お金をもらって絵を描くメリット→恥をかくのに慣れる&自信がつく!

「"お金をもらって絵を描く経験をしてみると良いよ!"とよく聞くけど、別にお金を稼ぎたいわけじゃないんだけど……」

という人向け【お金をもらって絵を描くメリット】についての記事。お金を稼ぐことより、絵を描く上での心構えや自信を得ることにつながります。

私はこのブログでも「絵に自信が持てない人ほど、お金をもらって絵を描く体験をしてみるといいよ!」という記事をたびたび書いている。

本格的に仕事としてやるんじゃなくても、【ココナラ】や【SKIMA】などのサービスを利用してやってみるだけでも十分だ。

でも「本当に? なんで?(疑い)」「私は別に絵でお金を稼ぎたいわけじゃないんだけど」と言う人も多い。私もそういう考えだったから、その気持ちもちゃんと分かる。

私は昔、

「上手いとか言われてもお世辞でしょ? どうせ私の絵なんか全然ダメでぇ(でもプライド高い)」

「いちおう美大には受かりましたけど、全然下手でセンスもなくて……(でもプライド高い)」

みたいな最大限にめんどくさいタイプの絵描きだった。

それがひょんなきっかけでデザインとイラストの仕事をすることになって、必死でせいいっぱいやっているうちにお金を得ること以上に大きなものを得たので、それについて書いていこうと思う。

お金をもらって絵を描くメリット→恥をかくのに慣れる&自信がつく!

恥をかきなれる

まず、恥をかきなれるというのがいちばん大きなメリットだったように思う。

何度も言うけどそれまでの私は絵に自信を持てないくせにプライドだけは高かったので。

「絵はただの趣味だから」「好きで描いてるだけだから」「自己満足でいいし別に他人に評価されなくていい。分かってもらえるとも思ってないしぃ」などとうそぶいて(今思い出すと自分にムカムカくる)、練習もしないしSNSにアップするのも理由をつけてやめてしまう。

だって人に見られて「なにこいつ下手じゃん」とか冷たくスルーされたらショックで死んじゃうし、「うわーダサ、センスない」とか笑われたくない。プライドだけは高いから。

人に見せるのは怖い、そのくせ誰かに認めてほしいという、こじらせめんどくさ絵描きだったのだ。プライドと承認欲求の袋小路に入って、もうまもなく圧死するな……という感じだった。

仕事で絵を描くという経験は、そんなアホみたいな状況をむりやりぶっ壊してくれた。

仕事だと「下手だからまだ見せたくない……」「え、ちょっとここ自信ない……どうしよう……」とか言ってられないから。

ガンガン描いてラフを見せて、「ここを直して」と言われたら直してまた見せて。

そんなことをやってるといやでも恥ずかしさがぶっ飛んでいく。

必死でなりふりかまわず食らいつき、社会人としての責任を果たさなければならない。

パリコレのモデルさんが舞台裏で着替えるとき、時間との勝負だから恥ずかしがってるどころじゃなくみんなガンガンまっぱになるって聞いたことあるけど、そんな感じ。

逆に、それくらいの状況でもなければ「恥ずかしい(ええかっこしたい)」という気持ちはいつまで経っても克服できなかったと思う。

あのまま行ったら私、40代、50代になってもプライドだけは高くてイジイジしたインターネットお絵描きマンで、Twitterに絵を上げるかどうか迷って「どうせ下手だから……」とイジイジする未来だったかもしれない。ゾッとするわ。

ちょっと強引なくらいに私に絵の仕事をさせてくれたクライアントには、今となっては感謝の気持ちしかない。これは言い過ぎではなく、命を救ってもらった。

他人は他人、と割り切れるようになる

あとは、超絶上手い人を見ても「この人はこういう絵で勝負している人。私の土俵は違う」と割り切れるようになった。

仕事で絵を描く体験をしてから、「自分はこの土俵で絵を描き、お金をもらう。あの人はあの人の土俵で絵を描き、お金をもらう。自分は自分、あの人はあの人。」と分けて考えられるようになったのだ。

だいたい日々自分の目の前の仕事に必死なわけなので、違う土俵を羨ましがってる暇なんかない。

絵に自信がなくてプライドでがんじがらめだった頃は、絵が上手い人はあいつもこいつもみんな全部羨ましかったし、敵だった。

例えば、ジャンルの神絵師も羨ましくて憎かったし、週刊誌で人気の連載をしているようなプロの漫画家も羨ましくて憎かった。中学生のコンクールで賞をもらっている生徒にまで嫉妬していた。

絵が上手いって言われて褒められている人のことは全部全部羨ましかったし憎かったのだ。

「この人頭がおかしいな」って思う? 私も思う。でも同じ苦しみを持つ人のために恥をしのんで書いています。

趣味なんだから楽しもう、と思えるようになる

以前は趣味のイラストなのに「ここが描けてない、下手だからアップしたくない」「アップしたけどなんかこの構図は違和感ある、下手に見えて恥ずかしい、ごめんなさいいったん下げます」とかすごく気にしていた。

けど、仕事でイラストを描く経験をしてからは「趣味のイラストは趣味でいいんだ〜!」とものすごい開放感を味わっている。

「完全に満足な出来じゃないけど、描きたいことは込められたからアップしよう」「このへんが描けてないなー、でもまあ、今の私はこの程度のレベルです」という感じで、気楽にSNSにもイラストをアップできるようになった。

だってもう仕事でさんざん直しを食らってるわけです。

未完成だろうが失敗だろうが人目にさらすことに慣れてしまったから、今さら怖くないわけです。(全然ではないけど)

SNSにアップするなら誰も直しを要求してこない。自由に描いていい。

趣味なんだから自分が楽しんでいいんだ! 楽しもう! と思えるようになった。

自分のことを肯定できるようになる

あとは、しばらく経ってから以前の絵を見ても、あまり恥ずかしく感じなくなった。

あるでしょう、ちょっと前の絵がむしょうに下手に見えて前消ししたくなる発作。全消しして「あ〜〜〜どうせ私は下手だからもう絵なんか描けない描きたくない!」ってなるアレがなくなった。

昔関わった製品を見ても「ここが未熟だけど、あのときはせいいっぱいやったんだもんな」「クライアントは喜んでくれたし、買った人も喜んでくれた。だったらそれがいちばんじゃないか。私のプライドなんてどうでもいい。」と受け止められるようになった。

自分の趣味の絵に対しても同じように「この絵、今見るとアラが目立つけど、○人の人は見てくれていいねしてくれたんだからこれはこれでいいよね。絵を消したら○人の『いいね』をむげにしてしまう。自分のプライドより○人のいいねを大切にしたい」と思えるようになった。

誰かのために描いて喜んでもらうっていうのは、自分への肯定感を強めてくれるんだなあと思っている。

あとスポーツマンがよく言うけど、全力を尽くすと本当に悔いって残らないんだな、ということを強く感じた。

どうしようもなくなったら試してみて

ここまで読んで「ちょっと興味はあるけど、でも絵の仕事なんて簡単にできないよ……」とか思う人もいるだろう。

でも、【ココナラ】とか【SKIMA】、あとはクラウドソーシングなどでもお金をもらって絵を描く体験はできる。興味がある人はこちらの記事も参考にしてみてください。

あとはここまで読んでも「うーん、でもなー」という人もいるかもしれない。

なので、もう自分の絵に自信が持てないのがつらくてどうしようもなくて、なんとかしないと頭がおかしくなっちゃうギリギリくらいに追い詰められたらでいいです。

最後の切り札として試してみてください。

だってギリギリまで追い詰められないと人間って飛べないよね。

私もこじれまくったプライドのために生きるか死ぬかくらいのレベルでギリギリだったからこそ、かじりついてがんばることができたと思うし……。

お金をもらって絵を描く体験をしてから、私の人生を今までぐるぐる巻きにしていたあのドス黒いプライドがうそみたいに薄らいでいる。ゼロじゃないけど、ストールくらいになった。

この喜びを人に教えたい、昔の私みたいな人がいたら伝えたい、そんな気持ちで書いた記事です。

ただ、昔の私はそんなこと言われても「は? 私はあなたとは違うし」と馬鹿にしてスルーしたと思うので……。めげずにしつこく書いていこうと思います。

※このブログを書いている高橋がTwitterを始めました。 → @tkhs_bsdz

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