初心者におすすめ、老舗サイトと書籍『人を描くのって楽しいね』。

「絵を描きたいけど、初心者だから何か参考になるサイトや本を知りたい」

という人向け、【初心者におすすめな参考サイトと参考書籍『人を描くのって楽しいね』】について。

初心者の頃って「効率よく上達したい」「無駄な練習をしたくない、間違えたくない」と思いがち。

だから「はい、まずはマル描いてみましょ〜!」みたいな教材から始めるのって、「オイいくらなんでもバカにしてんのか!」みたいに気持ちが削げてしまう。(私は削げてしまう。)

そこそこ高度なことから始めたほうが結局は楽しいし、絵を舐めなくて済むし、効率がいいのでは?

そこで、自分が「もっと早くに出会いたかった!」と思っているサイト『人を描くのって楽しいね』というサイト(書籍化もされています)についてまとめてみた。

老舗サイト『人を描くのって楽しいね』とは?

2001年から運営されている、『人を描くのって楽しいね』という老舗サイトがある。

名前の通り人物を描くことに特化したサイトで、頭部の描き方、手、腕、全身の描き方を分かりやすく教えてくれている。

私がこのサイトに出会ったのは初心者10年目(25、6歳)の頃。同人活動を始めて、ベルギー人の半裸マッチョ剣士を描くためにどうしても男性の筋肉を描かなければならなかったんです。

このサイト、今でもお世話になっています。

『人を描くのって楽しいね』の使い方

使い方としては、

「模写をする」

です。

たくさん載っている作例を眺めるだけではなく、「へえー鼻ってこういう構造になってんのか」とか言いながら軽い気持ちで描き写してみる。

(もちろん「鼻が上手く描けない、構造ってどうなってるんだろう」と疑問を抱いてこのサイトで調べて模写してみる、というのもアリです。)

模写っていうと拒否反応があるかもしれないけど、自分なりのポイントとしては「模写は、しっぱなしでよい」。「何かつかまなきゃ」「上手く模写しなきゃ」とか思う必要も全然なく、別に自分の絵に生かさなくてもよい。描いたあと「ここが描けてない!」とか反省しなくてよい。

「へえー」と言いながら描き写して、全然上手く描けなくて敗北し、「まあ今回はこのへんにしといてやるか」とやるのが、このサイトの使い方のすべてだと思っている。

  • 絵って「上手く描けないな〜まあいいや」という感覚に慣れることが、かなり大事
  • 一回の模写で「上手く描けないな〜」と感じたとしても、なにかしらの経験値は蓄積される

自分はこのサイトとルーミスを"立ち戻り地点"にしていて、5年ごとくらいに思い出したようにまた戻って「やっぱり全然描けない!」とやっています。

『人を描くのって楽しいね』こんな人におすすめ

美術解剖学が難しい・めんどくさい人におすすめ

このサイトでは、「顔は球にお面をつけた形」とか「目は台形」とか「骨盤はハート形」とか、いわゆる美術解剖学として学ぶと小難しいようなことを「つまり簡単に言うとこういうことだよ」とシンプルに噛み砕いて、実際に描きながら教えてくれている。

語り口は子ども向けのようなやさしい感じだけど、高度なことばかりが詰まっている。

pixivの雰囲気が苦手な人におすすめ

pixivの動画で見られるお絵かき講座『sensei』というのがある。

イラストの描き方を動画で学ぶ! - sensei by pixiv
pixivが運営するお絵かき学習サービス「sensei(センセイ)」。3分動画でお絵かき上達!いますぐ無料ではじめられます。

私もやってみたことがあるんだけど、体系的に一通り学べて効率がいいと感じた。

ただ、「あのpixivの絵柄の雰囲気がどうも苦手」という人ってけっこういるんじゃないかなと思う。

その点、『人を描くのって楽しいね』は萌え的なもの、流行りの要素が一切ないので、「自分は萌え絵とかじゃなく、本格的な絵で上手くなりたいんだよ!」という硬派な人に向いているかも。

流行に左右されないから、ずっと使い続けられる。

(逆に「今っぽいウケやすい絵を描けるようになりたい」という場合は『sensei』いいかもです。)

上手い人に教わりたい人におすすめ

最近はイラストの描き方講座サイトってそれはもういっぱいあるけどそれこそ玉石混交。

このブログは石ころのほうなので、描き方講座をやるのではなく自分がやってみてよかった描き方講座をおすすめしていくスタイルです。

その点、『人を描くのって楽しいね』は運営20年。きちんとした知識と実力を持った、中村さんという方がコツコツと作り上げたサイト。詳しい肩書きなどは存じ上げないけど、作例を見れば質の高さが分かると思います。

「もっと絵が上手くなりたい」という人たちはたいてい通ってきたサイトなんじゃないかな?

『人を描くのって楽しいね』書籍版も出版されている

また、『人を描くのって楽しいね』は書籍化もされている。

おすすめなのはこんな人

  • アナログでじっくり絵の練習をしたい人
  • 参考書じゃなくて、ドリルみたいな参考書籍が欲しい人

「アナログでイラストの練習をしたい」という人は、手元に広げられる書籍の方が使いやすい。

また、加筆されていてサイトよりも情報量が多い。

さらにこの本は読んで終わりの参考書ではなく、「ここの構造はこうなってるよ。じゃあこれを描いてみよう!」と実践を促してくれるので、実際に自分で描いて練習する【ドリル】みたいな使い方もできる。

顔と頭部に特化した『顔・頭編』、『衣服編』もある。

初心者には難しいのでは……? しかしそれがいい。

『人を描くのって楽しいね』は正直言って初心者には難しいと感じられるかもしれない。

「自己流で描いてきたけど、描けないところをもっとうまく描けるようになりたいな」という、初心者後半〜中級者向けなのかな、とは思う。

けど、いくら初心者と言ったって「はい、まずはマル描いてみましょ〜!」みたいなこと、やりたくないと思うんだけどどうでしょう。

絵を描いてみたい! とせっかく意気込んでいるのに、あんまり簡単なことをやらされても萎えちゃうし飽きちゃうんじゃないだろうか。

「だったら初めて絵を描く人も、いっそこれくらい高度なことから始めるとやりがいがあっていいんじゃないか?」と思ったのでおすすめしてみました。

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