
先日東出昌大さんの似顔絵を描いてみましたが、

ひと騒動起こして叩かれている人、をつい描きたくなってしまう理由について書きます。
テレビやネットニュースで何度も顔を見るので
理由の一つは、騒動が報道されるとしばらくネットニュースもワイドショーもそれ一色になり、その人のお顔を見る機会が増える、ということです。
私は最近はテレビを見ないですが、以前のワイドショーは騒動の渦中の人の顔をドアップでずっと写し続けているイメージがあります。(不躾に晒し上げているなあという感じを受けてしまいます。)
ネットニュースでも悪意のあるチョイスで、渦中の人の写真をたくさん載せます。
「視聴者やユーザーをうんざりしてさせて、よけいに嫌いにさせよう」という意図があるのかってほど顔を見せてきます。
なので私は印象操作の術中から逃れるために、意識をずらしてその人の特徴を見つけるようにしています。
「コントロールされそうになったときに気をそらせる」というのは実社会でも応用が効く世渡り技です。
イヤミの多い上司に何か言われても必要以上にへこまずにすみますし、ヒモ男に金銭をせびられたときにポーッとなって金を貸さずに済みます。(経験はないですが)
コントロールされて不愉快になって損するのは自分なので、ばからしいです。
叩かれやすいポイントがある場合も
人は顔立ちで判断されます。これも以前描いた前澤友作さんの記事で触れています。

眉と目の角度が逸れていて、実業家には不似合いともいえる「悪いオトコ感」が出ちゃっているためにバッシングを受けがちなのではないか、ということを書きました。
これが俳優やミュージシャンなら「あやうい魅力」となってプラスになるけど、実業家だと「こんの危ういオトコはケシカラン!」となってしまったんじゃないのかなあ、と思いました。
嫌いになりたくないから描くこともあります
このブログのいちばん初めに描いたのが、狩野英孝さんの似顔絵でした。

狩野英孝さんもいろいろと騒動があり、私は「なんだか嫌いになりそう。顔を見るとイヤな気持ちになる」と思っていました。
でも、「描いてみたら何か発見があって印象が変わるかも」と、描いてみました。
史料として、YouTubeの公式チャンネルに上がっている動画をいくつも見ました。観察していると、「リアクションをとるとき相手の目線に合わせて腰の位置を低くしているな」とか「腕を組んだり口元を隠すのはシャイで臆病なところがあるのかも」などの発見がありました。
さらに振る舞いから「ご本人は顔のこの部分がコンプレックスなのかな」というのが伝わってきたりして、全然憎めないというか「気のいい男なんだなあ」と思いました。
しばらく「このタレントさん苦手かも」と思っていたのは、それって私がよく知らなかったんだな、じっくり見てなかったんだな、ということがわかったんです。
これって、知らない誰かのことを嫌わなくてすむすごい方法なのでは!?
人の顔はじっくり見ればみんないとしい。
人を嫌いにならない処世術とともに、そんなブログの方針も与えてくれた、いまや恩人でもあります。
そんなわけで、ワイドショーを賑わせる誰かは、新しい視点をくれる大切な人なんです。