【デジタル】絵を描くための道具はこれさえあればOK。【アナログ】

「絵を描くには画材をいろいろ集めなきゃいけないからたいへんそう……」

「絵を描くために必要なものってなんだろう? 最小限なにがあればいいのかな?」

という人向け【絵を描くために必要な最小限の道具について】の記事。

【デジタル】絵を描くための道具はこれさえあればOK。【アナログ】

アナログならコピー用紙とボールペン

まずアナログで絵を描く場合だけど、スケッチブックやクロッキー帳はどれがいいのかとか、デッサンにおすすめの鉛筆や消しゴムを使ってみたいとか、道具についていろいろ調べている人も多いと思う。

けど正直、道具にこだわるとあまりいいことがない

私が個人的におすすめするのは、コピー用紙とボールペン。

「ボールペンじゃ消せないじゃん」と思うかもしれないけど、消せないから良いのだ。

「コピー用紙はペラいし安っぽいじゃん」と思うかもしれないけど、気楽に描けるから良いのだ。

今から大傑作を描こうとか、少しでも上手い絵を描こうとか考えてしまうと理想と現実のギャップでモチベーションが下がってしまうこともある。

けどぺらっぺらのコピー用紙とボールペンなら「これから何十年も、何百枚も描いていくうちの一つだ」くらいの気持ちで気軽に描けるんじゃないかなあと思う。

ボールペンは、私は描き味が軽いのでジェットストリームを使っているけど、水性でもゲルでも好きな描き味のものでOK。

思い出してみてほしいんだけど、小さい頃、例えば幼稚園で絵を描いていたとき下書きってしなかったんじゃない?

ぶっつけ本番でクレヨンとかサインペンで描いてたと思う。

大人になって「うまく描かなきゃ」という意識を持つようになってから、下書きでコチョコチョとがんばるようになって、どんどん気持ちがセコくなってきた。

あげく「絵を描くのってやたら時間かかるし、そのわりに満足いく出来にならないし、疲れる、飽きる、つまらない、嫌い……」となってしまった時期がある。

そういうときに助けになったのがボールペン。

「デッサン上手く描けないから嫌い……」と感じてしまう人や、「昨日も上手く描けなかったしそろそろ落ち込んできた……」というときにも「消せないから上手くなくてもしょうがないよね〜!」「だってほら、練習だから笑」という気持ちを練習することができる。

鉛筆なら2B程度がおすすめ

もちろん「いつもいつもボールペンで描こう!」というわけではなくて、ちゃんと試行錯誤してみたいときは鉛筆で。

美大受験を経験した人は芯の柔らかさがどうだとか削り方がどうだとか、練り消しを練り練りしながら語りたくなると思うけど(私も)、結局2Bのシャーペンと普通の消しゴムでいいよなという気がしている。

2Bくらいがいいなと思うのは、硬い芯だと自分は手が疲れるので。(かと言ってあまり濃い芯だと手や紙が汚れるので。)

あと、線の強弱が出やすく、自分で描いていて上手く見えやすい。テンションもモチベーションも上がる。

鉛筆よりシャーペンがいいのは単に削る手間。

そこらへんですぐ手に入るもの、無くなったり調子が悪くなったらすぐ買い換えられるものを使うことで、絵に対する心のハードルが下がると思う。

色を塗るならコピックや100均のコピック風マーカー

色を塗るための画材としてはコピックが有名だけど、たくさんの色があるので全部集めようと思うとけっこうな出費になってしまう。

初めて使う人向けなら安価なコピックチャオシリーズ(全180色、各250円)がおすすめ。

コピックチャオ - コピック公式サイト(日本語)
コピックチャオデザイン/イラスト/まんが/絵画/教材/他エントリーモデル 初めてコピック製品を買う方向けの、購入しやすい安価なエントリーモデル。書き味や色味の品質はコピックスケッチと同一です。 全180色(カラーレスブレ …

「それでもまとめ買いするとちょっと高いな」と感じる場合は、100均でも"コピック風"のマーカーが出ている。

ただ、これ系は集めることが目的になってしまって、買った分を全部使うかというと微妙だなというのが個人的な感覚。

「線画はアナログで描いても、着彩はデジタルで」という人が増えてきているし、アナログの着彩にこだわりたい人や、「絵を描く工程でこれがいちばん楽しいんだよね〜!」という人以外は無理をして集める必要もないんじゃないかと思う。(個人的な感覚です)

デジタルならiPadとApple Pencil

デジタルで絵を描くなら、iPadとApple Pencilをおすすめしている。

iPadとApple Pencilの何がいいかというと、これだけあればすぐに描き始められること。

絵を描くためにPCを買おう、もしくは新調しよう、とすると、別途ペンタブレット(液晶だったり液晶じゃなかったり)が必要で、さらに手持ちのPCにドライバを入れたり設定したりなんなりと手間がかかる。

OSが古いとドライバが対応しなかったり、無線(ワイヤレス)だと環境によってBluetoothがうまくつながらなかったり、絵を描くまでの道のりが遠い。

使っていても「なぜか急に液タブが反応しなくなった」とか「ドライバを入れ直さなきゃ……」「明日メーカーに問い合わせなきゃ……」みたいなこともあるだろう。

PCまわりに詳しい人は大丈夫だけど、そうでなければストレスもあるかもしれない。

iPadとApple Pencilはそういう設定もなく、初めてでも直感的に使えるのが安心なのだ。

しかも、思い立ってすぐに使える、どこででもどんな姿勢でも使えるというのもいい。

自分は10年以上ペンタブレットを使ってきたのだけど、iPadとApple Pencilを手に入れてから格段に絵を描く頻度が上がった。

ラクチンさに慣れてしまったので今はもうPC作業がつらいんだけど、PCでやらなければならないのはIllustratorの作業くらい。

今はクリップスタジオ、もしくはメディバンペイントなどのアプリで、同人誌の原稿やポスターも作成できる。

まずは描き始めてしまおう。

「絵を描いてみたいな」と思ったら、道具にこだわらずにまずは描き始めてしまうことがポイントだと思う。

自分はけっこうな田舎に住んでいるため、画材を買うには隣の隣の市まで行かないといけない。

そんなことしてたら絵を描くこと自体に対するハードルが上がってしまうし、「あれがないから練習できない」「これを切らしたから練習が途切れてしまった」みたいなことにもなりがちだった。

実際にそれで何年も描かなくなったりしたこともある。

今思えば、別に絵を描くのなんてサボってもやめても全然いいし、気が向いたらまた始めるとかでも全然いいんだけど、自分で自分に「私はまた途中で投げ出した……」「何やっても続かないな、私はだめなやつ……」みたいに感じて敗北体験(成功体験の反対)になってしまう。

いらん敗北体験を作ってしまうくらいなら、手に入りやすい道具を使って、絵を描きやすい環境を整えて、気軽に続けられたらいいよね、という話です。

とは言え、道具をいろいろ集めることってもちろん楽しいので、毎日のルーティンとは別の世界線で画材を楽しむようにするのがいいかなと思う。

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