
「来年の手帳には、かわいいイラストを描いて楽しく使いたいな……」
「毎年手帳を買うんだけど、かわいい絵が描けなくて途中で挫折しちゃう」
という、あまり絵を描いたことのない人向け、【手帳にかわいいイラストやかわいい文字を描けるようになるおすすめ講座・おすすめ本】について。
秋口くらいになるとよく聞くお悩みなのが「来年こそ手帳にかわいいイラストを描いたりしてみたい! と思って毎年なんとなく手帳を買うものの、途中で挫折してしまうんだよね……」というもの。
確かに手帳術関連の本を読むと「私もこんなふうに使ってみたい!」とモチベーションが上がる。
でもかわいいイラストも描けないし、かわいい字も描けないし、なんか途中で萎えてやめちゃうっていう。
この記事では【普段絵を描かない人でも簡単にシンプルでかわいい絵・かわいい字を描けるようになる、おすすめの講座や書籍】について紹介していく。
手帳にかわいいイラスト・文字を描きたい人へ!おすすめ講座と書籍。
まず、普段あまり絵を描いたことがない人や絵に苦手意識がある人は、なぞって練習できるタイプの教材がおすすめ。
何かを見て真似して描くというのは簡単そうに見えるけど、実は、日常的に絵を描いている人でもなかなか難しいこと。
絵を描き慣れていない人だとよけい「ちゃんと見て描いてるのになんでうまく描けないの!? 私ってこんな簡単な絵も描けないのか〜、やっぱり絵は苦手だな」と萎えてしまうことが多いと思う。
萎えずに楽しく練習するには、なぞって描くことから始めるのがポイント。
普段から絵を描いている人・なぞって描いてみて慣れてきた人は、好みのイラストレーターさんの絵柄を見て、真似して描いてみたりしてもいい。(そうなってくるともっと楽しいよ!)
『かわいい1000個のイラストがささっと描けるようになっちゃうプログラム(全6回)』
隠れたおすすめが、通販のフェリシモが提供するイラスト講座の数々。
講座にしては価格が安い(どれも月々1000円台で学べる)上に、教材もかわいいので初心者でも続けやすい。
例えば『かわいい1000個のイラストがささっと描けるようになっちゃうプログラム(全6回)』。月々1,524円。
これはタイトルの通り、1000個のイラストをなぞって描ける教材で、動物や食べ物、雑貨、飾り罫の描き方ドリルが毎月一回ずつ送られてくる。


ちょっとしたコツも掲載されているので、ただ見て描くより上達も早く応用もできる。

イラストだけでなく"かわいい文字"の描き方や、手帳をデコレーションするのに便利な飾り罫も。
文字や飾り罫も、いちから自己流で描こうと思うとなかなか難しいもの。
こういったプロ監修の教材を利用するとすぐにうまく描けるので、すぐ楽しい。
『イラストレーターさんにおそわる 大人のかわいいふだん文字が書けるようになっちゃうプログラム(全6回)』
同じくフェリシモには"かわいいふだん文字"の講座もある。
その名も『イラストレーターさんにおそわる 大人のかわいいふだん文字が書けるようになっちゃうプログラム(全6回)』。月々900円。
「手帳に書きたい文字って、達筆とか美文字とかとはまたちょっと違うんだよな〜。もっと肩の力が抜けた、読みやすくてかわいい文字を書きたいんだよ」って思ったことない?
"肩の力が抜けた、読みやすくて、かわいい文字"。
実はそれって高度なバランスやデザイン性が試されるなかなか難しいテクニック。
これも自己流ではどうにもならないので、なぞって練習できるドリル形式の教材がおすすめなのだ。



達筆とも美文字ともまた違う、こなれた感じの文字を書けるようになると日常的にもいろいろ便利。
ちなみに、ガッチガチの達筆ではなく、ちょっとこなれたラフな感じの美文字が書けるようになりたいな……という人は『ふだんの美文字』という書籍がおすすめ。
「えっこの人達筆! お習字やってたのかな? でもかわいいしオシャレな字だな……」という絶妙なバランスの文字が書けるようになる。
mizutamaさんの絵柄を真似して練習できる本
消しゴムはんこ作家のmizutamaさんという方が、初心者でも楽しくイラストを描くための本を何冊か出しているんだけどこちらもおすすめ。
『mizutamaさんのなぞってぬりえ』。タイトル通りなぞって練習できるドリル形式の本で、かわいい図案もたくさん。
なぞる順序や色を塗るコツなんかもていねいに教えてくれているので、「私は絵が苦手だからなぞって描くのも自信がないよ!」という人にも安心。
もちろん「絵は苦手じゃないけど、プロのちょっとしたお絵描きテクニックを知りたい」という人にも。
「スケジュール帳にイラストアイコンを描いたりしたい」というなら『スケジュール帳が100倍かわいくなる mizutama さんの毎年イラストレッスン』。
旅行の予定の日に飛行機マークを描いたりとか、飲み会の日にビールのイラストを描いたりとか。
どの図案も、スケジュールシールみたいでかわいくてシンプルで分かりやすい、つまりデザイン性が高い。
だからこそ、絵を描き慣れている人にもおすすめなのだ。(描き慣れている人ほど「ほぉ〜! それをそう描きますか!」となるところもたくさん。)
カナヘイさんの絵柄を真似して練習できる本
たぶんみんな見たことあって、みんながかわいいと思っているであろう絵柄のカナヘイさん。
カナヘイさんもイラストの描き方本を出している。
『カナヘイのイラスト描きかた帳』。
ポイントとしては、具体的に使っている画材を挙げてくれているところ。
例えばおなじみの『Style FITゲルインクボールペン』とか『コピックスケッチ』みたいなものから、『エルゴソフトアクェレル水彩色鉛筆』などちょっとマニアックなプロ仕様のものまで。
自分の好みに合わせていろいろな画材を試せるのも、この本の楽しいところ。
手帳に描きやすい、季節のイラストに特化した『カナヘイのイラスト春夏秋冬』も。

月ごとに真似して描きやすいイラストが掲載されている。
カモさんの絵柄を真似して練習できる本
そして私がいつもおすすめするのは、イラストレーターのカモさんのイラスト描き方本。
こちらもなぞって練習できる『なぞり描きレッスン帖』。
人物、食べ物、動物など、シンプルなモチーフをなぞって描くことができる。
私がカモさんの本をおすすめする理由は、さりげなくイラストの基本から教えてくれているから。
例えば『カモさんのボールペンイラスト』では、上向きの顔、下向きの顔を描くコツや、走っている人を描くコツなども教えてくれている。
あと"カエルさんや亀さんを描くときは鼻の穴を描くとそれっぽい"とか"麺類を描くとき線を多くすると細麺に見える"とか。こまか〜いプロのセンスが織り込まれている。
「単にかわいいだけのイラストを描くだけじゃなく、イラストの基本も身につけたい」という人にはカモさんのレッスンがおすすめ。
「イラストを描いてみたい……」手帳へのらくがきから始めてみよう
自分もなのだけど、手帳でスケジュール管理をするのがあまり得意ではない人も、せっかく手帳を使うんだから楽しく一年使いきりたいもの。
文字で書き込むよりイラストアイコンの方が分かりやすいし、あとで見たときフフッと楽しかったりするよね。
仕事の予定もイラストで書き込むことでちょっと楽しくなったりする。
手帳なら誰かに見せるわけでもなく、自分のためにこっそり続けられるのもポイント。
だんだん絵を描くのが楽しくなってきて「誰かに見せたい!」と思ったら、手帳を写真に撮ってInstagramやTwitterにアップしてもいい。
絵を描く楽しさって意外とこういう日常の身近なところから始まっていく。
いろいろ画材や文房具を集めるのも楽しいし、沼です。
「絵なんか描いたことないんだけど、どこから始めていいか分からないんだよな……」という人にこそ、こっそり手帳にイラストを描くところから始めてみてほしいと思う。