pixivやTwitterでイラストの仕事を募集するコツ

pixivやTwitterのプロフィールに、「イラストのお仕事募集中です」と書いている人をよく見かける。

確かにそこそこのイラストが描ける人が多く、本人も「自分のこの自信のイラストを見てもらえば、仕事が来るだろう」と思っているのかもしれない。

しかし、その募集方法では仕事の依頼をされることはない。

きちんとした企業から、お金が発生する仕事をもらうためには、抑えておくべきポイントがある。

自分が絵の仕事に向いているかどうかを知りたい人は、こちらの記事も参考になるかも。

SNSでイラストの仕事を募集するならやっておきたいこと

pixivやTwitterのプロフィールのところにこんな感じで、気軽にイラストの仕事を募っている人がほとんどだ。

○○(HN)@お仕事募集してます

イラストの傾向はメディア欄参照

問合せはこちら→

oekaki■yahoo.co.jp(■を@に直してください)

※pixivのメッセージやTwitterのDMでも連絡取れます

確かにこれなら気軽に募集できて簡単だけど、これではまともな企業は声をかけない。

ちょっとのコツと手間で、企業の目に止まる可能性はグッと上がる。

独自ドメインのメールアドレスを作っておく

まず、連絡先がフリーメールだけというのが、企業側からすると不安。

しかもこのメールアドレスが生きているかどうかも分からない。あと■を@に変えるの地味にめんどくさい。

手間をかけてメールを送っても連絡が取れるか定かではない、となると、時間の無駄になってしまう。

できれば仕事用に、独自ドメインのメールアドレスを一つ作っておくといいと思う。

独自ドメインのメールアドレスは「イラストを本格的に仕事としてやっている人なんだな」と信頼されやすい。

独自ドメインというとハードルが一気に上がる気がするけど、今はかなり手軽になってきている。

例えば、ムームードメイン というサービスなら年間600円(1ヶ月50円)程度で作れてしまう。

メールアドレスを公開したくない場合は、メールフォームを作るという手もある。

無料メールフォームサービスはいろいろあるけど、自分はTayoriというサービスのフリープランを使っていた。企業からお声がかかった時点で先方にメールアドレスを伝えて、以降はメールでやり取りする。

ホームページを作っておく

「仕事を募集するならホームページが必須」とよく言われるけど、これには理由がある。

クリエイターの信頼性を高める

企業側、依頼する側の気持ちになって考えてみてほしい。

お金の発生する仕事を依頼するのに、SNSにメールアドレスを載せただけの、素性もわからないような有象無象はリスクが高すぎる。

業務を開始した後で連絡が途絶えたり遅れたり、途中でとんずらされたら、企業側はかなりの損失になる。損害賠償モノだが相手の素性が知れないとなるとそれもできない。

かと言って個人のクリエイターは氏名や住所を公開するわけにもいかない。

なのでその分、ある程度時間と費用をかけてホームページという看板を作っておくことで、安易にとんずらしませんよという本気度を示すことができる。

それから「問い合わせの返信は基本的に24時間以内に行います」など、連絡のつき具合も書いておくことで、依頼側が安心できる。

自分のできる業務をアピールできる

ざっくりと「イラストのお仕事募集中」とだけ書いている人が多いが、これでは何の意味もない。

常識的に考えても、どんなイラストが描けるかも分からない、いくらで描くかも分からない、そんな人に仕事の依頼はしない。

「イラストって何が描けるんですか」

「えーと、イラスト全般を……」

「お願いしたいのは広告漫画ですがいくらでできますか?」

「えーと、そういうの分からないんで、普通いくらなんですか?」

依頼する方も暇ではないので、こんなやり取りはしてくれない。

「イラストのお仕事募集中、詳しくはメールでお問い合わせください」っていうのもダメ。

相手に要らない一手間をかけさせて、しかも問い合わせた上で「あ、そういうのは描けません」となれば企業にとって無駄足もいいところだ。

ホームページがあれば、「広告漫画一枚あたり○○円で描きます」などと、料金やできる仕事のジャンルを明示できる。

ネットでサクッと依頼されるような仕事は、広告漫画、アフィリエイトサイト用イラストのようなものが多い。最近はVtuberのキャラデザイン、YouTube用漫画の需要も増えている。

ぼんやりと「イラスト全般を〜」とか「可愛い女の子が得意です」とかではなく、できる業務について記載しておくほうがいい。

また、ホームページがあれば過去の仕事実績を参照いただくこともできる。

別に過去の仕事実績というのは「こんな有名な企業と仕事してます!」というアピールのためではない。

「受けた依頼を問題なく、誠実にこなしていますよ」という信頼性を示すためだ。

基本匿名のネットで仕事を募集するには、とにかく信頼性が大切になる。

依頼する側にとって、絵のうまさは関係ない

「御託を並べたホームページなんて必要ない。自分の絵を見て判断してほしい!」と思う人もいるだろう。

しかし、依頼する側からすると、絵の上手い下手、味があるだのセンスがあるだのはたいして関係ないのだ。

ある程度のクオリティで描けていればそれでいい。

そもそも、絵を描かない人は、絵の上手い下手がそれほど分からない。

「あなたのイラストに惚れ込んで、ぜひあなたにお願いしたいんです! あなたじゃなきゃだめなんです!」なんてことはまず無い。

求められるのは、きちっと納期を守って、柔軟に直しに対応してくれて、連絡が滞らないイラストレーター

それを示すには、独自ドメインのメールアドレスや、ホームページを作っておくのが早いですよ、ということ。

けどみーんなSNSで口だけの安易なお仕事募集しかしていないので、ホームページを作るだけでかなりのアドバンテージになるのだ。

クラウドソーシングを利用するのもあり

最近ではクラウドソーシングという方法も一般的になっている。仕事をしたい人と、仕事を依頼したい人が登録して、条件に合う相手をマッチングするというもの。

クラウドソーシングの先駆けとして有名なのは『ランサーズ』。



あと、もう少し気軽な感じなら『ココナラ』というサービスも。

クラウドソーシングのメリットは、間に第三者が入るので未払いやトラブルが起きにくいということ。(起きにくい、というだけで起きないわけではないが、個人で取引するのと比べればだんぜん起きにくい)

未払いを防ぐには『freenance(フリーナンス)』などのサービスを併用するのがおすすめ。

「FReeNANCe(フリーナンス)」を強くおすすめする理由
フリーランスの請求書を買い取り即日払いにしてくれる「フリーナンス」。あんしん補償サービスも無料で付いてきます。メリットを詳しく解説します。

またこれらのクラウドソーシング・サービスは、依頼者とマッチングしやすいよう、必要事項をきちんと書かされる。

得意な業務、価格設定、使えるソフトウェア、直しに対応するのは何回まで、連絡が取れる時間帯などなど、けっこう根掘り葉掘り書かされる。

プロフィールを作成するだけでも、「なるほど、依頼者はこういう情報を求めているのか」と勉強になるだろう。

今までイラストの仕事をしたことがなく、何を提示すればいいのかわからないという人は、まずクラウドソーシングに登録し、周りを参考にしながらプロフィールを完成させてみるといいかもしれない。

ホームページやブログを作るまでのつなぎとして、SNSのプロフィール欄にクラウドソーシングのマイページのリンクを載せるのも有効だと思う。

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