
「ジャンルの大手が嫌い。Twitterでは大手が常にチヤホヤされてて、交流が苦痛……」
「ジャンルの大手と解釈違い。居づらいけどこのジャンルは好きだし離れたくない」
というお悩みがある人へ、【自分の場合はこんな感じで楽になりました】という記事。
※当たり前ですけど、すてきな大手さんもたくさんいます。
※暴露記事みたいなのを書きたいわけではないので、フェイクを入れています。
みんな大手の影響を受けているしみんな褒めるし「大手が言うことは絶対!」感があって、私が同じ解釈をTwitterで言ったときはみんな無視したのに大手が言ったら「そのとおり! さすがです!」ってチヤホヤ……。
これは最近『同人女の感情』でもあったくだりだ。
この作品が毎回Twitterで話題になるということは、みんないろいろ思うことがあるんじゃないだろうか。
自分もオタク歴だけは長いので、いろんなジャンルを通ってきた。
みんなが大手をチヤホヤして居づらいジャンル、大手がいばってて自由に創作ができないジャンルというのもあった。
そんなとき、私がどう考えてどう行動しているかについて書いていく。
もし参考になるところがあれば取り入れてみてください。
ジャンルの大手が苦手!嫌い!解釈違い!私はこれで楽になりました
前にいたジャンルの大手(仮名:アルプスさん)のスペックはこんな感じ。
フォロワー1万弱(いちまんじゃくなので私はアルプスさんと呼んでいた)
ジャンルではそんなに古参じゃない(アルプスさんを冷めた目で見ている古参の人もいる感じ?)
忙しいので絵を描けないアピール
ジャンルのハッシュタグを発案、「みんなこれで絵を描いて〜!」
「暇な人はいいよね〜」←エアリプ?
「クオリティ重視だから手抜きなんか絶対無理、手抜きは作品に失礼だし笑」←エアリプ?
私はフォロワー100くらい、かなり新規参入、絵だけはこまめに描いてアップしていた。
フェイクが入っているけど、このジャンルに居づらそうな状況をだいたい想像してみてください。
やったこと
描きたいことを描く←最重要
まず、ひたすら自分の描きたいことを描いた。
2、3日かけて仕上げ、週に一度はアップしていた。(ド新規なので描きたいことがいっぱいある)
描きたいことを描くんだから、私は当然楽しい。
そのうちいいねやRTも増えてきて、フォローしてくれる人も増えた。
もうSNSで絵を描くって、本来これだけでいいんだよね。
好きなツイートにだけいいねする
好きだなと思う人だけフォローして、いいねと思ったツイートにだけいいねする。
「この人はアルプスさんと関係ない人だからいいねしておこう」とか「この人はアルプスさんの息がかかってるからいいねしたくない」とかではなく、いいねと思ったらいいねする。したくなかったらしない。
こういうところから意外と派閥を超えた真のつながりって芽生えてくるよね。ただの"絆"がさ……。
アルプスさんと仲の良い絵描きさんとも仲良くなって、そうしたらアルプスさんも私の絵にいいねをしてくれるようになったりした。早くもネタバレなのですが、この話はハッピーエンドです。
pixivから誘導して愛の濃いTLを作る
Twitterのつながりたい系ハッシュタグでガバッとフォロワーお迎えしちゃうと、アルプスさん傘下の者たちとかも数珠つなぎ芋づる式にお迎えするハメになることも。
地獄の始まりなのでほんとおすすめしない。
なので「この人の絵や日常のつぶやきが好き!」と思える人だけフォロー。
フォロワーさんは主にpixivなど創作系SNSから誘導する。
「pixivでいつも見ているこの人の絵をTwitterでもっと早く見たい」という人だけがフォローしてくれるので愛の濃いTLになる。安心して自分の好きな絵を描ける。
いいね率も高まるという嬉しいおまけもある。
やらなかったこと
大手発案のイベントやハッシュタグに乗らない
アルプスさんの発案したイベントやハッシュタグには一切乗らなかった。
反発というよりは、単純にイベントごとに参加するのがめんどうなのと、公式じゃないタグを使うことでどこにどう迷惑がかかるか想像しきれなかったから。
あと、アルプスさんの発案したイベントに乗ることで、「こいつもアルプス一味か」と見なされてしまうから。社交界みたいに、集まりに参加することで「私はこの人たちの仲間ですよ」みたいなアピールになってしまうことがあると思うので。
絶対に【反アルプス勢力】ってあるはずなのよ。かなりの規模で。ひそんでるけど。
ジャンルの中で目立つ勢力もいれば、声を上げない勢力もいる。
なので「自分はどこの勢力でもないです」という立場でい続けるようにしている。
アルプスさんと対立状態(というほどでもないけど)ではなくなってからも、この中立スタンスは続けていた。
イヤだなと感じる人はフォローしない
私はアルプスさんをフォローしなかった。
他にも、いくら大手でもいくらジャンルで目立ってても、なんかやだなと感じる人はフォローしない主義は今でも貫いている。
TLに流れてくるたびイラッとするんじゃいやだし。
あと正直なんか屈した感があるのが純粋にイヤ。
かと言ってミュートやブロックはしない
これは目ざわり度合いにもよると思うけど、「もーほんとこの人嫌い! 目ざわり! ひとかけらもこの人の情報を見たくない!」ってミュートやブロックしちゃうことで、逆に過敏になっちゃうことがある。
嫌いなものに対しては敏感になっちゃう。『動物のお医者さん』の二階堂くんが、他の誰も見つけられなかったネズミを見つけて失神してしまうみたいに。
あとミュートやブロックしてさらにワードミュートも……ってやってると、「私はひとかけらも見たくないほどこの人のことが嫌いなんだ」という気持ちが強化されてしまう。
「あなたのこと積極的に見たいわけじゃないけど、まあそこらへんで普通に生きててもいいよ☆」くらいのスタンスでいられればそれにこしたことはない。
こっちが鷹揚に構えてれば、意外とみんなアルプスさんのことRTもしないし、言及したりもしないし。
最初に自分が過剰に警戒しただけで、ジャンルから多大なる人望があるとかめっちゃもてはやされてる人でもないんだなと分かってくる。見えない敵は実際よりも大きく見えがち。
嫌いですアピールは一切しない
「ああいう絵は私は描きたくないんだよね」とか「そういうやり方ってどうかと思うわ……」とか、いわゆるエアリプみたいな"私はアルプスさんが苦手ですアピール"も一切しなかった。
「うわーこの人アルプスさん嫌いなんだね」ってにじみ出ると、アルプスさん派閥の人には敵認定されてしまう。
かと言って反アルプス派閥の人に「この人は味方だ!」と思われて一派に入れられてしまうと、そこからアルプス派閥が敵として確定してしまう。
どっちにしても争いに巻き込まれるので自由を失ってしまう。Twitterがつまらなくなる理由の最たるものだ。
描き続けてさえいれば、感性の合う人が必ず見つけてくれる
私は今もジャンルのいわゆる大手とは一切絡まないけど、それでも普通に楽しくやっている。
「大手にスジを通しとかないとこのシマではやっていけないのでは……」と最初は身構えていたけど、絵を描いたり見たりする人たちってそんなひとびとじゃない。
自分が好きな絵を描くことが第一だし、絵さえ描き続けていれば声をかけてくれたりいいねやRTをしてくれたりする人もいる。
そんなこんなしているうちに"嫌いな大手"への苦手意識も薄れるし、"嫌いな大手"からフォローしてくれて、仲良くなれたことさえある。
スポ根みたいなもんです。
自分が描きたいものを描けば、感性の合う人が必ず見つけてくれる。
これは真実なので、どうか信じていきましょう。