
「Twitterでイラストを見てほしいけど、交流するのが怖いからアップするのをためらっている。ああどうしようかな……」
と迷っている人向け【Twitterでの交流を怖がってしまう理由と、それを解決するための考え方】についてスッパリ書いています。
Twitterの交流がめんどくさい、しんどい、わずらわしい……というお悩みはよく耳にする。
それにまぎれてしまうのが「絵はアップしてみたいけど、Twitterの交流が怖くてなかなか一歩を踏み出せないんだよね……」というもの。
確かに、今までネットと縁が薄かった人はSNSで自分の作品を発信することにためらいがあるかもしれない。
とは言えこれからSNSありきの時代なのは間違いないので、「イラストを見てほしいけど怖くてアップできないし、うーんどうしよう……」と迷っているのももったいない。
この記事では、
- 知らない人と交流するのが怖い
- 下手だとばかにされるのが怖い
- 反応がなかったらどうしようと思ってしまって怖い
- 炎上したら怖い
こんな感じの「怖い」について、それぞれ解決のヒントになればと思っている。
※交流がしんどい、めんどい、わずらわしい……のお悩みについてはこんな記事も書いている。
Twitterに絵をアップしたいけど交流するのが怖い…の解決法。
知らない人と交流するのが怖い
そもそもTwitterなどのSNSは、知らない人と言葉を交わして関係を築くことを楽しむものだ。
なので「知らない人と交流したくないしする必要もない」と感じる人は鍵(非公開)アカウントにしてフォローとフォロワーを知り合いだけにするのがおすすめ。
鍵アカウントならリアルやネットの知人だけで交流できるし、RTもできないので、あなたのイラストが知らない人に見られることはない。知らない人と交流する必要もない。
ただ、鍵をかけていない公開アカウントで毎日ツイートして一生懸命絵を描いて毎日アップしても、いいねがひとつもつかない……ハッシュタグつけてるのに誰からも話しかけてもらえない……という人もたくさんたくさんいるわけです。
公開アカウントだろうが非公開アカウントだろうが、「知らない人と交流するのが怖い……」とおびえなくていい。そもそもそんなに人は来ない。
Twitterに画像付きツイートをした場合、画像をクリックまでして見てくれるのは10%程度だという話もある。
「めっちゃ絵が上手い……! 全ジャンル民が待ち望んでいた神絵を描く人が降臨した……!」みたいな人でもない限りそこらへんは大丈夫なのです。
思い切ってSNSにイラストを載っけて「上手いですねって話しかけられたらどうしよう!」「いいねがついたらお礼言ったほうがいいのかな? でもたくさんついたらお礼しきれないかも!」つってドキドキキャピキャピしてたけど反応もなくて拍子抜け……みたいなパターンになる。(もちろん私もそういう経験をしている)
そこそこ上手い絵を描く人でも3ヶ月くらいは「うわー反応うっす! これは私の自意識過剰でしたなハッハッハ……はぁ……」みたいな状況が続くと思う。
3ヶ月くらい経てばSNSにも慣れてくる頃なので、ちょいちょい反応をもらえるようになる頃には交流も自然にできるようになっている。
中学生のクラス替えみたいに、初日になるべく友達増やさなきゃとか思うから怖いわけで(初日で増やした"友達"はたいていにせもの)、数ヶ月単位で見ていけばいい。
下手だとばかにされるのが怖い
これも上に述べてきたこととかぶるけど、知らない人はばかにするほどあなたにそこまで興味を持たない。
たとえ「この人あんまりうまくないな」と思ってもそれだけ。
「この○○ってアカウント、絵が下手ですよー!」とわざわざ晒したりもしないし、それを聞いて喜ぶ人もいない。誰しもそこまで他人の絵に興味がない。
「いや、知らない人に絵が下手だと思われること自体いやなんだけど……」と思うかもしれないけど、人の心はコントロールできないので。
口ではお世辞を言っても心ウラハラ、なんてことはリアルでもよくあるわけだし、そこを気にしていたらそもそも生きていけなくなってしまう。
反応がなかったらどうしようと思ってしまって怖い
上で述べたような「イラストをアップして知らない人に話しかけられたらどうしよう」「いいねがついちゃったらどうしよう」という感覚でいると当然ガッカリするし、「上手く描けたと思ったのに私の絵は下手なの……?」「私なんかがTwitterにアップなんかしなきゃよかった」とショックを受けてしまうだろう。
これまでさんざん書いてきたように、ひとは他人の絵に興味なんかない。
「反応がなかったらどうしようと思ってしまって怖い……」っていうけど、絵なんてTwitterにアップしたところでたいした反応はないです。
たくさんいいねをつけてもらえたり、「上手いですね!」と話しかけられたり、逆に「下手くそ!」と悪口を言われたりするほど、興味なんて持ってもらえないのがデフォルトなのです。
Twitterでの交流なんて最初は生まれないし、それで当然なので、なにも怖がる必要はないのです。
「デバイスの主流がPCからスマホになってから、SNSに感情的になる人が増えた」みたいなことが言われている。なんでも画面と自分が近いから、画面の中のことに対してより感情的になってしまうんだそうだ。つまり自意識過剰にもなりがちだということ。
そのあたりを意識すると少し冷静になれるかもしれない。
炎上したら怖い
Twitterで炎上、というのは確かに怖いけど、普通の感覚の一介の絵描きが狙ってやろうと思ってもなかなかできることではないと思う。
炎上とまではいかなくてもまわりに迷惑をかけたりいやな思いをさせることもあるので、Twitterのルールに反するものやジャンルのマナーを無視するものはアップしない、という意識はあったほうがいいのかもしれない。
あとは絵と関係ないけど、トレンドの社会問題に物申す系のツイート(「○○って言葉がトレンドにあるけどさ、私はこう思うんだよね」みたいな)をしたりすると大勢の目に触れやすいので、反対意見の人がめんどくさいクソリプをしてくるとかはあるかもしれない。
賛成の人も反対の人もいるので、必ずどっちかからキツイ言葉が飛んでくる。
これは意図せずやっちゃってる人をよく見るので、そういうのやだなという人はトレンドにあるワード言及しないようにする。
ひとは他人に興味なんてない。
「Twitterで交流するのが怖い」というさまざまなお悩みについては、
ひとは他人にそれほど興味なんてないから大丈夫。
この一言で解決できると思う。
こんなふうに言ってしまうと「Twitterってむなしくない?」と思ってしまうかもしれない。
けど、最初は興味なかった知らない誰かといいねをしあったり勇気を出してリプしたりするうちに、お互いに興味が湧いてくる。
そうすると「イラストのこういう部分にこの人の優しいところが出ていて好きだな」などと絵にも興味を持ってもらえる。
よく言われる「いいねを増やすには交流が必要」というのも、そういうことだと思う。
「なんかこの人好きだな」と思ったり「うわ、こういうところあるんだ、意外……」と思ったりして、それぞれが適切な距離になっていく。
そこがSNSの醍醐味だとも言える。
ただ最初は他人どうしなので。
お互いになんの期待もせず、気軽につながってみるのがいいと思うんです。
私もこのブログ用にTwitterアカウントがあるので(@tkhs_bsdz)、練習にでも気軽に使ってください。適当に人とつながる練習くらいにはなるかも……あ、あと更新のお知らせをツイートしています。