何ヶ月絵の練習を続ければ上手くなれるの?→10000時間です。

「何ヶ月くらい絵の練習を続ければ絵が上手くなるのかな?」

「絵が上手くなりたいんだけど、どれくらいの期間がんばればいいの?」

と疑問に思っている人向け、【それはズバリ10000時間ですってよ】という話。

よく、「絵ってどれくらい練習すると上手くなれるの?」と聞かれることがある。

絵を描き始めたばかりの人とか、「早く上手くなって神絵師みたいになりたい」「10代のうちにプロになりたい」みたいな人は特に気になるみたい。

3ヶ月? 半年? 1年? 

たいへん残念なお知らせですけれども、人間が一つのことに習熟するまで、10000時間かかると言われている。

しかも、10000時間の積み重ね+時代の波が重ならないと天才は生まれないんだそうで。

「2、3ヶ月くらい必死でやれば神絵師になれるかな?」みたいなことを聞かれることが多いので、たぶんそんなに甘くないんじゃないかな……ということで、有名な10000時間の法則について挙げてみた。

でも、「いや神絵師とかそこまで求めてないよ」ってことならまた答え方も違ってくると思う。

完全初心者が"そこそこなんとか見られる程度の絵"レベルを目指したい、というなら半年くらいでも可能だろうし、"上手いっぽく見える絵"を描きたいだけなら、コツを押さえることですぐにでも習得できるだろうし。

  • 何十年かかっても本当に絵が上手くなりたい
  • "上手いっぽい絵"が描ければそれでいい
  • とりあえず"そこそこ"を目指したい初心者

目指す方向、それぞれについて考えてみる。

何ヶ月絵の練習を続ければ上手くなれるの?→10000時間です。

【10000時間の法則】というのがあって、何をするにも本当に上手くなりたいなら10000時間かかると言われている。

バイオリン奏者を集めて調べてみたら、"ソリストレベルの人は皆10000時間以上の練習をしており、それ以下の人は練習時間が10000時間以下"というデータがあるのだそう。

「才能とか環境にも左右されるんだから【10000時間の法則】はウソだ!」という批判もある。

けど、10000時間以上練習を積み重ねると、才能とか環境の条件に関わらず上達してくるってところこそがこの法則のポイントだと思うのだ。

つまり"才能がなくても10000時間やれば上手くなる"ってこと。

これはかなりロマンがある。

10000時間やるためには1日何時間描けばいい?

じゃあ10000時間やるには1日どれくらい練習すればいいのか。

1年:10000時間÷365=27.3時間

2年:10000時間÷365×2=13.7時間

5年:10000時間÷365×5=5.4時間

10年:10000時間÷365×10=2.7時間

1日3時間弱やっても10年かかる。

普通の社会生活を営みながら毎日3時間はなかなか捻出できないだろうから、無理なく練習を続けようとすれば20年くらいかかるんじゃないだろうか。

「1年で上手くなりたい!」というのがなかなかの無茶だということが分かる。

毎日続けるコツはルーティン作りとモチベーション上げ

それでもコツコツやっていこう、という人もいるかもしれない。

10年以上絵を描く習慣を続けるためには、根性ではどうにもならない。たぶん、ルーティン作りとモチベーションを維持するための工夫が必要になってくると思う。

まずルーティン作りについては、とりかかるまでのラグをなるべくなくすことだと言われる。

確かに、机に座って「さて今日は何を練習しようか」「何を描こうかな」と考えているようでは時間の無駄だし、取り掛かるまでによけいなことを始めてしまったりして習慣にしにくい。

「カメラロールの中の、お気に入りフォルダのいちばん上の写真を一枚模写する」「デッサン本を最初から順番に模写する。今日は38ページ」など、やることを具体的に決めておいて、机に座ったら何も考えず取り掛かるようにすると続けやすくなる。

モチベーション上げについては、脳のしくみをうまく利用する。ドーパミンを出して、いわゆる「やる気スイッチ」を入れるコツについてはこちらの記事に書いてみた。

練習法はデッサン、クロッキー、模写をバランスよく

毎日描くといっても、手癖でババっと描くだけだと時間の無駄になってしまう。

しかも、上達しにくい→モチベーション下がる、で飽きやすいしいいことない。

デッサンやクロッキーで自分の下手さと向き合う練習をしたり、模写とトレースを並べて自分のクセを探ったりと、バランスよくあれこれやっていく必要があると思う。

並行してテーマを描くことを意識したり、インプットをしてセンスを磨くのも大切になってくるだろう。

10000時間やらなくても上手いっぽく見えればいいって人は

「いやいやそこまで求めてない、ちょっと上手いっぽく見えればそれでいいんだよ……SNSにアップして、ちょちょっといいねがつけばそれで……」というなら、それもとても良いと思う。

10000時間やらなくても"上手いっぽく見える絵"は描ける。

例えば私が考える"上手いっぽい絵"はこんな感じ。(ジャンルによって"上手いっぽさ"は違うと思うので、あくまでも私が考えるのは、という話です)

  • 丁寧な線で最後まで仕上げる
  • 手を使ったポーズを描く
  • 流行りの顔を描く
  • ソフトを使いこなして塗りの技術を磨く

何も美大に行きたいとかプロになりたいとかでなければ、"上手いっぽく見えればそれでいい"で全然かまわないんじゃないかと私は思う。

上手いっぽく見えるとモチベーションが上がって続けやすくなる→結果的に楽しく練習を続けられる、ということになるのかもしれない。

完全初心者からそこそこまでならsenseiおすすめ

また、「絵を描いたことないけど描いてみたい、絵って描き始めてからどれくらいで描けるようになるんだろう?」という初心者の人もいると思う。

それなら6ヶ月あればそこそこ描けるようになる。

というのは、pixivの【sensei】を一通りやってみるのにそれくらいかかるから。

ネットで受けられるお絵描き講座で、基礎編が無料で受けられる。(実践編はpixivプレミアム登録が必要。)

イラストの描き方を動画で学ぶ! - sensei by pixiv
pixivが運営するお絵かき学習サービス「sensei(センセイ)」。3分動画でお絵かき上達!いますぐ無料ではじめられます。

【sensei】を利用して6ヶ月で上手くなるスケジュールについてはこちらの記事に書いた。

『sensei』は絵の超初心者の友人もやっていたんだけど、下手に好きなマンガの模写から入るより変なクセもつかないし、そもそも初心者だから変なプライドもないためすんなり講義を楽しんで続けていたように思う。

まずは始めてみて、続けたかったら続けてみる

「10000時間かあ……」と思うとやる気が遠のくけど、何も10000時間やらないと結果が出ないわけじゃなく、だんだん上手くなりながらの10000時間、ということです。

TLで見る神絵師も、同じジャンルで仲良しの絵師さんも、そしてあなたも私も、だいたいみんな10000時間の途中にいる。(中にはそれを超えている人もいるだろう)

10000時間なんて無理だから一切やめよう。ではなくて、まずは1時間を始めてみて、続けたかったら続ける。というのがいいのかなと思う。

「私は上手いっぽく見えりゃそれでいいから、とりあえず色塗りを勉強しよう」と思って始めたらどんどん技術が上がって面白くなり、1年後にはジャンルで一目置かれる存在に……なんてこともある。

「30代で全くの初心者だったけど、ネットのお絵描き講座をやってみたらどんどん上手くなって楽しくてしょうがない。ついに二次創作始めちゃって同人誌も作った!」という人も私のまわりにたくさんいる。

まずはやってみて、面白くならなかったらやめても全然いい。もし面白くなったら続けてみればいいと思う。面白くなるところまで続けてみたら面白くなりすぎて10000時間続くかもしれないし。

始めてみないことには分からない。

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