「誰々さんの絵に似てますね〜」と言われてモヤッとしている人へ。

「Twitterにアップしたイラストに、『誰々さんの絵に似てますね』って言われてモヤッとした」

「『誰々の絵に似てる』ってどういう意味で言ってるの?」

という人向け【"誰々の絵に似てますね"にたぶん他意はないよ!】という記事。

「誰々さんの絵に似てますね〜」と言われてモヤッとしている人へ。

【似てる】にもいろいろある。

日本語だと「似てますね」ってひとくくりになっちゃうけど、【似てる】にもいろいろある。

例えば【似てる】は英語だと、

resemble:〜のようである、似ている、たとえる

common:共通している、公衆の、一般的な

imitate:模倣して(似ている)

こんな感じで、意味合いに応じていろいろな単語がある。

「誰々の絵に似てますね!」と言われたときに、勝手に、

imitateってこと? パクリだと思われてる!?」

と思ってしまったり、

commonってこと? よくある普通のつまらない絵ってこと!?」

と思ってしまうと、確かにそれはモヤッとするかもしれない。

けど単に、

resemble(たとえて言うと誰々の絵っぽいですね〜)」

くらいの話かもしれないわけです。

特に「パクリだけは絶対したくない! パクリだと思われたくない!」という恐れが強い人や、「私の絵、もっと個性が出したいのに出せてない!」と悩んでいる人は、他人の言葉をつい悪い方へ取ってしまうかもしれない。

SNSを使うにあたって、

他人の言葉はそのまま無加工・無修正で受け取ること。

言われていない言葉を勝手に付け足さないこと。

このあたりを心がけることで、むやみに悩まなくなると思う。

「似てますね」は必死のアピールかもしれない

あと絵を描かない人って、誰かの絵を褒めたくてもどう褒めていいか分からない

たとえ自分でも絵を描いていても、他人が喜ぶ言葉を正確に探すのは難しい。

必死で好意を伝えたくてアピールしているうちに変なこと言っちゃった、っていうのは自分自身も経験があるし、また絵を描かない知人から愚痴というか悩みごととして聞いたことがある。

こういうこともあるよっていう例を書いていきます。

「あなたの絵をじっくり観察してますよアピール」

SNSで好みの絵を発見して、あーこの絵好き、ずっと見ちゃう……ってなって、作者にリプを送ろうとするとき、「上手いですね」「すごいですね」だと気持ちが伝えきれない。

だから「あなたの絵すごく好きです。じっくり見ちゃいます。誰々の絵に似てますね」と言っちゃう。

「誰々の絵にこのへんが似てる」と発見するくらいあなたの絵をじっくり見ました、それくらい好きです! っていう、

私はじっくり細かいとこまであなたの絵を見てますよアピール。

「私は審美眼がありますよアピール」

あと、「私みたいなペーペーのど素人に褒められても相手は嬉しくないだろうな」というのも思ってしまう。

特に今はSNSで「神絵師からの感想が欲しいんであって、見てるだけのやつからの感想なんていらない」みたいな強火の意見が目立ってしまっている。

だからよけい「何も分からないやつだと思われたくない、こんなやつから感想もらっても嬉しくない、なんて思われたくない」と身構えてしまう。

なので「○○っていう作品に似てますね(私はそこそこ物知りですよ)」「誰々さんの絵に似てますね(私はいろんな人の絵を見て知ってますよ)」っていう、

私は審美眼がありますよアピール。(ただの素人じゃないですよアピール)

「私は着眼点が人と違いますよアピール」

たくさんのリプが殺到するような人気絵師が相手だと、「好きです!」「すてきです!」なんてリプしたところで埋もれてしまう。

だから「あの作品とここが似てると感じました」とか「誰々の絵のこの表現に似てますね」とか、こまか〜いところを見ていますよアッピールをすることで「この人の感想は興味深いな」と目に留めてもらいたいっていう、

私は他の人とは着眼点が違いますよアピール。

"他の人と比べないと褒めることができない人"っている

我々は義務教育の中でずっと比べられてきたため、「クラスでいちばん絵が上手い」とか「誰々と比べて絵が上手い」とか、常に他の何かと比較しないと評価ができないという人も多い。

「○○はすごい! △△なんてアレがこうだったもんなあ……」

「○○好き……。前のジャンルなんかひどかったから○○の良さがよく分かる」

これは単なる思考のクセであって、「誰々の絵に似てますね」って言われても本気で比べているわけでもなく、何かと比較しないと何も言えないのでつい、ってことがほとんどだと思う。

これはこれでなかなかみっともない思考のクセだとは思うので、自分はなるべく気をつけたいと感じている。

他人の言葉は無加工・無修正で受け取る!

ここまで、なんとか相手に喜んでもらおうとしてこざかしい気持ちでいろいろアピールしようとがんばっていた自分の恥について書いてきた。

だいたい裏目に出てるわけですけど。

「誰々の絵に似てますね」って言われた、どういう意味だろう……と悩んでしまったら、

上にも述べたとおり、とにかく他人の言葉は無加工・無修正で受け取るようにすること。

言われてないことは受け取らない。

これがSNS時代のあなたの心を平和に保つ。

たいてい裏なんてないし、相手がカラ回ってるだけということも多い。(私みたいに)

そもそも相手は、そこまであなたのことも、あなたの絵も見ていない。

つまりこう。

「あなたの絵、誰々の絵に似てますね。(私は着眼点が他の人とは違うんですよ、ただの素人じゃないんですよ、だから私の褒め言葉であなたは喜んでいいんですよ?)」

「知るか!!!」でいい。むしろ「知るか!!!」って切り捨ててくれ……。

相手が「○○さんの絵に似ていると思うんですけどパクリなんですか? それはよくないと思います、私は○○さんのファンなのでそこをハッキリさせたいです」って言ってこない限り、真に受ける必要はない。

(明らかに言いがかりだったら真に受ける必要ないんだけど。)

もしそう言われたら正々堂々と潔白を表明すればいい、それだけの話なのです。

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