【自分の顔が嫌い】男も女も老いも若きも、解決法はただ一つしかない

「自分の顔が嫌い」という人は多い。

他人から見れば、

「えー、美人/イケメンなのになんで?」

「全然可愛い/カッコいいじゃん。わざと卑下してるの?」

「ただのかまってちゃんなんじゃない?」

なんて思われて、よけいつらいというケースもあるかもしれない。

でも「自分の顔が嫌い」というのは、実際の美醜と関係ないことも多い。

だからこそ、悩んでしまう人が多くて、しかも答えが出にくい問題なのだと思う。

また男性の場合、「男なのに顔で悩むなんておかしいかな……」と感じてしまって、人に悩みを話しにくいということもあるかもしれない。

でも【自分の顔が嫌い】という悩みに年齢や性別は関係ない。

老若男女問わず、解決方法は一つきりだと私は思っている。

【自分の顔が嫌い】男も女も老いも若きも、解決法はただ一つしかない

まず、どうして自分の顔を嫌いだと思ってしまうのか。

自分の経験やまわりと話したことをもとに、その理由について挙げてみたい。

自分の顔を嫌いになってしまう理由

不意打ちで撮られた写真がブサイクになるから

不意打ちで撮られた写真を見て「自分はこんな顔じゃない!」とモヤモヤしたり拒否反応を感じたことはないだろうか。

実は、これは写真写りは関係ない。

鏡で自分の顔を見るとき、「自分はこういう顔。鏡にはこういう顔が写ります」と、脳が理想の顔を準備する。そしてだいたいその通りの顔に"寄せて"から見る。

なのでほぼ思い通り、思っていた通りの自分を見ることができる。

つまり、鏡に写っている自分の顔は、脳の見せている「幻覚」に近い。

不意打ちで写真を撮られると、脳が「幻覚」を準備できていないので、理想の顔に"寄せる"暇がない。だから自分で思っていた顔(自己像)とは違った顔が写ってしまう。

このギャップを、脳が「おかしい!」「これは思ってたんと違うからブサイクだ!」「顔が違うぞ! 危険だ! これは変な顔だ!」と判断してパニックになり、モヤモヤや拒否反応となって現れる。

自分の顔の理想像が強固な人(何度も鏡を見ちゃうような人)ほどこの現象が強いかもしれない。

私「この写真写りひどい! 私こんなブサイクじゃないよね?」

友達「別に変じゃないしブサイクじゃないよ? いつもこんな顔だよ?」

私「(何それ! 私っていつもこんなにブサイクだってこと? ショック……)」

みたいな行き違い、経験したことないだろうか。

これは"自分の顔に対する認識が、自分と他人では違うから"に他ならない。

つまり、自分の脳で認識している自分の顔と、他人が認識している自分の顔はだいぶ違うということ。

これを知っておくと、もし不意打ちで写真を撮られて自分の写りのブサイクっぷりにショックを受けても、

「ははあ、これはブサイクなわけではなくて、脳の認識のズレがキモチワルイんだな」

と冷静に判断できると思う。

「脳って不思議だよねー、そんなふうに認識するんだね、そういうもんなんだね」と思えば、必要以上にショックを受けたり落ち込んだりもしにくくなるかも。

写真に撮られることに過度な恐怖を感じる人は、私の体験談をこちらの記事に書いている。(「克服した」とは書いているけど、人によって差もあるので、参考程度に。)

顔の個性が強くてからかわれるから

極端に顔のパーツの個性が強く、中身が追いつけないというケースもあると思う。

例えば明石家さんまさんは、大きな前歯がチャームポイント。

大きな前歯は彼のひょうきんなキャラに合っているし、彼も自分の顔立ちを愛して使いこなしている。

けれど普通の、引っ込み思案で冗談も言えないようなおとなしい人だったら、そのチャームポイントは荷が重いかもしれない。

小さい時に顔の特徴をからかわれたりして、それが心の傷になってしまう人もいるだろう。

断定はできないけど、例えば整形手術が選択肢に入ってくるのはこういうケースなのかもしれない。

整形手術をすることで心と体が一致し、安心感を得ることができるかもしれないからだ。

自分の顔が好きかどうかは、自分の顔が自分の性格と合っているか、顔の個性を自分が使いこなせるかどうかもポイントになると思う。

「可愛い可愛い」と言われて育ったのにそうでもなかった

醜形恐怖の症状が出るのは、幼少期に「可愛い可愛い」と容姿を褒められて育った人にも多いと言われている。

自分は可愛いんだ、と刷り込まれて育ち、思春期に「え? 私思ったより可愛くないじゃん」と気付いてしまい、自分の顔を見るのがイヤになる、ということのようだ。

親やまわりから「可愛い」と言われ続けて「可愛い自分」「愛らしい自分」という自己像を持っていたものの、現実はそうでもなかった、というケース。

女性芸人さんなどでも、「私小さい頃すっごく可愛くて、親からも可愛い可愛いって言われてきたから自分でも可愛いと思ってて、でも学校でブスって言われてキョトンとしちゃったんですよー」みたいに今は笑い話にしている方もいる。

この例のように、思春期に気づいたり、気付くことで醜形恐怖気味になることが多いようだ。

けれどこれも、脳の認識がじょじょに変わることで自然に収まっていく。

全部顔のせいにしておくと安心だから

自己評価が低い人は、自分の顔を嫌いなままでいたがる、という。

実は自分もこのパターンだった。

例えば、好きな人と楽しくおしゃべりしたいとする。

でも振られて傷つくのが怖くて近づくことができない。

そして言うのが、「自分はブサイクだから、相手にされないに違いない」というセリフ。

勇気が出ないことも顔のせい、振られても顔のせい、仕事がうまくいかないのも顔のせい。

顔のせいにしておけば、失敗した時、傷ついた時に言い訳ができる

自分の内面や努力不足を直視せずにすむので、顔のせいにするのがいちばんラクチンなのだ。

「ブサイクに生まれてしまったせいで何もかもうまくいかない……かわいそうな自分……」と悲劇の主人公でいられる。

顔の不出来を、努力しないための言い訳にしたかったんだと思う。

自分を好きになると、自分の顔も好きになれる

多くの人が誤解しているけど、

「自分の顔が嫌いだから、自分のことが好きになれない」

ではなくて、

「自分のことが嫌いだから、自分の顔も好きになれない」のだそうです。

ってことは、自分の顔を好きになるには、自分を好きになるしかない。

じゃあどうすれば自分を好きになれるのか。

自分を好きになる唯一の方法

「そんなこと言ったって自分を好きになるなんて難しい。そんなに簡単に好きになれたら苦労しないよ」

「自分には何も特別なことがない、何もすごいところがないのに好きになれるわけないじゃん」

でもこれも、逆なのだ。発想を逆転させるのよなるほどくん。

「何かスペシャルなところがあるから、自分を好きになる」

ではなくて、

「自分のことを好きだから、自分のことをスペシャルだと思える」

だから、「私は自分のことを好きだ」と決めればよい。

根拠や理由なんかいらない。

むしろ、自分を好きになることに、理由なんかがあってはいけない。

だって例えば、「私は美人で痩せててモテる! そんな自分が好き」だったら、歳をとってしわしわのだるーんになったら自分のことを嫌いになってしまう。

「大企業に入って仕事バリバリしてる俺スゲー! そんな自分が好き」だったら、リストラされたら自分のことを嫌いになってしまう。

「私は自分のことを好きだ」と決めるだけ。

最初は思いを伴わなくても、実感しなくてもいい。

口先だけでいい。

「私は自分のことを好きだ」と、とりあえず決めるだけでいい。

手帳の今日の日付のところに、「自分のことを好きだと決めた」と書いておく。

そんな軽いノリでいい。

そんな軽いノリで、「私は私が好き」と決めればいい。

決めたら覆さないこと

「私は自分のことを好きだ」と一度決めたら、覆さない。

仕事でへこんだり、恋人とうまくいかなかったりすると、「やっぱり自分が嫌いだ」「私なんか……」と思ってしまう時もあるだろう。

そのたびに「あっいかんいかん、私は自分のことを好きだって決めたんだっけ」と決め直す。

「そんなこと言ったって、自分を好きだと思えないから苦しいんじゃん!」

別に自分を好きだと思えなくてもいいのだ。

ただ決めるだけ。

脳の仕組みは繰り返しの刷り込みに弱いので、「私は自分のことを好きだ」と刷り込むことで本当にそうなっていく。

晴れて「自分のことが好きだ」と認識が変更されれば、自分の顔を嫌う理由も無くなってしまう。

似顔絵を描いてもらうことも一つの手段

とは言え、一人で黙々と自分と向き合うのはしんどい人もいるかと思う。

もうギリギリまでがんばって、限界の人もいるかもしれない。

もっと他の誰かが、自分を好きになれるヒントをくれないかな……、と、藁をもすがる気持ちの人もいるかもしれない。

以前、こんな動画が話題になったことがある。

ダヴ: リアルビューティー スケッチ | あなたは自分が思うよりもずっと美しい

この動画では、自分の顔に自信を持てない方が、話をしながらポートレートを描いてもらっている。

出来上がった絵を見たら、自分が思い込んでいたよりもずっと美しい自分の姿に感激して、自信を取り戻すきっかけになる……というような動画だ。

こんなふうに客観的に自分を見てもらう体験は、とてもいいきっかけになると思う。

自分の顔が嫌いなのは、自分の顔のパーツを勝手にネガティブに捉えているから、ということも多い。

一重の目が嫌だ嫌だと言っていつもメガネと前髪で隠していたけど、外国の友人から「あなたの目、クールで美しいね」と褒められて「そんな価値観もあるのか! 私の世界が狭かっただけなんだね」と楽になった……なんていう友人もいる。

大きな口が嫌だ嫌だと言っていつもファンデーションで小さくつぶしていたけど、「えー! モデルの誰々さんみたいで素敵じゃん!」と言われてからきちんとリップをひくようになり、顔つきもグッと魅力的になった友人もいる。

あなたが欠点だと思っているパーツを、似顔絵描きの人が素敵に描いてくれたら「あ、人にはこんな風に素敵に見えているのか」と新たな発見があるかもしれない。

今は対面でなくても、【ココナラ】などのサービスを使うとネット上で似顔絵を描いてもらうこともできる。イラストレーターに写真を送って、その写真をもとに描いてもらうパターンが多い。

「自分の顔が苦手だから、似顔絵を描かれるのも怖い……」と感じる場合はリアルタッチの絵柄ではなく、ゆるふわ系の可愛い絵柄なら抵抗も少ないのではないだろうか。

他にも、「自分の顔が苦手だから、写真に撮られるのも怖くて……」という人のために心配りをしながらステキに写真を撮ってくれる写真家さんというのもいらっしゃるようだ。(リンクを貼りたいけれどお名前などを失念してしまった。もしどなたかご存知だったら教えてください!)

似顔絵を描いてもらったり、ていねいに写真を撮ってもらったりして「私ってこんな風に見えているんだな。けっこう素敵じゃん」と思えれば、根拠のない葛藤から抜け出す一歩になるかもしれない。

けど最終的には、「自分のことを好きだと、自分が決めること」だと思う。

自分の顔を好きになる方法は、世界中どこをどう探してもこれしかないのだ。

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