いいねの数を気にしないなんて無理…でも必要以上に悩まないために。

「Twitterにアップしたイラストに、いいねが少ないことを気にしちゃう」

「"いいねは気にしないで楽しく描きましょう"なんて言われても無理だよ……」

という人向け、【あなたがいいねの数を気にしてしまう理由と、必要以上に悩まなくなるための考え方】について書いている。

イラストをSNSにアップしてもいいねがつかない。「自分では上手く描けたと思ったのに、評価してもらえないのかな」と、悲しくなったり気にしすぎてしまう。

悩んでいろいろネットで検索すると「いいねの数は気にせず、自分が楽しく描くことが大切!」みたいな記事ばっかり……。

「気にしないなんて無理!! だからどうにかしたいのに!!」と腹が立つ人は多いんじゃないかなと思う。

そういう人におすすめしたいのが、

自分がなぜ他人の評価を気にするのか過去に遡って理由を見つけ、その間違った思い込みを修正する。

ということ。

他人の評価を気にしすぎてしまう理由は、必ず過去にあるはず。

この記事が、【あなたが人からの評価を気にしすぎてしまう、本当の原因】について考えるきっかけになればと思っている。

なぜいいねが少ないと気にしちゃうのか

そもそも、人の評価を気にして当たり前だよって話

せっかく描いたイラストだから、そりゃあ評価された方がうれしいし楽しい。

よく「いいねが欲しいやつって、承認欲求を満たすために描いてるの?」「本当に絵が好きなら、評価を気にせず好きなものを描けばいい話じゃん」みたいな意見があるけど、そんなこと言ったら文化や芸術すべての否定になってしまう。

そう言う人って芸術は高尚なものと思ってるのかもしれないけど、そもそも人に何かを伝えるためのものなのだから。

もっと言えば「何かを伝えて金をもらう」のが芸術だから。

人は社会の中で生きている以上、伝わってるかどうか、評価されているかどうかを気にするのは人として当たり前。

「いいねを気にするのはダメなこと」「承認欲求は醜いもの」なんて思わない方がいい。

気にしすぎる人は、心の原因を探ってみて

とは言え人からの評価を気にしすぎてしまうと、自分もつらい。

そういう人は、「気にしちゃってつらい……」と悩むだけではなく、「なぜこんなに人からの評価を気にしてしまうんだろう」と考えてみてほしい。

たいてい子どもの時期に原因があるけど、こんな心当たりはないだろうか。

  • 親があまり褒めてくれない人だった
  • きょうだいと比べられて下に見られていた
  • 逆に「あなたは頭がいいんだからもっと頑張るべき」と期待をかけられすぎた
  • ◯◯ができたからあなたはすごい、など条件付きでしか認めてもらえなかった

こういう幼少期を過ごしていると大人になっても「◯◯ができなきゃ自分は価値がない」と考えてしまいがち。

1週間かけて描いたイラストにいいねが3つとかだと「こんなに時間をかけてがんばったのに、3つしかつかなかった。こんなに評価が低いんじゃ、私は価値がない人間なんだ。いいね増やしたい。いいねがもらえないなら消えたい」という思考になってしまう。

(健全な思考は「絵を描くのが楽しいな、あ、私が趣味で描いた絵を見てくれていいねをしてくれた人が3人もいる! うれしい! じゃあもっとたくさんの人に見てもらえるように次はこういう工夫をしてみようかな」)

絵の評価依存症についてはこの記事にも書いた。

まずは、原因に気付くだけでいい

じゃあこれってどうやって治せばいいの? と思うだろうけど、小さい頃に深く刻み付けられた無価値感はそう簡単に「じゃあ治そう」というわけにもいかない。

ある程度長く時間をかけて、心の専門家などと一緒に取り組んだりする問題だ。

だからまずは、気付くだけでもいい。

「小さい頃に、お手伝いをしたときしか母に認めてもらえなくて、お手伝いをサボるとすごく冷たい扱いをされて、"お手伝いしないと自分は悪い子でいらない子なんだ"って悲しくなったな……。そうか、あれを引きずってるんだ」とか。

認めてもらえずに自分の存在を無視され、つらくて悲しかったことを、しっかりと思い出して受け止めてあげる。

人は自己防衛のためにつらくて悲しいことにフタをし、記憶から隠してなかったことにしてしまうので、傷ついた原因を忘れてしまう。

そうすると「理由もなくつらい」「なぜかわからないけど私はいらない人間な気がする」みたいな、ばくぜんとした自己無価値感に支配されて、何をやっても楽しめない。

イラストのいいねに悩みすぎるのも、そのせいかもしれない。

悲しくてつらいことを思い出して向き合うのは、ちょっと勇気が必要だ。

でも過去の"傷ついてしまった子どもの自分"の痛みに気づき、癒してあげられるのは自分だけ。

手品と同じで、タネさえわかれば不思議でも何でもないし怖くないのだ。

気づいた後に心がけるといいこと

「ああいうことがあったから、自分は人の評価を気にしすぎちゃうのかもな」と気づけたら、もうそれでいい、特に何をしなくてもいいんだけど、

今まではウソの世界だったんだ、と意識してみてほしい。

「◯◯ができないなら価値がない」とかいう考えは、ただの押し付けられた思い込みだったんだと意識して生きてみてほしい。

今まではイラストを褒められても「いいねが3つしかないイラストを褒めるなんて、どう考えてもお世辞でしょ?」とか「私なんかと繋がりたいわけない。ただフォロワーを稼ぎたいのでは?」なんて受け取り方をしてしまっていたんじゃないだろうか。

それは今まであなたがウソの世界で、ウソを前提に考えていたから。

意識してウソの色メガネを外して見るようにすれば、「わざわざ言葉にして褒めてくれるなんて、私の絵をいいと思ってくれたんだな」と思えるんじゃないだろうか。

そのたびに「あ、それは私の間違った思い込みだった」と意識することでちょっとずつちょっとずつ考え方は変わっていくはず。

すぐにはたぶん無理だ。

というのは、脳は【恒常性】というものが強く「気持ちを切り替えたら一発で完全に切り替わる」なんてことはない。

そんなにコロコロと疑うこともせず考え方を変えたら、生命維持をする上で危険だからだ。(例えば「俺は空を飛べるぞ!」と思って疑いもせず飛んだら死んでしまう)

だからたまに揺り戻しがあったり一進一退しつつで当たり前なので、じわじわ考え方をシフトしていってほしい。

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