【画力とは?】自分が表現したいものを紙の上に描く力。【上げ方】

「よく【画力がある】っていうけど、それって単に絵が上手いだけじゃないよね? 【画力】ってなんだろう?」

と感じている人向け、【画力とは自分が表現したいものを描く力。そのために磨いていきたいものについて】

【画力】って「あの漫画家は画力がある」とか「あー画力が欲しい……」とかなんとなくぼんやり【絵の上手さ】を言うときに使っていると思う。

けど【画力】ってなんだ? どうやって上げればいいの? ってなるよね。

この記事では【画力】という言葉の意味を考えることで、【画力を向上させるための具体的な方法】について具体的に提案していく。

【画力とは?】自分が表現したいものを紙の上に描く力。【上げ方】

見る人に違和感なく伝わる絵であること

まず大切なのは、見る人が「あれ? この腕の曲がり方おかしくね?」とか「服のシワが不自然なの気になるな……」とか思ってしまわない程度に描けていることだと思う。

平たく言ってしまえば"ある程度絵が描けなきゃお話にならないよね"ということ。

そしてその"ある程度"というのは、"見る人に違和感を感じさせない程度"でいいということ。(簡単に言ってしまったけどこれってかなりハイレベルな話。)

いくら表現したいものがあっても、見る人が違和感の方に気を取られてしまうと伝わらなくなってしまう。

さまぁ〜ずがコントを作るとき、『露天風呂』という言葉を使うか『野天風呂』という言葉を使うかを長々と話し合った、という話がある。

本当は『野天風呂』という言葉を使いたかったけど『露天風呂』に比べて一般的ではないため、お客さんが違和感を感じてコントに集中できないのでは、という懸念から『露天風呂』にしたそうだ。

絵も同じで、違和感は表現したいことの邪魔になる。

その違和感に敏感になれるかどうかというのは大切なことだと思う。

ここでおすすめするのが、みんなだいきらいでおなじみ美術解剖学に基づいた練習だ。

デッサンをやるときのコツは、めちゃくちゃ上手くなろうとしなくていいってこと。

"違和感を感じさせない程度に描けりゃそれでいいんだ"くらいの気持ちで取り組むとラクになるかもしれない。

現実をデフォルメ・省略する技術があること

絵というのはすべて例外なく現実のデフォルメだ。

いくらリアルな絵でも、3Dの世界を2D(紙の上)に写すわけだからデフォルメや省略がされている。

そこで、現実をどう紙の上に表現するかというスキルが必要になる。

これはリアルなモデルをせっせとデッサンするだけではなかなか身につきづらいところだと思う。

そこでアニメ絵やマンガ絵。

ここにはデフォルメ・省略の技術がつまっている。

例えば耳だけでも、漫画家によってデフォルメに個性がある。

いろいろな作家の絵を模写することで「この部分をこう表現しているのか」とか「この作家さんは現実にだいぶアレンジ加わってるな」とか違いが見えてきて、自分なりのデフォルメや省略も見つかっていく。

「絵が上手くなりたいならデッサン一択! マンガの模写って意味ないよ」と言う人もいるけど、私はかなり意義のある練習方法だと思っている。

表現したいものが湧き出してくること

そしてこれがある意味もっとも大切だと思うんだけど、"描きたいものがある"ということ。

いくら絵が上手くてもその絵が何も表現していないのなら、"自分が表現したいものを描く力"つまり画力があるとは言えないってことだ。

ここが"絵が上手い"と"画力がある"の違いなんじゃないかと私は考えている。

「絵の練習したいけど描きたいものがない」という人の場合、絵を描く意義も見つけにくいしモチベーションも上がりにくい。

そういう人はセンス磨きをがんばってみるのがおすすめ。

まずはインプットしなければ始まらないので。

描きたいものがない状態で「練習しなきゃ」と焦るより、のんびりいろいろな作品に触れてどっぷり浸かる方がモチベーションの回復も早いと思う。

デッサン、マンガ絵の模写、インプットを繰り返す

「画力を高めるためにはこれだけやっとけばOK」みたいな万能薬は無い。

解剖学に基づくデッサンやって

マンガ絵やアニメ絵の模写やって

インプットして

またデッサンして……

というように、複合的にやっていく。

デッサンが上手いだけでもダメだし、アニメ絵ばっかり描けばいいわけじゃないし、「自分の好きなマンガだけであとインプットしない」っていうのもそこで止まるし。

よく「デッサンしても絵は上手くならないよ」とネットで言われているけど(それを鵜呑みにして「じゃあデッサンやらなくていいね! やったー」と思っちゃう人いるけど)、

それってデッサンがダメなんじゃなくて、デフォルメのスキルを磨いたり積極的にインプットもしなきゃダメだよって言いたいんじゃないかな。

いつも「今の自分に何が足りてないのかな」と考えながら、バランスよく練習していくことが画力アップのただ一つのコツなんだと思う。

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