イラストに背景を描きたい!資料に使える写真を撮るコツについて。

「イラストにカッコいい背景を描きたいな…でもどんな背景を描いたらいいんだろう?全く思いつかない」

「イラストの資料に写真を撮ってみたけど、使える写真がない…資料写真を撮るコツってあるのかな?」

と悩んでいる人向け【推しをその風景の中に立たせて撮ると捗る。】という記事。

人物やキャラのイラストを描いたとき、「そろそろ背景ってやつを描きたいな、真っ白じゃなくてさ……」と思うことがあるかもしれない。

でも初心者の場合は「背景って言っても、例えばどんな背景を描けばいいの?」って、そこからつまづいてしまうんじゃないかしら。(私はそうだった)

背景描くぞ! と思っていろいろ写真を撮ってきたはいいけど、どれも使えない……みたいなことも。(私はそうだった)

この記事では、

  • どんな背景を描いたらいいか発想するコツ
  • 資料に使える写真を撮るポイント

について書いていく。

イラストに背景を描きたい!資料に使える写真を撮るコツについて。

どんな背景を描けばいいのかという発想を得るには

背景を描きたいからって、絵になるような場所を探すのってけっこう難しい。

「ここは絵になりそう」と思って写真をいっぱい撮って帰ってもいざ背景に描こうとするとそうでもないし、うまくハマらない。人物と背景がチグハグになる。結局ボツになる。

そんなことを数回繰り返すと「私は背景苦手だなー、描くのも資料撮るのもよく分かんないや」となってしまう。

そういうときに絵の上手い友人から聞いたのが"推しをその風景の中に立たせるといろいろ捗る"という技。(推し=描きたい人物。何次元とか何次創作とか関係なく)

駅のホーム、会社の給湯室、旅行先の温泉宿など、「ここに推しがいたらどう描くか……」と推しを存在させてみるのだそうです。

これ、まわりに聞いてみるとみんなけっこう普通に、あるいは無意識でやっている。

※もしかしたらこれはごく普通すぎて「そんな当たり前のこともったいぶって書かないでよ」みたいなことなのかもしれない。けど私には衝撃的だったし参考になったので記事に書いています。

旅行先の温泉宿はともかく、駅のホームやら会社やらは自分たちにとってはただの日常の風景なので「これを資料に背景を描こう」とかいう意識は起こりにくい。会社の給湯室に対して特に愛はないわけだから。

でも"推しとその背景"だと思うと、描くことを意識して目が行くようになる。

どこにいても普段から背景込みで推しをそこに見ているので、キャンバスに向かったときに自然と自然な背景が思い浮かぶようになるシステムなんだそうです。

みなさん仕事もちゃんとしてます。

"推しとその背景"を写真に撮る

その上で、資料となる写真を撮る。

そのときも「資料用に図書室の本棚を撮る」のではなく、「推しとその背景(図書室の本棚)」を撮る。

書いていても自分でこれ何言ってんのか不安になってくるけど、絵を描く人にとってはきっと「ああ、なんとなく分かる」となるんじゃないだろうか。

最初は推しの代わりにともだちに立ってもらうと身長の目安もつきやすい。

慣れるとだんだんそこに推しが見えるようになるから、代役も必要なくなるそうです。

ここまでこうやって文章で書いてみると「いかれてやがる……」って感じがするかもしれないけど、絵を描くって想像力なのだよね。

※駅の構内など、人がいる場所で写真を撮るときはトラブルに気をつける。もちろん、人が写り込んでいる写真をネットにはアップしない。

描くつもりで撮る・どう描くかを想定して撮る

資料に使える写真を撮るには、描くつもりで撮るのがポイント。

というとこれまた「当たり前じゃん」と思われるかもしれないけど。

資料にたくさん写真を撮って帰ったのに全然使えなかったというのは、「実際これをどう描くか」を想定して撮っていないから、なことが多い。

「この本棚、複雑すぎて実際描くとしたらめんどくさいな、この横板はこういうふうに省略しよう」とか「この店のこの席は奥まっているから影が重なって濃くなるな、描くときは椅子の隙間はベタでつぶすとそれっぽく見えそう」とか、描くときのことをなるべくリアルに想定しながら撮る。

そうすると「このアングルじゃ描けない、使えないわ」「絵にしたときのっぺりしちゃってパンチがないな」などと撮りながら選別できる。

まだ外で資料の写真を撮っている段階で、頭の中ではもうクリスタを開いて描き始めているわけです。

"実際描いたときそれっぽく見える"画角を探して撮る

あと、"それっぽく見える角度"というのも大事かもしれない。

人工物って特に、真正面や真横から描くと稚拙に見えがち。

ビルを真正面から描いてもただのキラキラした豆腐だし、タンスを真正面から描いても木の四角だし、ガードレールを真横から描いてもなんだか分かりにくいし。

ちょっと斜めから見るとか、上から見るとか、アオリで見るとか、真正面や真横以外のアングルにすると"それっぽさ"が出る。むしろ"それっぽく見える角度"を探して撮る。

絵が上手い人って、いちばん"それっぽく見える角度"を見つけるのが上手い気がする。

細部が分かる、明るいはっきりとした写真を撮る

これは私が似顔絵の資料としていただくときもお願いするんだけど、とにかく十分な明度があること。ピントが合っていること。

これまた当たり前だけど、薄暗いと細部が見えなくて資料にならないので。

でも意外と、十分な明るさのある写真って実際描くつもりで意識しないと撮れない。

細かい部分を描き込みたいなら別途に細部の写真を撮る、明度を上げて撮るなど、自分はちょっとしつこいくらい念押しで撮ることにしている。

写真自体を撮り慣れることも必要かも

「たくさん撮っても資料にならない写真ばっかりだった……」という人は、私がそうだったんだけど、資料の写真を撮る自分と実際に描く自分を別にしちゃっているんじゃないかと思う。

資料の写真を撮る自分「このお寺とイチョウの木カッコイイ! 絵になるぅ! いつか推しの背景に描こう! 描くときの自分よ、任せた!」

実際に描く未来の自分「無茶いうなよどんだけ手間かかるんだ、しかも寺とイチョウって、この前に推しをどんな顔で立たせりゃいいんだよ、サイズ感もわかんないよ、こんな写真使えない!」

こんな感じでムダが起こる。

"撮る段階の自分"が"描く段階の自分"のことを考えてあげないと、資料になる写真は撮れない。

あとは、写真自体を撮り慣れることも必要かもと思っている。

自分のまわりの話なんだけど、絵が上手い人って一枚で絵になる写真を撮るのも上手い(気がする)。

たぶん頭の中で絵になる構図がすぐにできるんだと思う。

私はあんまり写真が上手くなく、技術的にもブレたりするほか、何を撮りたいか分からない、ドラマも見どころもない、ただカメラを向けて対象物を撮りましたみたいな、ボサーッとした写真になりがち。何を撮っても下手。しかも何を撮っても右が下がってる。すごい。

こういう写真では資料にならないどころか、SNSにアップするのもためらわれる。苦手意識からほとんど写真も撮らない→上達しないの悪循環。(一つだけ言い訳させてもらうと、これらは絵の資料のためではなくライフログとして撮ったんですよ……! 本当に……!)

そこでなんですけど、簡単にスマホで絵になる写真を撮る練習・コツの勉強をこれからしてみようと今考えているんです。

テキストに選んだのはこの二冊。

練習の成果が上がれば、追々それも記事にしたいと思っています。

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