絵がうまく描けない理由とは

SNSで「絵がうまくなりたい」「自分の絵が下手すぎて……」と悩んでいる人、たくさん見かけます。

そういう人はみんな「画力が欲しい」「センスが欲しい」と言ってますよね。「でもどうしたら良いかわからない」。

でもそれってとてもぼんやりした欲求です。画力やセンスの話を始めちゃうと袋小路なのでやめた方がいいです。

「痩せたいー」と言いながらお菓子を食べてる女子のようなものです。何をしたら良いかわからないからただ言いたいだけっていう。

具体的に試してみてほしいのは、たった一つのシンプルな練習です。

用意するものは紙と鉛筆のみ

絵を描くのですから紙と鉛筆を用意します。紙は何でも良いですが、鉛筆は持ちやすいものが良いです。小学生が正しい持ち方をしやすいように使う、六角形のものが良いかと思います。

今からやる練習はとにかく持ちやすく描きやすい鉛筆がおすすめです。

鉛筆が正しく持てない人は、まず鉛筆を正しく持てた方が望ましいと思います。

が、「ちょっと変な持ち方なのにめちゃくちゃ字がうまい!」みたいな人は別に構いません。

でもそういう人は絵が描けない悩みなんてないと思いますが……。たぶんそういう人は絵もうまい。

鉛筆の正しい持ち方ができず、さらに悪筆に悩んでいるような場合は矯正がおすすめです。うまく鉛筆を使えていないということですから。

紙に小さな正円をゆっくりたくさん描く

用意した鉛筆で、紙に丸を描いていきます。なるべく正円、きれいなまん丸を繰り返し描いてみてください。

線の濃さや太さもなるべく均一に整えて描いてみましょう。

描いてみると、意外と難しいのではないでしょうか。

描いても描いても納得のきれいな仕上がりにならず、イライラしてくるかもしれません。

つまり「自分は思った通りの線や形を正しく描けていない」ということがわかると思います。

この練習は「いかに思い通りに線が描けていないか」ということを自覚するためのもので、美大生も絵を描く前に毎日行っています。

単純な丸でさえ思うようには仕上がらないのですから、もっと複雑な人間の顔が思うように描けないのは当然です。

ただ、円を描く練習は丁寧に繰り返せば誰でも上達します。

誰でも少しの訓練で、思った通りの線や形を描けるようになるのです。

フリーハンドで真っ直ぐな線を描く練習もしてみる

丸だけでなく、ゆっくりと丁寧に直線も描いてみましょう。私の経験上ですが、絵がうまい人はフリーハンドで丁寧に直線を描くことができます。

逆に、絵がうまくない人は、シャッシャッと勢いでごまかしたりして、均一な直線が描けていないことが多いです。

これも、自分の思い通りの線を描く訓練になります。

絵を描く前に丸と直線で手馴しをしよう

絵がうまい人は、何か描きたいものが浮かんで勢いで描く、ということはあまりないように思います。

「思いついてガッと描いた」みたいな絵はどうしてもそこ止まりになってしまいます。

勢いでごまかすとなんとなく自分ではうまく描けたように見えるため、とりあえず人に見せて褒めてもらいたくなり、でもTwitterにあげてもそんなにいいねがつかず落ち込んで「画力が欲しい」と言ってるだけの負のループです。これではもちろん上達もしません。(経験済み)

勢いでごまかさず、じっくりと墨をするような気持ちでまずは丸と直線を描くことを習慣づけてみましょう。

当たり前ですが、思い通りの線が描けなければ、絵はうまくなりません。

絵を描く時も、丸と線をゆっくり描いたときの感覚を思い出しながら、丁寧に線を作りましょう。

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