多忙・条件が合わない等でイラストの仕事を断りたいときの断り方。

「イラストの仕事が忙しくなってきたので、いくつか案件を断りたい……」

「条件の良くないイラストの仕事を断りたいけど、上手い断り方が分からない」

という人向け、【角の立たない上手な断り方〜基本的には正直に誠実に、ビジネスマナーに則ってお断りすればOK〜】という記事。

イラストの仕事をするようになると、どうしてもできる業務とできない業務が出てくるし、また自分のキャパシティ的に請けられる量も限度がある。

しかし「イラストの仕事って座ってパソコンでちょいちょいっとできるでしょ?」と思われていることが多く、クライアントから無理も言われがち。

「来る仕事を全部請けていっぱいいっぱいでやっているとクオリティも下がるし、納期も守りにくく自分の心身の健康的にもしんどいよ……」

そんな悩みを抱える人ってけっこう多いみたい。

なので自分を守るために、できないことは上手に断りましょうという話。

多忙・条件が合わない等でイラストの仕事を断りたいときの断り方。

大前提として、絵を描かない人は、絵を描くことの労力が分からない

Adobe CCや資料、素材、フォントなどにかかる経費のことも分からない。

これは、立場が違うので仕方のないこと。

決してイライラしたりカッとしたりせず、ていねいに対応していこう。

基本的に、素直な自分の気持ちを"ビジネスメールことば"に変換して先方に伝えればそれでいいのだ。

ビジネスメールは絵文字もスタンプも使えないので印象が堅くなりやすいので、ちょっとしたコツというか慣れが必要になるのかもしれない。

声をかけてもらったことへのお礼を述べる

まずは先方がこちらに仕事を頼もうと考えて連絡をしてくれたことへのお礼。

「ご連絡いただきありがとうございます。」

「お声をかけていただいてありがたく思います。」

だって声をかけてもらえなければ、こちらは仕事ができないのだから。

お断りすることへの心苦しさをきちんと伝える

また、断ることへの心苦しさや申し訳なさを強く感じていても、それもきちんと伝えないと相手には分からない。

「もったいないお話をいただき、たいへん心苦しいのですが……」

「せっかくすばらしいお話をいただいたのに、申し訳ないのですが……」

申し訳なさや心苦しさをきちんと言葉にすることで、先方にも「むげに断られた」という印象は与えないはず。

お請けできない理由を挙げる

「申し訳ないのですができません」の一点張りでは先方も納得しにくい。

場合によってはできない理由を簡単に挙げることも必要になる。

「今現在スケジュールが空いておらず、その納期ですと難しい状況です。」

もし理由が複数あったとしてもバカ正直に全部言う必要はないし、「多忙なので」という理由がいちばん角が立たないのかなという気がする。

また「スケジュールに空きがない」と伝えることで、次のときにはもう少し余裕を持って声をかけてくれる(ようになることもある。)

「またあなたとお仕事をしたいです」という意志を伝える

「今回は仕方なくお断りするけど、このクライアントとはこれからもお仕事をしていきたい」という場合は、率直にその意志を表明するのも大切。

「次の機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。」

「どうかぜひ、またお声掛けいただければと思います。」

社交辞令みたいだけど、ビジネスメールではこれもしっかり言質になる。

スケジュールや予算を交渉してみる

多忙でスケジュールが合わない場合

スケジュールに余裕がなくて「この案件、受けたいけどキツキツだな……」というときってあると思う。

案件によっては納期がそれほどシビアではなく"担当者がちょっとタイトめに言ってるだけ"みたいなこともあるので、ダメでもともとの気持ちで交渉してみてもいい。

「ご提示の納期ですと難しいのですが、◯月◯日まででしたら可能です。いかがでしょうか」

結果として今回はお見送りになったとしても、「やる気があります」という印象を与えることができる。

条件が合わない場合(ギャラが見合わない等)

またフリーランスにとっては、「そのギャラだと使用ソフトや素材、フォントにかかる経費が厳しい……」ということもある。

ギャラをもらってもソフト代とフォント代払ってなくなっちゃった、ではタダ働きになってしまう。

「お金もっとくれ」ってメールでは書きにくいよ……という人は見積書を作るのがおすすめ。

見積書をメールに添付して、

「予算につきましては、添付の見積書をご確認ください」

で済む。

もちろんメールで「お金もっとくれ」を上手く言える人はそれでもOK。

先方もこちらが気にするほど気にしないので。(ビジネスなのだから。)

番外編:友人・知人から頼まれたイラストを断りたい場合

番外編として、知人や友人からイラストを頼まれたけど断りたい、という場合。あるでしょ?

結婚式のウェルカムボードかSNSの似顔絵アイコンか、「うちの店の看板のデザインしてよ」とか。

知人や友人から頼まれている時点でそれはノーギャラ(相手に払う気はない)だと思っていい。

「ノーギャラでもぜひ描きたい!」と思えない限りは私はすべて断るようにしている。

「使用ソフト代が持ち出しになってしまうので……」

「納期の目安は? ああ、そのスケジュールだと今まとまった時間が取れないので……」

コツとしては、少し距離を取った感じでビジネス感を出すというか。

こちらが「仕事でやっているので」という態度をきちんと出して、それで離れていくならそれだけの相手なので。

ノーギャラで引き受けても絶対あとで自分がモヤモヤする。

サクッと断ろう。

ビジネスメールのマナーは学んでおくと安心

イラストの仕事の場合、ビジネス上のやりとりはほとんどメール。

自分の気持ちをうまく"ビジネスメールことば"にできないから、断り方に悩んでしまうんだと思う。

フリーランスでやっていると、そこらへんをストレスに感じる人も多いようだ。

なので一冊ビジネスメールのマナー本みたいなものを読んでおくといい。

マナーがうんぬんというよりは、言い回しのバリエーションが身につくからだ。

自分もフリーランスになってからいろいろ読んだけどなかなか面白かったし、メールに自信がついた。

例えばこの本はガッチガチのビジネスマナーではなく、分かりやすく伝わりやすいメールの文章術が学べるのでおすすめ。

上手な断り方を身につけておくと、イラストの仕事をするのにだいぶ心強いはず。

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