務の場合はシステムの欠陥で相手に損失を出したり、ということも考えられる。

幸いなことに何もトラブルは起こらなかったわけだけど、ギャラも即日払いになるし、未払いトラブルもなくなった(以前は遅れや踏み倒しもあったのでこれはかなり助かった)し、そして「何かあっても相談できるところがある」という安心感で、メリットの方がかなり大きかった。

フリーで安心して働いていくなら自分は何が不安なのか&どんなサービスが必要なのかをハッキリさせて、それを補えるサービスを積極的に探していくのって大事なんだなと感じた次第です。

フリーランスの請求書を即日払い【FREENANCE】

ちなみに自分が愛用している『なるほどデザイン』とデザインが同じ方(Noritake氏)なのも親しみを感じました。

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