
「イラストを描いたからSNSに投稿してみたい!でもSNS初心者だからルールやマナーが分からなくて不安だな…叩かれたり炎上したりしたらどうしよう…」
という人向け【SNSにイラストを投稿するとき、この点に注意しておくとまわりも自分も安心かも】という記事。
初めて自分のイラストをSNSにアップするとなると、誰しも緊張してしまうと思う。
「SNS初心者だし、うっかりマナー違反をしてしまって悪口を言われたり叩かれたりしたらどうしよう」
「ジャンルの空気を読めてなくて自分だけ浮いちゃうの怖い」
「下手なくせにアップするな、とか言われちゃったらどうしよう……」
あれこれ考えすぎちゃって緊張してしまっているかもしれないけど、はじめに書いておくと、そんなに緊張しなくても、最初はあまりたくさん見てはもらえないので大丈夫。
いっぱい見てもらえるようになるまで数週間から数ヶ月かかる(そこでいやになっちゃう人もたくさんいる)と思うので、その間にまわりを見て、ジャンルのローカルルールがあるようならなじんでいけばよいのです。
とは言え、もし重大なルール違反やマナー違反があれば悪い意味で人の目につきやすい。(きっと緊張してしまうのってそれが心配なんだよね。)
この記事では、とりあえず押さえておくと安心な最小限のルールやマナーについて書いています。
【オリジナル】SNSにイラストを投稿するときの注意点【二次創作】
オリジナルでも二次創作でもSNSの規約は守る
まずは、投稿するSNSの規約をきちんと守ること。
見ようと思えば誰でも見ることができてしまう場所にイラストをアップするわけなので。
過度に暴力的なもの、性的なものなどは、アップの仕方によってはTwitterの規約に違反することがある。

Twitterの【ツイートする画像/動画をセンシティブな内容を含むものとして設定する】という機能を使ってワンクッション置くなどの配慮も必要になる。

「自分の作品はどうなんだろう?」「これって違反かな? どうかな?」と判断がつかず不安なようであれば、注意書きをつけた上で【ぷらいべったー】を使ったりpixivに年齢制限付きで投稿してTwitterで共有する、というスタイルにするとまわりも自分も安心。
転載予防に注意書きとサインを入れておく
SNSにイラストをアップする人が一度は悩む無断転載。
完全に防ぐことはできないけれど、
- プロフィールに注意書きをしておく
- 作品にサインを入れておく
この二つでだいぶ予防にはなる。詳しいことはこの記事にまとめた。
二次創作やファンアートの場合は著作権に注意する
二次創作やファンアートの場合、本来は他者に権利がある。
自分のジャンルにガイドラインがあるならそれに目を通し、違反しない範囲で楽しむことが大切になってくる。
ガイドラインを出していない著作権者でも「ファンとしての応援や趣味の範囲であれば制限しませんよ」というケースが多い。
「応援や趣味の範囲ってどこらへん?」と疑問に感じる場合はゴールデンボンバーさんが出しているガイドラインが参考になる。

ゴールデンボンバーさんもこの中で書いているけれど、
「ガイドラインいろいろ読んでみたけど、セーフとアウトのさかいめが分からないよ……」という場合、二次創作自体をしない勇気も必要。
間違っても「二次創作のガイドラインを教えてもらえませんか?」などと著作権者に問い合わせないように。
場合によっては検索よけをしたほうがいいことも
二次創作の中でも、特定のキャラの恋愛要素などがある作品(いわゆる腐表現・夢表現)はSNSに投稿する際には注意したほうがいいかも。
具体的にはこんな対策を取っている人が多いみたい。
- 作品名やキャラ名をツイート内に書かない(絵文字などで伏せる)
- 作品名やキャラ名のハッシュタグを使わない
- ぷらいべったーでワンクッション置く
- pixivに投稿して、Twitterではリンクのみにする
原作ファンの中には「二次創作が嫌い」「腐や夢を見たくない」という人もたくさんいる、ということを、二次創作側の我々はつい忘れがち。
「腐だけどキス程度だし性的な表現はないし、一般人に見られても平気だろう」とか思いがちなんだけど、たとえ性的な表現はないとしても、キャラ同士の原作にない恋愛要素は人によっては嫌悪感を感じることもある。(あったりまえなんですけど)
もちろんこれらはただの暗黙のマナーであって、規約でもルールでもない。「そんなマナー知るかよ! 自分の描きたいものを描いてアップして何が悪い!」という考えならそれでもいいんだと思う。
でも少なくともこのページを読んでいるみなさんは「SNSで波風立てたくないな、そのためには何を気を付ければいいんだろう?」という方々だと思うので、「例えばこんなふうにすると波風立ちにくいかもです」という程度のお話です。
「何か間違っていたら教えてください」の一言を書いておく
あと、特に二次創作の場合これが地味に有効だと思っているんだけど、この一言。
「初心者なので、何か間違っていることがあれば教えていただけると助かります!」
プロフィールに一言書いておくことで、もし何かマナー違反やルール違反があったときもまわりの人が教えてくれやすい。
この一言がない場合、まわりは「この人ルール違反なんだけど……でも注意して逆ギレされてもいやだしなあ」と躊躇してしまう。
でもこの一言があることで、「この人は初心者だから知らずにやっちゃっているんだな、こっそり教えてあげよう」となりやすい。
他SNSとの併用もおすすめです
この記事を読んで
「よし、私の場合は大丈夫だな!」
という人と、
「なんか不安になってきたな……」
という人がいると思う。
「大丈夫だな!」の方はいってらっしゃい!
不安になってきた人は、他SNSを併用するのもおすすめ。
例えばpixivなら原作タグの他に腐タグと夢タグがあってハッキリと棲み分けされている。

pixivに投稿してそれをTwitterに共有するようにすれば、見たい人だけが見てくれる。(pixivの設定からTwitterと連携させることができます。)
またBL要素を一般の人になるべく見られたくないな、というときはBL創作に特化したpictBLandというSNSもある。

これもTwitterと連動させられるし、公開範囲を細かく設定できるのでより安心。
Twitterよりも転載されにくいSNSもあるので、自分のニーズに合ったものを探してみるといいかもしれない。
最初の最初に書いたけど、SNSにイラストをアップしても最初はたいして見てもらえないことがほとんど。
なかなかいいねがつかない期間は「今のうちにジャンルに慣れよう!」と考えて、コツコツと描き続けてアップしていく期間にする。まわりの投稿の仕方にも目を配り、より良い方法があったら取り入れる。
重大なルール・マナー違反さえしなければ悪目立ちもしないので大丈夫、まずは気軽にアップして慣れていくのがいいんじゃないかなと思う。