「絵師に感想を送ったのに返事がない!」とモヤモヤしている人へ。

「絵師に感想を送ったのに返事がない。自分なりに精一杯の感想を送ってあげたつもりなのに、嬉しくなかったのかな?どうして返事をくれないの?」

とモヤモヤしちゃっている人向け【自分はなぜ感想を送りたいのか、考えてみるといいかも】ということについて。

「絵師に感想を送ったのに返事がない!」とモヤモヤしている人へ。

SNSで絵を描いている人ってたくさんいるし、人それぞれ考え方が違う。

「感想をもらったらそれは応援だから返事をすべきだよな。今日も感謝です!」みたいに考える人もいれば、「SNSで絵をアップするのも自由気ままでよし、それに感想を送るのも自由でよし、返事も自由でよし」と考える人もいる。

なので「感想を送ったんだから返事をくれるべき」という考え方も人それぞれということ。

本当にいろいろな考えの人がいるので、「あ、この人はそういう考え方なんだね」と多様性を認めていくのが、あなたの精神衛生上よろしいと思う。

それでも感想に返事が来ないことに対してモヤモヤしてしまう人っていると思う。

「いろいろな考えの人はいるのは納得してるけど、でも返事はくれるべきじゃない?」

「んーまあ考え方がいろいろなのは納得だけどさ、人として返事くらいするよね、普通は……」

ぜんぜん納得しきれてない件。

どうしてもモヤモヤする場合、まず"自分がなぜ感想を送りたいのか"をじっくり考えてみよう。

絵師と仲良くなりたいから感想を送る

絵師に感想を送って「ありがとうございます! 素敵な感想ですね、あなたみたいな人に絵を見てもらえて嬉しい! お友達になってくれませんか?」みたいなことは、まあ無い。

絵師と仲良くなりたい、交流したい、「わたし有名な絵師と交流あるんだ〜」と自慢したい、という動機で感想を送る人も、中にはいるんじゃないかと思う。

けど感想をくれる人とお友達になったとして、絵師になんのメリットも無い。

というと「は??? 損得勘定なの??? ひどくない???」と感じると思う。

けど、「絵師と仲良くなりたいから感想を送る」というのも立派な損得勘定なのでお互い様ってことになる。

すぐには気持ちは割り切れなくても、自分が同じ立場に立ったとき(自分にメリットのない相手に近づかれたときなど)に「あー、あの絵師こんな気分だったのかもな……」と分かることもあるだろう。

また、人ってたいてい「自分は無価値だな」と薄々感じつつも、それに蓋をして生きている。

だから自分が無視されたりスルーされたりすると、自分には価値がないということを突きつけられた気がしてひどく動揺してしまうのだ。

「絵が描けないからバカにされた!」とか「ROMは無価値ってこと!?」みたいに感情的になってしまい、気持ちのやり場がなくなることもあるかもしれない。

でもそれって、自分で自分を価値がないと感じているから巻き起こってしまうこと。

「絵が描けないからってバカにされた!」「ROM専に返事しないのって、ROM専は無価値ってことじゃん!」とカッときたら、

「あ、これ自分が自分に対して思ってることなんだな」と受け止めるといいかもしれない。

褒めていい気分にさせて、もっと供給が欲しいから感想を送る

「うちのジャンルでは貴重な描き手だから、褒めていい気分にさせてもっと描いてもらおう」という動機で感想を送る、というのもあるかもしれない。

そういうのって不思議と全部伝わってしまうので、ほとんどの場合逆効果だと思う。

「だって私たちは絵が見れるし絵師も感想もらえてWin-Winじゃん」と思うかもしれないけど、絵を描く労力と見て感想を送る労力はだいぶ違う。

絵師が「なんとなく搾取されている気がする」と感じたらそれは終わりの始まり。

ジャンルを離れて欲しくないから感想を送る

実際自分はハッキリこれを言われたことがある。

何年も前に連載が終わったどマイナーなジャンル(描き手が5人くらい)で二次創作をしていたとき、更新するごとにメールで長く感想を送ってくれていた人がいた。(個人サイトの時代なので長文感想と言えばメールだった)

いつも同じような文面だったから「書くことがないなら無理して感想送ってくれなくてもいいのに……なんだか申し訳ないな」と思ったし、実際やんわり伝えたこともあるけど「全然全然! 送りたくて送っているので! あなた様の絵が大好きなので!」ということだった。

私はなぜかいつも「なんか窮屈だな」と感じていて、「描きたいことは描き尽くしたなー」というタイミングで私はそのジャンルを離れることにした。

ホームページにその旨を書いたところ、その人から「ひどい! ジャンルにいて欲しいから今までずっと感想を送ってあげていたのに!」という長文の抗議メールが来た。

窮屈の原因お前か。

いくら表面で否定しても、「感想ありがたいけど、なんか窮屈だな」「このメール、なんか無理してるな」というのは相手にバッチリ伝わってしまう。

人を喜ばせたいから感想を送る

「私が感想を送るのはそんなゲスな動機じゃない。相手を純粋に喜ばせたいから感想を送っているんだ」という人もいるかもしれない。

けど、「高尚な考えで」とか「純粋に」とか自分で考えている時点で、多分純粋ではないんだと思う。

例えば、人に嬉しい感想を送って喜ばせたいというのは、実は今自分がして欲しいことなのかもしれない。

実際、人に優しくすることで、脳内物質が出て自分のストレスが和らぐと言われている。

「この絵師を喜ばせたくて長文の感想を書いているけど、これは自分のためなんだな」いうことを自覚しておくといいかもしれない。

人のために書いてあげてる、送ってあげてる、と考えると返事がないことにモヤモヤするけど、「自分の癒しのために書いてるんだな」と考えれば、書いて送っただけでスッキリできる。

モヤモヤしない考え方

絵師が絵を描いて、見た人が感想を書いて、それで一往復と考えてみる

「ROM専が感想を送ってあげたんだから絵師は返事をすべき」という考えだと、じゃあ絵師が「感想ありがとうございます」と返事をしたらROM専の人は「感想への返事ありがとうございます」と返事をするのか?」という問題。

突き詰めて考えれば、

  1. 絵師が絵を描く
  2. 見た人が感想を書く

で一往復だから、それでいいんじゃないか。

「送ってあげる」という考えをやめてみる

感想は送りたいときだけ送る。

そして「人に優しくすると自分の癒しになるから、申し訳ないけどこの絵師さんを利用させてもらおう」くらいに考えてみる。

もしお返事してもらったり交流が始まったりしたら、思いもよらないラッキーで嬉しさ100倍じゃない?

また不思議なことだけども、それくらいの気持ちの方が相手と仲良くなりやすいんだよね。

あなたの感想が作品の血肉になっていくかもしれない

諸事情あってもらった感想に返事はしないタイプの絵師でも、受けとった感想は読むだろうし、参考になることは参考にするだろう。

のちのち、じわじわと、あなたの感想が作品の血肉の一部になっていくかもしれない。

そう思うと「返事が返ってこないなら感想送っても無駄!」なんて気持ちにはならないんじゃないだろうか。

「もらった感想は作品で返していきたいな」という絵師さんもたくさんいるはずだ。

自分の心の深いところまで分析してみよう

「100%善意だけで感想を送っています」という人なんていないと思う。

自分では意識しなくても、「続きを早く描いてほしいな」「あわよくば友達になれないかな」「この人を喜ばせることで自分が気持ちよくなりたいな」など、何かしらの損得勘定の気持ちはあると思う。人間だもん。

もしかしたら「感想いらない」という絵師って、人のそういう隠れた気持ちに敏感で、疲れてしまっているのかもしれない。(私は鈍いのか、ハッキリ言われてもよく分からなかったわけだけど……)

自分はどんな気持ちで、絵師に感想を送りたいのか。

それをきちんと考えてみることで、返事を求めて無駄にイラつくこともなくなるんじゃないかと思う。

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