二次創作やファンアートを描くメリットは、いいねの数だけじゃない。

「Twitterでいいねをたくさんもらうには、二次創作やファンアートを描くといいってほんと?」

「でもいいね欲しさに二次創作描くってどうなの? 自分のプライドが許さないんだけど……」

という人向け、【二次創作やファンアートを描くことって、いいね以外にメリットいっぱいあるよ】ということについて書いている。

確かに二次創作は原作パワーで下駄を履くことができるので、いいねの数だけで見れば"有利だ"と言えるのかもしれない。

だけど、二次創作を描くメリットっていいねの数ばっかりじゃない。

この記事では、

  • 二次創作やファンアートを描くメリットって、もっとたくさんある
  • だから、描きたいと思ったら気軽に描いてみようよ
  • ただ、気をつけるべき点はある

ということについて書いている。

二次創作やファンアートを描くメリット

"オリジナル描いてもスルーなのに、二次創作描いたらいいねいっぱいついた"という経験を、実際したことがある人も多いだろう。

だからこそ「いいね狙いで二次創作やファンアートを描くのはイヤ!」とかたくなに避けている人も多いのではないだろうか。

でも、二次創作やファンアートを描くことは、いいね以外にもたくさんメリットがあるのだ。

二次創作やファンアートを描くことで、画力が向上する

オリジナルのイラストだと、どうしても自分の得意な方面に流れがち。

  • 少年少女キャラばっかり描いちゃって、オジサンキャラが描けない
  • 長髪キャラばっかり描いちゃって、短髪キャラの描き方がわからない
  • ダボッとした服ばかり描くので、いつも体の作りをごまかしちゃってる

などなど、自分の弱点を見ないフリしてしまってないだろうか。

その点、二次創作は、普段描かないタイプのキャラクターを描く機会になる。

私自身も、自分が描きやすい日本の学園ものみたいな創作ばっかりしていたけど、描けるものが少ないので常に行き詰まり感を感じていた。

その後、ひょんなことから二次創作の楽しさに目覚め、いろいろな作品にハマっては「あれも描きたい、これも描いてみたい」と貪欲に。

"マッチョな金髪ベルギー人剣士"とか"半裸の衣装のヒスパニック系青年"とか"日本の田舎のおじちゃんおばちゃん"みたいな、今まで描いたことのない(描こうと思ったことすらない)キャラを、四苦八苦して練習した。

しかし、その四苦八苦がめちゃくちゃ楽しいのだ。

「好きだから、どうにかして描きたい」という気持ちがあるから夢中で取り組めるし、描けるようになるとさらに楽しくなる。

なかでも自分の転機になったのは、半裸のキャラにハマったこと。

これは、人間の体をそれっぽく描くための、この上ない練習になった。

公式絵の情報は限られているから、自分で筋肉のデッサンをし、「手をあげると胸筋はこう上がるんだな」と、描けるバリエーションを増やしていった。

オリジナルだけ描いていたときは、描けないもの・描かないものの方が多かったけど、二次創作を始めてから描けるものが増え、お絵描きがだんぜん楽しくなったのだ。

もうこれだけでも、二次創作やファンアートを描いてみるメリットとしては十分過ぎるほどではないだろうか。

よりたくさんの人に見てもらえる

二次創作をすることで、"よりたくさんの人に絵を見てもらえる"という機会も増える。

Twitterならキャラの誕生日を祝うハッシュタグに乗っかったり、pixivなら作品名やキャラ名のタグをつけることで、たくさんの原作ファンが見てくれる。

もちろん相対的にいいねも増えるだろう。

人がいいねをするのは「上手いね」ではなく「それ分かる!」「私もそれ好き!」という共感だからだ。

当然だけど、たくさん見てもらえて、たくさん反応してもらえて、イヤな気持ちになる人はいないはずだ。

その中で、「あなたのイラスト、好みだなあ」とか「あなたが描くならオリジナルも見てみたい」という人も出てくるかもしれない。

そうすると、絵を描き続けるモチベーションにプラス効果もあるだろう。

(その前にたぶん、描けるものが増えたことでお絵描きが楽しくなっているだろうけどね。)

新たな出会いがあってさらに切磋琢磨できたりして

オリジナル描いてる人同士って強い共通点がないから、「SNSで意気投合しました!」みたいなことも少ないと思う。

その点二次創作やファンアートは、原作や対象に対する熱い想いという共通点があり意気投合もしやすい。

私も実際、渡り歩いてきた各ジャンルそれぞれで友人ができたし、ジャンルを変わっても付き合いがある人もいる。

さらに、とあるジャンルで出会った友人は画力向上のために熱心な人で、感化されて自分もデッサン会に行ったりした。

たくさんの人に見てもらえることでたくさんの人と出会うので、自分に合った友人や仲間ができる機会にもなる。

そんな友人たちから、いい影響を受けることも多い。

二次創作やファンアートで注意すべき点

二次創作やファンアートっていいこと尽くめじゃん!

でも、「ここに気をつければもっと楽しいよ!」という点はいくつかある。

イナゴ行為は嫌われるかも

これは昔の同人用語なので今も一般的に言うかは分からないけど、

ジャンルで嫌われやすい行為に【イナゴ】というのがある。

イナゴというのはバッタの一種で、田んぼのイネを食い荒らすだけ食い荒らし、また別の田んぼに行ってそこでも同じく食い荒らす昆虫だ。

転じて、

一つのジャンルで同人活動をし、稼ぐだけ稼いで旨みがなくなったら、別のジャンルに行ってまた荒稼ぎする……という行為のことを【イナゴ】という。

原作へのリスペクトがない二次創作は、どうしてもいいね狙いが透けて見える。

特にイナゴ容疑がかかりやすいのが、以下に挙げる例だと思う。(よく学級会になってるのをみかける例)

1、キャラの一人称間違い、衣装間違い、口調間違い。

うっかりとか理由がある場合は別として、「あ、この人原作をぜんぜん知らないんだな」というのがあからさまだと「原作愛がないなら、ただのいいね稼ぎなの?」と思われることも。

2、「原作未視聴です」とか「原作未プレイです」とか言っちゃう

「ゲームは未プレイだけど実況動画で観てハマったから描いてます」と堂々と言ってしまう人も増えていて、これもいろいろ考え方はあるけど「タダ観だけして、自分はゲームも買わずプレイもせず乗っかってきたの? 実況動画だってそもそもグレーだよ? じゃあさほど愛もないんでしょ」と思われることもあるようだ。

(こういう行為を全面的に糾弾したいわけじゃなく、議論を呼びやすい・反感を買ってるのをよく見かけるよってこと。)

そもそも、いいね狙いだけを目標に、愛もないのに人気作品の二次創作をするのは自分にとっても楽しくないんじゃないかな? と思う。

なので「pixivで今検索数が多いジャンルはこれか。よしいっちょいいね稼ぎに描いたろ」みたいな感じで描くことは、この記事の趣旨上ではおすすめできない。

いいね依存は程々に

「二次創作だとたくさんいいねつくけど、オリジナルではいいねが少ない。やっぱり私のオリジナルは価値がないってことか……」

とか、

「もっといいねをもらうには別のキャラを描いたほうがいいのかな」

みたいに、いいね依存に陥ると二次創作も楽しくなくなってしまう。

まずは「自分がお絵描きを楽しむために二次創作をしてるんだ」と意識した方がいい。

のちにまわりまわっていいねも増えるし、よりよい二次創作ライフになる。

権利を侵害しない

二次創作は言うまでもなくグレーな創作活動だ。

"SNSにイラストを投稿したり同人誌はお目こぼしでも、グッズにしたりはNG"みたいにジャンルによってもルールがあるのできちんと従うこと。

ファンアートなども、写真をそのままそっくり模写するのは肖像権の侵害とみなされることも。

あくまでも趣味の範囲で、「キャラを借りて描かせてもらってる」ということを忘れずに。原作や対象の意向があればきちんと尊重しよう。

必要ならアカウントを非公開にして、限られた人の中で楽しむことも必要になる。

交友関係が広がる分、悩むこともあるかも

これはSNSあるあるだけど、交友関係が増えるとその分、「この人合わないな」とか「こいつムカムカくる!」ということもある。

そういうときにもうまく立ち振る舞って、ムダなモヤモヤはスパッと割り切り、抱え込まないこと。

例えばこんな記事も参考にしてみてほしい。

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