「人に絵を見せるのが恥ずかしい…」最初の一歩を踏み出すコツとは。

「趣味でイラストを描いているけど、人に見せるのが恥ずかしくてSNSにアップするのをためらってしまう……」

「Twitterのイラストアカウントを作ったけど、恥ずかしくて最初の一枚がなかなかアップできない(または2、3枚アップしたままやめちゃってる)」

という人向け、【恥ずかしさをなんとかして最初の一歩を踏み出すコツ】について。

「人に絵を見せるのが恥ずかしい…」最初の一歩を踏み出すコツとは。

恥ずかしくても当たり前

まず言っておきたいのは、自分の作品を人目に触れさせるんだもの、恥ずかしくても当たり前ということ。

「私もあれくらい上手ければTwitterにアップするんだけどな……」「あの人は上手いからきっと恥ずかしくないんだろうな……」と考えちゃってないだろうか。

みんな程度の差こそあれ恥ずかしいよ。

恥ずかしいというか、照れるんじゃない?

絵が上手い人だって、何年も仕事で絵を描いてきている人だって、自分の作品を人目に触れさせる瞬間は緊張する。(というか、たぶんこの緊張感を失ったら終わりなのでは……?)

この緊張感や照れのことを「恥ずかしい」と感じているんだと思う。

その複雑な感情を「恥ずかしい」でくくってしまうからわけわかんなくなるわけで。

まずは自分の気持ちをはっきりと言語化して自覚してみてほしい。

例えば英語だと「恥ずかしい」って単語もいろいろある。

embarrass:人前できまり悪い思いをする、まごまごする

ashame:自分の行いを恥じる、罪悪感を感じる

shy:シャイ、照れちゃう

blushing:褒められて照れちゃって恥ずかしくなる

気が向いたら自分の気持ちと向き合ってみてほしいんだけど、あなたの感じている【恥ずかしい】はどの【恥ずかしい】だろうか?

ashame」以外だったら何の問題もない、すてきなことです。

恥ずかしくなっちゃう理由はどれだろう?

下手だから恥ずかしい

まず「下手だから恥ずかしい」というの。

これは英語で言うなら「embarrass」だと思う。

「下手な自分がまごついて描いた絵だから、人に見せるのが恥ずかしい」。

これは当たり前、それでふつう、むしろ健全。でも恥ずかしくても本人は悩んじゃうんだよね。

※これの克服方法を下に詳しく書いていきます。

自信がない(自分の理想に届いてない)から恥ずかしい

または「もっと上手くなってからアップすべきなのに承認欲求に負けてアップしちゃう、恥ずかしい……」は「ashame」なのかしら。ちょっと深刻な感じ。

この気持ち、絵を描く人って多かれ少なかれあると思うんだけど(もちろん私もある)。

私の場合、最近では「いやいや何様なんだよオメー笑」と思えてきた。

だってそうでしょう、たかが一介のインターネットお絵描きマンである自分が、「まだ私の絵は理想に届いていないから恥ずかしい」?

「まだ私の絵は理想に届いていないから、人に見せるのが恥ずかしい」

理想に? 届いてないから? 恥ずかしい?

口に出して言ってみるとバカらしくなってくるというか、こんなこと考えてる方がよっぽど恥ずかしいと思えてくる。それで解決です。

性癖丸出しだから恥ずかしい

あと、「自分の性癖丸出しだから人に見せるのが恥ずかしい」というのもあるかもしれない。

「え、ちょっとそれは分かんないな……」「へー、そういうのが好きなの? うーん」みたいな反応をされちゃったら、自分を丸ごと否定された気がしてしまう、それが怖い。

それでも見てほしいんだよね?

さらけ出すのがこわいvs分かってもらえないのがこわい

創作っていうのはそもそもそういうものだし、「さらけ出したいし絶対認めてほしい」「さらけ出したくないけど分かってほしい」ってそんな都合のいい話はないわけで。

ただ、私の経験上「こんなニッチな性癖恥ずかしいな、誰も分かってくれないかも……」と思っても必ず誰かが引っかかってくれる。ネットは広大なので。

もしシーンとなったら「この場にはこれ分かる人いないのか〜、あっそう」でいい。

あと「こんなこと描くの私だけかも、誰も分かってくれないかも」みたいなのもそこそこ傲慢なんだなという気がしてきている。

絵をアップするとき、恥ずかしさが薄れるコツ

さて、

「まだまだ下手だからアップするの恥ずかしい。どれくらい上手くなったらアップしてもいいのかなあ……そんなこと言っててもしょうがない、投稿しよう! ああでも恥ずかしい……」

というシャイな人向け、恥ずかしさを薄れさせるコツについて書いていく。

渾身の作品じゃないやつからアップする

最初の投稿作品は渾身の一作を! と思いがちなんだけど、それは緊張する。

「渾身の一作を投稿してスルーされたらどうしよう」

「なにか悪口みたいなことを言われたらどうしよう」

全力の自分でぶつかっていってひらりとスルーされてしまうと、あなたはそのまま突っ込んでべちゃっと転んで、心にダメージを受けてしまう。

なので最初は5割くらいの力で描いたものを、ちょいちょいこまめにアップする。

私もジャンルが変わって新しいアカウントで投稿するときはこんな感じでやっている。

ダメージを受けないのもメリットだけど、自分の5割くらいのらくがきを面白がってくれる人というのは本当に仲良くなれる相手だったりする。

もし「最初がらくがきだと、こいつ絵が下手だって思われちゃうのでは? やっぱり最初に私の全力を見せつけるべきでは?」

と思っちゃうとしたら、自意識過剰になってしまっているかも。

これだとよけい"恥ずかしい"が加速しがち。

みんな、他人の投稿なんて気にしていない。

全力の大傑作だってスルーされるし、5割くらいのらくがきに目を留めてくれる人もいる。

釣りだってそうでしょう、「ここでどんなお魚釣れるのかな?」と最初は軽いサオと軽いシカケで軽く試すでしょう。

「なるほどこういうのが見てもらえるのか、じゃあこっち狙ってこ」と思えば、サオやシカケを変えてだんだん本気を出せばいい。

執拗にキャプションをつける

pixivでは【キャプション芸】と言われるこの手法。

キャプションだけで、伝えたいことをなるべく全部きっちり伝えてしまう。

そうすると、絵だけではイマイチ全部伝わらなくても、キャプションに反応・共感してくれる人も少なからず出てくる。

「この人のキャラ解釈好きだわ〜! 分かる〜!」と思ってもらえれば、絵の方も興味を持って見てもらえるようになったりする。

「イラストを見てもらえない、反応してもらえない」というのはつまり【コミュニケーション不全】なわけで、それをキャプションで補完することでコミュニケーションを完成させようってこと。

「私は絵でわかってほしいわけで、文章に頼りたくありません!」と思うかもしれないけど、最初の一歩としてそれはハードルが高すぎる。

文章に頼らず絵だけでわかってもらうのは、徐々にでいいのではないかしら。

あと、キャプション芸って照れ隠しとしても効果的だよね。照れちゃうからベラベラしゃべってごまかしちゃうみたいな。

キャプション書くことで照れをごまかせてアップできるなら万々歳だ。やってこ。

ニッチなピンポイントを描いてアップする

大傑作じゃなく最初は5割のらくがきで様子見を……と上に書いたけど、それも"ニッチなピンポイント"を描くといいかもしれないという話。

例えばファンアートなら最高の決め顔ショットを描くのもいいんだけど「○話のあのシーンで振り返ったときのこの手の位置おもしろくなかった? こういう角度でこんな感じでさ……なんか地味にじわじわきちゃった」みたいなショットを描くとか。

渾身の決め顔ショットを描いたりするとまあやっぱりアップするの恥ずかしくて当たり前っていうか、照れるに決まってるし、スルーされると100倍恥ずかしい。

けど、ニッチなワンポイントならスルーされても「あ〜、伝わらなかったか笑 みんなそこ見てなかったか〜!」で済む。

つまり、力みすぎないこと

「まだ下手だから恥ずかしい!」「スルーされたら恥ずかしい!」というのは、つまり力みすぎなんだと思う。

「絵を見てほしい」「評価されたい」「スルーされたくない」、だから最高傑作を描くまでアップしない! とか。いつになるんだよって話でしょう。

だからまずは「見てもらえなくてもいっか」「スルーされてもいっか」くらいの出来の絵からアップしていく。

そうすると、"自分の絵を人目に晒す"ということに慣れてくる。

絵を人目に晒すことに慣れたら、ある程度フォロワーさんが安定のいいねをくれるようになったら、渾身の決め顔ショットや全力大傑作を描いてアップしていけばいいのです。

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