
※解説のため、画像が多めの記事です。
「無断転載を防ぐためにイラストにサインを入れておきたい」
「お絵描きソフト使ってない人はどうやって入れればいいの?」
という人向け、【お絵描きソフトや無料ツールでイラストにサインを入れる方法】について。
イラストの無断転載を防ぐには、【注意書きをすること】と【イラストにサイン(SNSのIDやURL)を入れること】。
どんなサインを入れたら効果的か、というのはこの記事に書いている。
「でも、サインってどうやって入れたらいいの?」という人向けに、
- お絵描きソフトで入れる場合
- Webの無料ツールで入れる場合
についてそれぞれ解説する。
お絵描きソフトで入れる場合
デジタルで絵を描いている人は、自分の使っているお絵描きソフト・アプリでそのままサインを入れるのが最も簡単。
イラストの上に別レイヤーを作り、文字を入れるだけ。
その際モードによって印象が変わるので、好みのもので入れるといいと思う。
上手く馴染む色を選べば【通常】でそのまま入れてもOKだし、【乗算】は存在感があり、【焼き込み】や【オーバーレイ】はイラストにも馴染みやすく、線を隠さない。

使っている人が多いのは【CLIP STUDIO】とか【メディバンペイント】だろうけど、他のソフトやアプリでも、レイヤーごとに合成モードが変えられるものなら同じように使える。
(ちなみに自分はメディバンペイントを使っている。ほとんどの機能が無料で使えて、A1サイズのポスターから同人原稿まで作れてしまう。)

Webの無料ツールで入れる場合
またアナログでイラストを描いていて、スキャンなり写真を撮るなりしてSNSにアップしているけど「原画はサインを入れずに残しておきたい」という人もいると思う。
あとは「サイン入れ忘れたまま出力しちゃった、もう一度ソフト立ち上げるの面倒だな」という場合にも。
そういうときは、Webの無料ツールを使って簡単にサインを入れることができる。
自分が使っているのはSYNCERさんの【Watermarkメーカー】。

まずはサインを入れたい画像をアップロードして……

入れたい文字列、色、濃淡を設定。

大きさや位置を決めたら「作成」ボタンを押すと……

サインの入った画像が出力される。

"表示"させて保存。(自分のiPadだと"ダウンロード"ができなかった。)

"ロゴ画像"をアップロードすれば、テキストではなく画像を入れることもできる。

(落款みたいでいいなこれ、次から使っていこう……)
透かしツール以外にも、集中線ツールや吹き出しツールも使わせていただいている。

ツールを組み合わせて使うといろいろ遊べて楽しい。
デザインの一部として楽しくサインを入れよう
「無断転載を防ぐためにサインを入れておかなきゃ……」と思うとユウウツになるけど、デザインの一部として考えていくと楽しい。
「どんな色を使おうか?」「位置はどこがいいか?」「吹き出しツールで入れちゃおう」などいろいろ試すことで、デザインの感覚を磨くことにもなる。
作品に落款を捺す感覚で、SNSにアップする前の習慣にするといいかもしれない。