「途中で飽きて絵を完成させられない…」→描きかけで放置しとこ。

「絵を描いていても、途中で飽きてしまって完成させられない……」

という人向け、

  • どうして途中で飽きてしまうのか
  • だったらどうしたら飽きずに作業できるのか

というのを考えてみた記事。

具体的には、

『敢えて描きかけの状態をいくつか放置しておく』という解決策が自分には合っていた。

私の場合の「絵の途中で飽きちゃう理由」と解決策

もちろん今でも「途中で飽きちゃう」ということはあるけど、以前はもっとひどいものだった。

昔の自分の「絵の途中で飽きちゃう理由」を一言で言うと、

「手癖でノープランで似たようなものしか描かないから、ワンパターンになって飽きる」

自分で言っててけっこうグサッとくる。

「解決策としては、テーマを決めて描けばいいんだろうけどな……」とは思うものの、具体的にどうすればいいか分からないしなんか難しそうだし、長いことうやむやにしていた。

試行錯誤の途中だけど、自分の場合は一コマ漫画を意識するようにしてみている。

一コマ漫画といってもオチてなくてもよくて、一枚の中にささやかでいいのでストーリーを作るようにしてみるというか。手癖も出にくいしワンパターンにも陥りにくい。

はっきりとストーリーがある、要するにテーマがある絵だと見た人も反応しやすいのか、感想をもらうことも増えたように感じる。

それでも飽きちゃう場合にはどうするか。

それでも飽きるときは「描きかけのまま放置」。

「手癖でノープランで似たようなものしか描かないから、ワンパターンになって飽きる」という根本的なところは改善する必要があるとして、それでももちろん飽きることはある。

作業自体に飽きたらとりあえず描きかけで置いとく

絵を描くって細かい作業の連続で、衣装や装備、絵柄とかが複雑な場合はもっと負担が増える。

飽きたな、しんどいな、となっているのにそれ無理して今仕上げる必要はあるのか? かえって質が落ちるんじゃないのか? あとで描き直すの自分だよね?

と思ったので、自分は最近、描きかけのまましばらく置いておくことにした。

なんか上手く描けないな、というときも描きかけのまま放置。

「絵を描く作業自体に飽きて休みたい」なら休んで、「今この工程に飽きて、他の作業したい」なら他の作業をする。

3つくらい、できれば違う毛色の作品を描きかけで置いておく。自分の場合はクリスタの漫画(原稿)、4コマ(Twitter用)、デザインのラフ(仕事)、イラレのデータ(仕事)、くらい作業の幅を作っておく。

これらを、ぐるぐる回りながら一週間から一ヶ月くらいで仕上げる。納期や〆切がスパイスになって、いつのまにか飽きる前に全部終わっている。

これはいまさら自分が言うまでもなく、オタクは昔からみんなやっていることだと思う。

絵が上手い人がよく原稿期間に「疲れたから息抜き」と言って絵を描いてTwitterにアップするアレである。

描けないところがあって飽きちゃう・完成しない

顔は描けるけど体描けないから手が止まっちゃう、とか、背景描けなくてもう描くのいやになっちゃう、というのを「飽きた」と言いたくなるパターン、自分も以前あった。

しかしそれはそれは「飽きた」じゃなくて「描けない」だから、調べるなりして描かなきゃしょうがない。「飽きた」という言葉、自分をごまかせて便利なのよね……。

そういうときでも「描きかけで置いとく」というのはけっこう有効で、今はもうこんなに全然にっちもさっちもどうにもならなくても、ちょっと時間をおくと「まあ、ちょっと調べてもう一度描いてみるか……よっこらしょ」と腰を上げて取り組めたりする。

今の自分は作業に飽きて限界だけど、未来の自分って意外とできる子なんだよな。

これも仕事で感じたことで、作業でどうにも行き詰まったら放置して、いいタイミングで腰を上げるようにすると意外となんとかなる。

描きかけをためとくスタイルの良い点

描きかけをためておくスタイルって、他にもいいことがあった。

スキマ時間でちょこちょこ描ける

下書きから線画、色塗り、エフェクトまで一気にやるとなるとかなりまとまった時間が必要になる。ものによっては10時間では終わらないことも……。

「絵を描くには時間がかかるから、週末にがんばろう」みたいになって「休みだけどまた描けなかった……」になって、どんどんハードルが上がってつい描かなくなる。

だって、10時間まとめて確保しようと思うとそりゃ難しいに決まっている。

でも描きかけをためておいてぐるぐる回って仕上げる方法なら「お風呂がたまるまで1pだけ線画」「ご飯が炊けるまでこの絵の色塗り」とやっていけて、細切れ時間でもじゅうぶん作業ができてしまう。

細切れの集中力で済むから飽きる前に終わるし、忙しい時期でなければ毎日ちょっとはなにか作業が進められる。「今日もやってやったぞ」の気持ちを味わえるし、Twitterにもこまめになにかしらアップできる。

一つ完成しても燃え尽きない

また、描きかけをためておくと「大作を完成させて、燃え尽きてしばらく描けない……」みたいなことがない。

自分はデザインの仕事をしているとき、プロジェクトの責任が重すぎて一つ終わるごとに「終わったーーーーー!! もう二度と無理だ、もうできない……!」と燃え尽きて抜け殻になってしまっていた。そうすると再起動に時間がかかり、焦りや不安につながる。

でも大きめのプロジェクトの終わりかけごろにしれっと別の仕事を入れることで、緊張感を持続させることができた。これは自分にとってはかなりよかった。

同人の原稿とかでも「終わったーーー!!」となると直しでガクッときたり、次の何かになかなか取り組めなかったりするので、原稿の大詰め頃に早くも次の本のネタを考え始めたり、なんならすでにネームに手をつけたりする。自分のまわりにもそういう人は多い。

これは単に「やる気がすごい」とかじゃなくて、緊張感を途切れさせないための本能的な防御反応でもある気がする。

やりかけたものは気になるので、三日坊主になりにくい

あと、中途半端なところでやめておくと続きが気になってしまう、という人間の心理がある。(【ザイガルニック効果】)

「描きかけで置いといたりしたら、描きかけがいっぱいたまってしまわないかな? 忘れてしまわないかな?」と心配になるかもしれないけど、逆に意外と気になってしまうし、せっせと片付けてしまう。

真っ白のまま置いておくより、いくつか描きかけを置いておくほうが結局は効率が上がる気がする。

描きかけを恐れなくていい

今まで一つ一つ着実に仕上げてきた人は、「描きかけをためておく」というのに抵抗があるかもしれない。

でも思い切ってやってみると未知の快感がある。私がそうだった。

描きかけを放置するというこの背徳感が気持ちいい。真面目な人ほどこれ味わってみてほしい……気持ちいいから……。

飽きない描き方の工夫まとめ
  • 飽きたら「描きかけ」にしておく。
  • 「描きかけ」をいくつかストックしておき、スキマ時間でちょこちょこ作業する。
  • 未来の自分は意外とできる子だから、信じて「描きかけ」にしておいて大丈夫。

「一つ完成させてから次を、やりかけは良くない」と学校教育の中では言われて育ってきて、社会に出たら急に「マルチタスクができない人間なんて使えない」って言われるんだから。

それならもう描きかけ置いといて「私ってマルチタスク得意だな〜!」でいいんじゃないか。

※「絵は必ず完成させること!」というのはよく言われることなので、自分のような素人があまり大きな声では言えないけど、10個のやりかけのうち5個完成させるくらいでもいいんじゃないかな……という気もします。

タイトルとURLをコピーしました