【動きのある絵が描ける】クイックスケッチで絵を描く喜びを思い出す。

「動きのある絵が描けない! 自分の絵のログを見ると全部似たようなポーズになっちゃってる。もっと動きのある絵が描けるようになりたいんだけど、どんな練習をすれば良いのかな……」

という人向けに、クイックスケッチという練習方法・参考書籍についてまとめている。

自分は同人活動もしていたんだけど、ハマったはいいが描くのに困ったのがバトルものやスポーツアニメだった。

本気を出した同ジャンルの精鋭オタクたちと取り組んでいたのが【クイックスケッチ】。

この記事ではクイックスケッチの練習法(難易度3段階)と参考書籍について紹介する。

クイックスケッチの練習法

クイックスケッチとは、基本的には「動いている人を短時間で描く」という練習法

静止しているモデルを描くこともあるけど、そういう場合もポーズを取ってもらうのではなく動きの途中で止まってもらう感じ

どこに重心がかかっているか、体にどういうひねりが加わっているかなど、"動きをとらえてその一瞬を切り取ること"を目的としたものだ。

クイックスケッチをするなら難易度順にこんな方法がある。

  • ワークショップなどでモデルをスケッチする
  • 映像をコマ送りしながらスケッチする
  • 書籍のスケッチ集を模写する

ワークショップでモデルをスケッチする

いちばん難易度は高いけど、ワークショップなどで生身の人間を描くという練習方法がある。

日本では、スポーツアニメのアクション作画監督をされている立中順平氏のワークショップが有名。

「絵を描くことの楽しさを思い出す」ということをコンセプトにしていて、ワークショップにはプロから趣味の人まで参加者の層も幅広い。私のような"絵が上手くなりたいオタク"も静かにまぎれ込んでいると思う。

※今はご時世的にお休み中だけど、『たてなか流クイックスケッチ塾』のスケジュールはこちら→ボーンデジタルワークショップのお知らせ

ただ、生身の人間が動いているところを描くのって慣れるまでがなかなかにたいへん。

自分も学生時代にやっていたことがあるけど、動くからうまくとらえられないし、くちゃくちゃっとしたものが描けるだけで「描いたぞ!」という達成感もないし、いちばん苦手意識があった。

(たてなか流ではないけど何十年越しでワークショップに参加したときも、やっぱり苦手意識はそのままだった。)

動くものを見て描くのなんて無理だよ、言っていても、やってみると意外と得意だった(自分に合ってた)という人もいるので、やってみないと分からないです。

あと「もっとこう描きたい! 私はまだまだだぞ!」というモチベ上げにはすごくいいと思います。

映像をコマ送りしながらスケッチする

これも立中氏が実際に行なっているという手法。

静止してポーズを取っている人ではなく、一連の動きをコマ送りで静止しながらスケッチすることで、前後の動きやストーリーが想像できる絵になる、というもの。

私が主にやっているのはこの方法。これなら、止まってるから描ける!

YouTubeやTVerで推しの映像を使ってできるので喜びが大きい。手軽です。

書籍のスケッチ集を模写する

「モデルや映像でクイックスケッチをしてみても、イマイチ動きがとらえられない……」という人もいると思う。

そういうときにはスケッチ集の模写をするという練習から入ることもできる。

動いているものをとらえるのは難しいし、静止していても三次元(立体物)を二次元(平面)に描き写すことがそもそも難しいので、だったら二次元(平面)に描いてあるものをそのまま二次元(平面)に描き写す、ということです。

立中順平『スーパースポーツデッサン』増補改訂版 2018年

立中順平『たてなか流クイックスケッチ』2019年

ロン・ハズバンド『クイックスケッチ』2015年

栗田唯・MAKO『だれでも描けるiPadクイックスケッチ』2019年

※「iPadで」とうたっているけど特にiPadやデジタルでなくても大丈夫です。

絵に疲れた人がやってみる元気になるかも

そもそも絵を描く喜びというのは、"自分の表現したいことを思い通りに描けた!"ということだと思う。

しかし実際は、正確な人体を描くことに囚われすぎたり、線のきれいさ、流行りの絵柄などに振り回されて「自分はやっぱり下手くそなんだ……」と疲弊しがち。

そういうときにクイックスケッチに立ち戻ることで「描きたかったポーズが描けたり、表現したかったことが描けたりすると楽しいよ、絵を描く喜びを思い出そう」というのがたてなか流なんだと思う。

好きなスポーツ、アクションシーン、アーティストのライブ映像など、自分が好きなもので練習できるのもいいよね……。何度コマ送りしても飽きないくらい、大好きな題材があることも重要かもしれません。

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