【動きのある絵が描ける】クイックスケッチで絵を描く喜びを思い出す。

「動きのある絵が描けない! 自分の絵のログを見ると全部似たようなポーズになっちゃってる。もっと動きのある絵が描けるようになりたいんだけど、どんな練習をすれば良いのかな……」

という悩みに対して、この記事で【動きのある絵を描くにはどんな練習がおすすめか】ということについてまとめている。

自分は同人活動もしていたんだけど、ハマったはいいが描くのに困ったのがバトルものやスポーツアニメだった。

本気を出した同ジャンルの精鋭オタクたちと取り組んでいたのが"クイックスケッチ"

この記事では【クイックスケッチの練習法】【おすすめ参考書籍】について紹介する。

クイックスケッチの練習法

クイックスケッチとは、基本的には"動いている人を短時間で描く練習法"

静止しているモデルを描くこともあるけど、ポーズを取るのではなく動きの途中で止まってもらう感じ

どこに重心がかかっているか、体にどういうひねりが加わっているかなど、"動きをとらえてその一瞬を切り取ること"を目的としたものだ。

クイックスケッチをするなら主にこんな方法がある。

  • ワークショップなどでモデルをスケッチする
  • 映像をコマ送りしながらスケッチする
  • 書籍のスケッチ集を模写する

ワークショップでモデルをスケッチする

日本では立中順平氏のワークショップが有名。

スポーツアニメのアクション作画監督をされている方で、ユーリ!!!on ICEのオープニングはまさにクイックスケッチの手法で作られている。

立中氏は「絵を描くことの楽しさを思い出す」ということをコンセプトにしているので、プロから趣味の人まで参加者の層も幅広い。

もちろん、同人作家や私のような"絵が上手くなりたいオタク"も静かにまぎれ込んでいる。

※今は新型コロナの影響でお休み中だけど、『たてなか流クイックスケッチ塾』のスケジュールはこちら→ボーンデジタルワークショップのお知らせ

映像をコマ送りしながらスケッチする

これも立中氏が実際に行なっている手法。

静止してポーズを取っている人ではなく、一連の動きをコマ送りで静止しながらスケッチすることで、前後の動きやストーリーが想像できる絵になる。

元ディズニーアニメーターならではの発想だと思う。

書籍のスケッチ集を模写する

「モデルや映像でクイックスケッチをしてみても、イマイチ動きがとらえられない……」

そういうときには"スケッチ集の模写をする"という練習法もおすすめ。

スケッチ集は買って眺めるだけでは意味がないので、イラスト塾を主宰する指導者の中には「買った本は全部模写しろ」という人もいる。

立中順平『スーパースポーツデッサン』増補改訂版 2018年

"クイックスケッチ塾"立中氏の、スポーツに特化したスケッチ集。

初版は2008年だが、増補改訂版が2018年に出版されている。

立中順平『たてなか流クイックスケッチ』2019年

「描きたいものを楽しく描く」ということをコンセプトにしたスケッチ集。

初心者や、思うように描けず心が折れかけている人におすすめ。

ロン・ハズバンド『クイックスケッチ』2015年

ディズニーのアニメーターであるロン・ハズバンド氏のこれも定番。

栗田唯・MAKO『だれでも描けるiPadクイックスケッチ』2019年

ぽっちゃり女性やカンフー、緊縛などバリエーションが多い。

「iPadで」とうたっているけど特にiPadやデジタルの意味はないので、普通にスケッチ集の書籍として使える。

こういうスケッチ集のレビューに多いのが、「絵が上手い人のスケッチがたくさん載ってるだけで参考にならない」というコメント。

そりゃ模写もせず眺めるだけでは何も意味ないわ。

っていうか眺めるだけでなぜ上手くなれると思ったのか。

いかにみんな買うだけで模写をしないかが分かる。

絵に疲れた人にクイックスケッチをおすすめする理由

クイックスケッチの効果は"動きのある絵を描けるようになる"ということだけではない。

そもそも絵を描く喜びというのは、"自分の表現したいことを思い通りに描けた!"ということだと思う。

しかし実際は、正確な人体を描くことに囚われすぎたり、線のきれいさ、流行りの絵柄などに振り回されて「自分はやっぱり下手くそなんだ……」と疲弊しがち。

そういうときにクイックスケッチに立ち戻ることで、描きたかったポーズが描けたり、表現したかったことが描けたりすることで、絵を描く喜びを思い出すことができるのだ。

好きなスポーツ、アクションシーン、アーティストのライブ映像など、楽しくスケッチできるものから気軽にやってみるのがいいと思う。

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