【趣味で絵を描く】は塗り絵や似顔絵でもいいし手帳に絵を描くのでもいい

自分には趣味がないから、絵を描いてみたい。でも何を描けばいいのか分からない……スケッチ教室とかに通ったりしなきゃダメ? それともSNSでウケるならアニメ絵やマンガ絵を描くべきなのか?

と迷っている人向け、【趣味として絵を描くにもいろいろなパターンがあるので、自分のやりたいことから始めてみるのがいちばんかも】という記事。

「趣味で絵を描いている」と言うと、「スケッチ教室とかに通ってるの?」みたいに聞かれることがある。「趣味=お金を払って習いに行く」みたいな感覚があるのかもしれない。

また「趣味で絵を始めたいけど、どんな絵を描いたらいいのか分からないんだよね……」という相談もたまに受ける。

絵を描いたことがない人にとっては「趣味で絵を描く」はハードルが高いことなのかもしれないけど、きっと考えているよりもっと簡単でいろいろあって、誰でも楽しめることだと思う。

  • 風景や静物のスケッチをする
  • 好きなマンガやアニメの絵を描く(ファンアートや二次創作)
  • 推しの似顔絵を描く
  • 推しの写真をそっくりに模写する
  • メモや手帳にかわいいイラストを描く
  • 抽象画っぽいものを描く
  • 塗り絵を楽しむ

趣味として絵を描くなら……

風景や静物のスケッチをする

風景や静物のスケッチは「THE☆絵の趣味」って感じがするけど、実はいちばん手軽で始めやすいと思う。上手い下手があまり露骨に出ないし、流行りもないので。

自分は中学のときに美術科進学のためデッサンを習っていて、受験自体はプレッシャーも大きくストレスだった。けど外に出て風景を描いたり、屋内でりんごや花瓶などに向き合って淡々と描いていると"無"になれて、そのときだけは穏やかな気持ちになれた。

画材はコピー用紙とシャーペンでも十分だけど、お気に入りのスケッチブックがあると気分が上がるかもしれないし、スケッチブックなら芯の柔らかい鉛筆があるとより描きやすい。

あと、自分が使っていたのは水彩色鉛筆。色鉛筆みたいに塗ってから水の筆でなぞると、水彩絵の具みたいに色が溶けてにじむ画材です。絵の具を使うよりめんどくさくない。

好きな漫画やアニメの絵を描く

このブログに来る人は「マンガやアニメのファンアートを描いてSNSに投稿したいけど、どうやって描いたらいいの?」みたいな感じのパターンが多いのかもしれない。

または「SNSでいいねをもらうにはマンガやアニメの絵を描くのがいいのでは? じゃあとりあえず流行りのアニメ絵描こう」みたいな人もいるかもしれない。

そういう感じで描いていくと、これからなかなかの苦しみが待っている気がする。

「このマンガが好きすぎて気づいたら自分でも描いてた……!」じゃないと、楽しく絵を描き続けるのは難しい気がする。

アニメ絵やマンガ絵を描いてみたい場合、pixivの『sensei』というオンライン講座はいいんじゃないかと思う。基礎編は無料だし、pixivのプレミム会員になると全ての講座を視聴できる。

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推しの似顔絵を描く

推しが二次元じゃなくて三次元にいる人は似顔絵を描くのも楽しいと思う。

※このブログはそもそも似顔絵ブログでした。

似顔絵もリアルなものからゆるくデフォルメされたものまでいろいろあるけど、初心者ならゆるい似顔絵けっこうおすすめです。

「ゆるい似顔絵」をおすすめするのはこんな理由。

  • 上手い下手が出にくい
  • 初心者でも似せやすい
  • さらっとかけて味が出る
  • ウケがいい

似顔絵じゃなく、推しの写真をそっくり模写するのも写経のようで"無"になれて楽しいけど、そのままTwitterにアップすると肖像権や著作権に触れることもあるので注意しましょう。

手帳にかわいいイラストを描く・メモにイラストを添える

手帳にイラストを描いたり、メモにイラストを添えたりするのも楽しい。

手帳だと誰に見せるわけでもないから自由に描けるし、絵を添えることで思い出しやすい・伝わりやすいという現実的な利点もある。

SNSでのハッシュタグもいろいろあり、手帳の写真をTwitterやインスタなどに投稿してデジタルのライフログにすることもできる。

塗り絵を楽しむ

趣味で絵を楽しむならば何も一から自分で描かなくてもよくて、塗り絵という手もある。

「絵を描くことでストレス解消ができるらしい」という記事を書いたけど、それはつまり「何かに没頭することで不安や悩みから思考を離し、ストレスを解消する」ということ。

塗り絵ならば上手い下手もないし、単純にきれいな色を見ることが楽しいし、塗ったら塗っただけ色で埋まっていくので達成感も得られる。

せっかく大人が塗り絵を楽しむのだから、趣味にかけられる範囲で画材を買い足すというのもよいと思う。自分のおすすめの多色画材はクーピーペンシルの60色です。

「どれくらいで上手くなれますか?」は封印したほうが楽しい

「趣味で絵を描きたいんだけど、どれくらいで上手くなれますか?」とか「どういうのを描けばSNSでいいねをもらえますか?」みたいに聞かれることが多い。

絵においては、「どれくらいで上手くなれますか?」は封印したほうが楽しいと自分は思う。また「趣味で絵を描く」にもいろいろあるので、自分がやりたいことからやってみればいいとしか言えない。

一生かけてああだこうだしていくことだし、はっきりした上手い下手のモノサシもないし、「上手くなること=他人から評価されること」にこだわると苦しみしかない。

自分も長らく絵を描いてきたけど、「描いてて楽しいから描く」とか「没頭できてスッキリするから描く」とかじゃないと苦しみしか待っていない。

上手くなるためにやりたい、そして他者から評価されたいというなら、点数や記録が数字で出るような趣味のほうがいいかもしれないです。

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