
「似顔絵で男女の描き分けがうまくいかない」
「美形の男を描くと女みたいになっちゃう」
という人向け、【男女の描き分け】についてまとめた。
「男性を描くのが苦手……」という人はけっこう多い。
特に美形の男性を描くと女みたいになっちゃう……という人向けに、【ここを意識すると美形でも男っぽくなるよ】ということについてまとめている。
ローラと双子のお兄さんを描き比べてみる
いいともだったか、ローラさんに双子の兄がいるというのを写真付きで公開していたのを観たんだけど、そっくりなのにちゃんと男女だった。
いかにもいかついって感じじゃなく男っぽさを出すにはどうしたらいいのか、というのを、二人を描き比べて考えてみる。
男女の違いは骨の大きさと顔の脂肪

二人は骨格もそっくり。
でもお兄さんの方が少し頭蓋骨も大きく、エラやアゴが目立っている。
男性の方が骨が大きいことと、顔の脂肪が女性よりも薄いことで、エラとアゴがしっかり見えるのだ。
なので頬骨もとがりぎみになるし、ほお、鼻すじも直線的になる。
くちびるなどのパーツも、女性より硬め。
あと男にしかないのどぼとけ。
逆に女性は、骨も小さくてアゴやエラは目立たない。
いくらスリムでも、女性は顔の脂肪が男性よりは多くて、全体的に曲線的な印象になる。
色を塗るときの男女の描き分け
色を塗るときも男女の違いを意識するといいと思う。

男性に色を塗るときは、くちびるに色を乗せない方が硬さがでて男性らしくなる。
(載せるなら赤みを抑えて肌色のワントーン濃いやつとか。)
男性を描くときに押さえるポイント、まとめ
とにかく、どんなに美形でも女性とは骨格が違うということを意識する。
- 頭蓋骨の大きさを意識する
- エラとアゴを四角く、大きめに
- ほおを直線的に
- くちびるに色を乗せない
例えば若い男性アイドルなどの似顔絵を描くときは、ついほおも丸くしてしまいがちだし、くちびるも綺麗な色に描いてしまいがち。
確かに女の子みたいにかわいい男の子も多いんだけど、だからつい可愛く描いちゃうんだけど、やっぱり女性に比べると直線的で硬め。
「男の似顔絵を描いても、どうしても女の子みたいになっちゃうよ」という人は、男女を並べて描いてみると違いがはっきり分かるのでおすすめ。
(男女に関わらず、うまく特徴がつかめないときは、誰か他の人と並べると見えやすくなる。)
小学4年くらいに第二次性徴が始まるので、それより上の男の子は骨格の違いを意識して描いてみるといいと思う。
それ以前の男の子は、また別のコツがある。
子どもや赤ちゃんを描くコツはこちら。