Twitterで好みの絵描きを見つけた! 有償でもいいからイラストを依頼したい。どうやって依頼したら失礼にならないのかな?
と、絵描きにイラストを依頼しようとしている人向け、【Twitterで絵描きにイラストを依頼するより、SKIMAやココナラで依頼したほうが安心かも】という記事。
今はTwitterでイラストを描いている人も多く、「素人でこんなに上手いなら私も描いてもらいたいな」と思う人もいるようだ。
自分もTwitterで「イラストを描いてくれませんか」と依頼されたことが何度かあるけど、ちょっとその依頼の仕方だと戸惑う絵描きもいるかも……と思うことが多い。
少し前にも、知らない方から「すてきな絵ですね。フォローさせていただきました。私も○○(キャラ名)のファンです! さて、○○(キャラ名)のイラストを描いていただけませんでしょうか? なんならお金を払ってもかまいません。よろしくお願いいたします」みたいな感じのDMを受け取ったのだけど、自分は戸惑ったし断った。
この記事では、
- Twitterで絵描きにイラストを依頼するときは……
- 有償の依頼はなるべく【SKIMA】や【ココナラ】で依頼すると安心
ということについて書いていく。
Twitterで絵師にイラストを依頼したい。注意すべき点とは?
仕事を請けているかどうかプロフィールを確認
まず、プロフィールに「お仕事の依頼受付中です」みたいなことが書いてあるかどうか確認する。
「受付中って書いてないけど頼んだら描いてくれるかも」というのは、「このスーパー開店10時だけど、今まだ7時だけど頼んだら開けてくれるかも。試しに呼んでみよう」みたいな感じで、ちょっとした無茶だ。(よく見知ったお得意さんならもしかしたら開けてくれるかもしれないので、関係性にもよると思います。)
もし試しに頼んでみるにしても、ある程度の時間をかけて交流して信頼関係を築いてからならまだいいのかも? と思う。「絵のお仕事受付中ですとはプロフィールに書いてないけど、依頼されたら嬉しくて描いちゃう!」っていう人もいるかもしれないので、一概には言い切れないけど。
初対面(フォローしたてとか)でいきなりの依頼は避ける
自分の例として上でちょっと書いたけど、初対面、あるいはフォローしてすぐなどでいきなり依頼をしてしまうのはあまりよろしくないかもしれない。(※その絵描きさんがお仕事を募集している方なら別です!)
こちらは前からその絵描きのイラストを見て知っていたとしても、絵描きにとってはこちらは知らない相手で、つまり、信頼関係がゼロの状態。
そんな人に急に「フォローしました! イラスト描いてもらえませんか?」と言われても戸惑わせてしまう。
「なんならお金払いますから」と言ってくる人もいるけど、もし逆の立場だったらどう思うだろうか。
知らない人が本当にお金を払ってくれるかなんて分からないよな……と不安になるのではないだろうか。
知らない人に口座番号とか教えるの抵抗あるし。
時間と手間かけて描き上げた作品だけ受け取って未払い、ということはザラにあるし。(自分もある)
「Twitterの絵描きに描いてもらったんだけど、このレベルで◯◯円取るとかありえなくないですか〜?」ってどこかに晒されるかもしれないし。
どんな相手か分からないので、いろいろな不安がある。
さらに、ネットの相手と金銭のやり取りをするのは、ただでさえトラブルの元になることが多い。
それが全く知らない相手ではなおさらだ。
もちろん「有償でイラスト描かせてくれるなら初対面でもフォローしたてでも全然大歓迎! ばんばん来い!」な人もいるかもしれないので、一概には言い切れないけど。
また、よく知らない絵描きにお金払ってまで描いてもらうのって、依頼するほうにとってもリスクがある。その絵描きがどんな人か分からないわけだから。
絵描きにお金を払ったのになかなか描いてくれないとか、依頼を受けてくれたのにぱったり連絡が取れなくなった、なんて話も聞く。
「依頼はDMで」と書いていなければDMで依頼するのは避ける
仕事の依頼を受け付けている人は、プロフィールに仕事用のメールアドレスやメールフォームを記載しているかもしれない。プライベートでも使うTwitterで仕事のやり取りをすると煩雑になるからだ。
なので、相手の指定する連絡方法で依頼をするのが無難だと思う。
プロフィールも読まずに、あるいは「メールでって書いてあるけどめんどくさいし私のメルアド知られるの嫌だからDMでいいや」とでも思うのか、自分本位に声をかけてくる人というのはいる。
自分のケースでも仕事用のメルアドを記載しているのにDMから連絡してくる人はいて、そういうときにどう感じるかというと「この方は私のプロフィールを読んでいないし、自分のことしか考えていないんだな。信頼できそうにない……」。
顔が見えないSNSでは言動の印象が全てなので、取引をするのが不安になってしまう。
連絡なんか届けばなんでもいいよ! というおおらかな方もいると思うので一概には言えないけれど。
個人からの仕事を請けるかどうかは人による
また、企業からの仕事は請けていても、個人からの仕事は請けていないという人もいる。(たぶんそういう場合きちんとその旨書いていると思います)
なぜかというと、こんな理由。
- 個人間のやり取りは未払いなどのトラブルも多いので敬遠される←特にこれが大きい
- 個人からの依頼は実績にならない
ネット上での金銭のやり取りはトラブルになりやすいし、中途半端な知り合いのフォロワーと金銭トラブルを起こすとわだかまりも残ってしまう。
自分も踏み倒しや支払いの遅れを何度か経験しているけどストレスがとんでもないので、個人間のやり取りはなるべくしたくないというのが本音。
実績にならないというのは、例えば「有名なお笑い芸人○○さんのグッズ用イラストを事務所に依頼されて描きました!」というと「企業さんときちんと仕事ができるレベルでビジネススキルがあるクリエイターなんだな。それは安心だ」となるけど、「フォロワーさんのTwitterアイコンを描きました!」と言っても「お友達に絵を描いてあげたってことだね」となってしまう。
また、フォロワーが少ない人のTwitterのアイコンを描いても宣伝効果がほぼない。
絵を描くには同じように手間がかかるのに、企業とのお取引と比べてメリットが格段に少なくなる。
ゆえに、売れっ子で多忙な人ほど企業の依頼を優先するのも当然のことだと思う。食っていかなきゃいけないのだから。
(※SNSでの交流の一環として仲のいいフォロワーさんに絵を描いてあげるとかはまた別の話です。)
【SKIMA】や【ココナラ】で依頼するのがおすすめです。
上に書いてきたように、Twitterで好みの絵描きがいても信頼関係がないうちは気軽に依頼するのって難しい場合がある。
それよりも「有償でイラストを描きます!」という人がそろっているサービスを利用する方がお互いに無駄がなく、安心で安全。
【SKIMA】はコミッションサービスと言って、個人に有償でイラストの依頼ができるサービス。
pixivっぽいきれいめ絵柄のクリエイターが主流で、比較的若い層が多い印象。
【ココナラ】はスキルのフリーマーケット的なサービスで、個人が出品しているスキルを見て気に入ったものを購入する(イラストを描いてもらうなど)システム。
絵柄もいろいろ、ちょっと変わった画風のクリエイターもいて個性的。"スキルのフリマ"というキャッチコピーはダテじゃない感じ。
どちらのクリエイターも最初から絵を有償で描くことを想定して出品しているので、テキパキと段取りをつけて依頼を受け、期限を守ってこなしてくれる。もちろん金額もきちんと提示してあって安心。
「イラストの依頼をするの初めてだからどうやって依頼すればいいかよく分からない」という人でも、ていねいに対応してもらえる。
立場が違うとお互いに分からないことがたくさんある
せっかく依頼したのに断られたら「絵が描けるんだから描いてくれればいいじゃん、ケチ」と思ってしまうかもしれないし、絵描きは絵描きで「失礼だな! いやな気分だ」と思ってしまうかもしれない。
立場が違うとお互いの事情は分からないこともあると思う。
絵を描いてくれと突然言われて困惑し、言葉を選んで一生懸命断る人の申し訳ない気持ちも分かるし、ウキウキと依頼したのに断られて悲しくなったりする人の気持ちも、私は両方わかる。
なので、こうやって少しでも絵描き側の事情や心境を伝えていければなと思っている。