描きかけのイラストに「飽きた」と書いちゃうの、いいこと一個もない

「描きかけのイラストに"飽きた"って書いてアップしちゃうのって、どういう心理なの?どうリアクションすればいいの?」

「"飽きた"って中途半端なイラストをアップすると、見る人にはどんなふうに受け止められるの?」

それっていいこと一個もないですよねっていう記事。

「描きかけだけどもう完成しそうにないし、でもここまで描いたからもったいないしとりあえずSNSにアップしとくか」みたいな感じでTwitterやpixivにアップする人も多いと思う。

自分はそういうのも別にいいと思っている。上手い人の描きかけには興味があるし。

けど「"飽きた"って一言が添えられていると戸惑う」と言っていた人がいて、それはもっともだなと感じたので記事にしている。

描きかけのイラストに「飽きた」と書いちゃうの、いいこと一個もない

下書きだけのイラスト、下地だけ塗ったイラスト、ネームだけのマンガ、そういったものにも私は興味がある。

憧れの絵師が「納得いくまで描き直してからアップしたいので半年後になるかも」と言っていたら「うう〜ん全力投球なの本当に尊敬するし嬉しいけど、その段階でいいから今見たい気持ちもちょっとあります!(早口)」と思っちゃうかもしれない。

でも、描きかけのイラストに「飽きた」とか「あきた\(^o^)/」とか書かれていると引っかかる……あれってどういう意味なの? と言っていた人がいて、ハッとさせられた。確かに。勝手に絵を描いといて「飽きたからやめた」と言われても、どう反応すればいいかわからないよなって。

描く方にとっては、

  • 本当に単純に飽きた
  • 疲れた、時間がない
  • もうこれ以上描けない(顔しか描けない、手が描けないとか。技術的な問題)
  • 途中のここまではいい感じ(自分比)だから仕上げて変になる前にアップしちゃお

くらいの気持ちなんだと思う。

でもそれを「飽きた」「あきた\(^o^)/」と書かれると、ちょっと誤解を生むかもしれないよねって話です。(今オワタの顔文字使う人あんまいないと思うけど)

また、絵をきちんと仕上げないクセがついてしまうと、自分の粗に気づきにくく上達もしにくいし、人の目も惹きにくいので見てもらいにくくなる。

まさにいいこと一個もない。

「私の好きなキャラ、途中で描くの飽きちゃったんだな……」

好きな絵描きが自分の推しキャラを描いていた! けどガシャガシャっとした線でアタリだけ取って「飽きた」で途中で終わっていると、ちょっと寂しくなるんじゃないだろうか。

「この絵師さんはあんまりこのキャラ好きじゃないんだな」と感じてしまうと思う。

オリジナルのイラストならいいとしても、二次創作というのはそのキャラの原作ファンもたくさんいる。あまつさえ、本来なら人様に権利があるキャラを借りて描くわけだ。

「"飽きた"と書かれるとなんか戸惑ってしまう」と言っていた人も、キャラに対して投げやりで粗雑な印象を受けてしまい、その辺りが引っかかったのかもしれない。

確かに、推しキャラを「あきた\(^o^)/」で終わらされると、愉快な気持ちにはならないと思う。(モヤッとした経験ある人、他にもいるんじゃないかしら。)

「どうリアクションしたらいいのかわからない……」

「飽きた」ということは、文面通りに受け取れば「この絵は描きかけで、これ以上描くつもりはありません」という意味に受け取られると思う。

「そうですか……」としか言えない。「どうリアクションしたらいいのかわからない……」というのももっともだ。

描きかけで飽きたと言っているのに「いいね」をしたら失礼なのか、完成したところをぜひ見てみたいと感じても「続きが見たいです」とリプするのも失礼なのか。

SNSにアップしたということは見せたいんだろう、とは思っても、見る方としてはスルーするしかない。確かに「戸惑う」の一言に尽きるかも。

もうちょっと言葉を足しておくといいかも

「描きかけはSNSに載せるな! 絶対完成させるべき!」というわけでは決してない。

時間がなかったり途中でどうしても描けなくなったりする(けどもったいないからアップしたい)というのはよくわかる。それに上手い人の下書きや途中経過はとても勉強になったりするし、私は「ボツでもしまい込まないでぜひ見せてくださいー!」と思う派。

ただ、上にも書いたけど「飽きた」の一言で済ませてるけど実際は、

  • 本当に単純に飽きた
  • 疲れた、時間がない
  • もうこれ以上描けない(顔しか描けない、手が描けないとか。技術的な問題)
  • 途中のここまではいい感じ(自分比)だから仕上げて変になる前にアップしちゃお

くらいにいろいろバリエーションがあると思う。

なのでもう少し言葉を足すことで、見る人との齟齬がなくなるんじゃないだろうか。

「時間がないのでこの絵はここで終了」「目の健康のために30分だけ描いて終わりです」などと書いてあれば「それなら無理なさらず」「お大事に」で済む。

「手が描けないからここまで」「これ以上描けないからここまで」とハッキリ書くとか。ちょっと情けないと感じるかもだけど、手が描けないなど技術的な問題は見る人にはけっこうバレているので大丈夫。

「装備描くの途中で心が折れました……!」と素直に書いてもいいと思う。

そうしたら、もしかしたら見た人が「誰々の装備多くて細かくてたいへんそうですもんね……今お着替えの途中なんだと思ってワクワクすることにします」とか言ってくれて、なんだこの思いやりとユーモアにあふれたコメントは……! すてき……! となって嬉しくてもりもりモチベが上がって完成させたくなるかもしれない。(これは私の実体験です)

素直に「これ以上描けませんでしたわ」と書くと、見る人も素直にリアクションしてくれて、そこから何かが生まれたりすることもある。

描く人と見る人の間でいらん齟齬はないほうがいいよなあ、と思ったのでこんな記事を書いてみました。

SNSは文字しかない世界だから、なるべく言葉を尽くして正確に伝えていくほうがいい。と、私も改めてふんどしを締め直している次第です。

※このブログを書いている高橋がTwitterを始めました。 → @tkhs_bsdz

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