
「感想くださいって言ってるのにフォロワーさんたちが全然感想マシュマロをくれない…どうやったら感想や反応をもらえるようになるんだろう?」
と悩んでいる人向け【ばくぜんと「感想ください」ではなく、感想はテーマを決めて募集するのがいいかもしれません】という記事。
何か創作をしてSNSにアップしている人が「なにか反応がほしい」「どんなふうに受け取ってもらえたのか感想がほしい」と思うのはごく自然なことだと思う。(※「別に私感想ほしくないけどな〜」という人もいると思うので、そういう場合は読まなくて大丈夫な記事です。)
でも、ただばくぜんと「感想ください」と言われても、感想を送る側にとってはなかなか難しい。
この記事では、【感想や反応をもらいやすくするちょっとしたコツ】について書いている。
【感想や反応がほしい…】感想をもらいやすくなるちょっとしたコツ。
マシュマロはテーマを決めて募集する
匿名でメッセージが送れる【マシュマロ】。もうすでに使っている人、使ってみたことがある人も多いと思う。
けど「感想マシュマロ募集しても思ったように感想が来ない……私の絵って下手なのかな、魅力ないのかな」と落ち込んでしまうことってないだろうか。
でもそれって感想を送る側にとっては、単に「感想くれって言われても、なにを書いていいか分からない」だけなのかもしれない。
具体的に「何について聞きたいのか」をはっきりさせる
ビジネスなどでもそうだけど、具体的になにを聞きたいかはっきりさせないといいフィードバックはもらえない。
取引先にラフを提示して「ラフなんですけど、どうでしょう?」と聞いてみたって、相手からすると「どうって言われても……」となってしまう。
「キャラの造形はどうですか? 真面目感を出すよう表情はこんな感じですがイメージと合っていますか?」
「色合いはこれでどうでしょう? 寒色系でまとめてみました」
などと具体的にフィードバックが欲しい点を相手に伝えることで、
「クールな真面目感、良いですね! こちらのイメージ通りです。最高!」
「色合いが少しだけ寂しいので、何かアクセントを入れて華やかにすることはできますか?」
などと欲しいフィードバックをピンポイントでもらうことができる。
もちろん趣味の絵の感想だから直すためにフィードバックをもらうわけじゃないんだけど、「聞きたいところを具体的に聞く」という点は参考になるんじゃないかと思う。
「キャラのこの表情を描きたくてがんばってみました。伝わっているといいな!」とか「敢えていつも使わない色を使ってみた! 自分ではお気に入り。どうかなー?」
みたいに「自分的に見どころはここです!」を提示することで、見た側も感想を言いやすくなるかもしれない。
誰でも参加しやすいテーマで雑談してみる
これは自分の経験なんだけど。
まわりの絵描きさんや字書きさんはマシュマロを感想ツールとしてだけでなく、
「原稿作業が煮詰まってきて……音楽に疎い私に、何かおすすめ作業用BGMありますか?」
「次のイベントで○○に行くけど、ぜひ買って帰るべしなおみやげをご存知の方、教えてください!」
みたいに使っている。
シャイで引っ込み思案な私はこういうときに「今だ!」とばかりに絵描きさんや字書きさんにマシュマロを送るのです。
「おみやげはこれが有名ですけど、駅前店で個包装のパッケージも販売されているので配るにはこちらが便利です! あの、それから前回のご本とても良かったです……!」
みたいに、タイミングを逃して伝えそびれていた感想を、雑談に便乗して伝えることができる。
誰でも気軽に参加できる雑談の場を設けてくれると、スーパーシャイガールの私みたいなのにとっては話しかける大事なきっかけになってくれるのだ。
感想を伝えたいけど、きっかけやタイミングがないとか勇気が出ないだけっていうケースもあると思うんだけど、どうでしょう?
選択肢を選ぶだけのアンケートを作る
より具体的なことを知りたい場合、選択肢を選ぶだけのアンケートを作る人も多い。
Twitterのアンケートを活用する
簡単なのはTwitterのアンケート機能。
「3点ほどがんばったポイントがあるんだけど、どこがいちばん好きでしたか? もしよかったらリプでもお気軽に教えてください!」
1、○ページ△コマ目の誰々の表情(こういう表情初めて描いた)
2、ギャグページのツッコミ3連発(これ考えるの難しかった……!)
3、背景の床の間に活けてある花(部屋ごと全部変えました!)
とか、
「次の新刊、どっちを出そうかすごく迷ってるんだけど参考までにみなさんが読みたいのはどっちですか? リプでもお気軽にどうぞ」
1、ほのぼのオールキャラ
2、ちょっとホラーな異形モノ
みたいな感じでTLに流れてくると、私はつい回答してしまう。参加したくなってしまう。「そうそう、床の間の花部屋ごとに全部違ってましたよね! もちろん気づきましたよー! 座布団も花と合わせてありますよね……?」とかリプでも言いたくなってしまう。
選択肢があると「あー! あの床の間の作画がやけにすごい絵描きさんか!」(なんだこの例)とすぐ思い出してもらえるし、選ぶだけなのでアンケートにも参加しやすい。
「みなさんイベントお疲れ様でした。よかったら感想ください!」とだけTLに流れて来ても、たくさん本買ってるしどの本だっけえーとえーと、となってしまうし、絵を描く人はいっぱいいるしで答えきれないんだよね……。
無料のフォームサービスを利用する
Twitterのアンケート機能はごく簡易的なもの。もう少し細かくしっかり聞きたいという場合、無料サービスを使ってアンケートフォームを作っている人も多い。
これもまた選択肢を選ぶだけなので気軽に参加してもらいやすく、任意の感想欄を設置しておくことで長めに感想を伝えたい人にも書いてもらえる。
また、ポジティブな選択肢だけにすれば、フィードバックをもらっても落ち込むこともない。
【Googleフォーム】Googleアカウントがなくても回答できる。
【Tayori】私もこちらのメールフォームを業務で使っている。

感想を受け取ったらきちんと返事をするといいのかも
あとは、感想をもらったらお返事をすることで、感想を送った側も張り合いがあるんじゃないかなと思う。
「感想ください!」と言っている絵描きに一生懸命感想を書いて送ったけどそのあと一切音沙汰なし、とかだと「マシュマロ届かなかったのかな? 何かAIに引っかかっちゃったのかな、せっかくいっぱい書いたけど無駄になっちゃったみたい……」とがっかりしてしまう。
「マシュマロたくさんありがとうございました!」とまとめての返事だと、場合によっては「たくさん来てるならじゃあ私が送らなくてもいいか、私は感想をまとめるの苦手だし」と思っちゃうかもしれない。
もし自分から「感想をぜひください!」とお願いしたのであれば、また返事が苦にならないくらいのペースであれば、感想にお返事するのもまた楽しみの一つかなと。
「私はこういう感想をもらえると参考になって助かっています」「一言でも励みになっています」というふうにはっきり態度に出していると、送る側もより送りやすくなるんじゃないだろうか。
(※いっぱいもらう人は全部に返事するのたいへんなので、そのへんは兼ね合いだと思います)
私も個人サイト時代に【かんこな(感想来ない)】を長らく経験していて、とてもしんどかった。感想をもらえることってとてもありがたいことなんだよね……。有難い=まれなこと。
だからなるべく読んでくれた人が少しでも感想を送りやすいように、相手の立場になって考えるようにしてみています。