私(絵描き)が心がけている感想の送り方→シンプルにちょっとだけ。

「絵描きさんに感想を送りたいけど、失礼になったらいやだな……。どんなふうに感想を送ればいいんだろう?」

「感想いらないっていう絵描きさんもいるみたいだし、うざいと思われたらどうしよう……」

と悩んでいる人向け、【絵描きさんに感想を送るときに、私(絵描き)が心がけていること】についての記事。

SNSですてきなイラストを見ると「感想を送りたい」と思ったりする。

けど最近は「感想は求めていない」とか「絵描き以外から感想もらっても嬉しくない」みたいな強火の意見をちらほら目にすることが多く、ためらってしまうこともあるんじゃないだろうか。

「感想が欲しくない」という人にもそれぞれ事情はあると思う。

もちろんプロフィールなどに「感想は要らないから送らないでください」と書いてあればやめておくとして。

この記事では、【絵の感想を送るときに、私が心がけていること】についてまとめてみた。

自分も絵を描く人間なので、感想を送る側の気持ちと受け取る側の気持ち、両方の立場で考えてみている。

※あくまでも自分の場合です。相手やジャンルによっても受け取られ方違うと思います。

私(絵描き)が心がけている感想の送り方→シンプルにちょっとだけ。

私:自分も二次創作を描いている社会人。好きな作品に出会うとすぐに感想を伝えたくなってしまう。自分に地雷がないので、その分うっかりしたことを言わないように気をつけている。

内容より先にみだしなみを整えておく

感想を送る前に、自分のアカウントの体裁を整えておくようにしている。みだしなみというか。

まず、アイコンをデフォルトのものから変更して、アカウント名を設定、プロフィールも充実させておく。

アイコンを変えておく

というのは、デフォルトのアイコンだと匿名性が高く「捨てアカウントなのかな?」「悪い意見かな?」という警戒を一瞬抱いてしまうから。(自分の場合。)

自分で絵を描いたり、絵が描けない場合は自分で撮った写真(花や犬や猫やお菓子、ごはんなど、好きなもの)をアイコンにする。

※転載画像をアイコンにするのは著作権の侵害なのでNG。相手にとっても印象最悪になってしまう。

アカウント名を変えておく

自分は以前『監視用』という名前のデフォルトアイコンのアカウントにフォローされて「怖い」と感じてしまったことがあった。

他にも『ROM用』『。』『あああ』みたいなアカウント名は匿名と同じ。「その人が見えにくくて怖い・寂しい」という印象を与えてしまうと思う。

もちろん本名でなくてもよくて、汚い言葉や乱暴な言葉でなければなんでもいい。

「バームクーヘン」とか「笹の葉」とか「手がでかいまりちゃん」とか「ふがふが麩菓子」とか「おっとどっこいひつまぶし」とか、なんでもいい。何か意味のある名前がついていることで「向こう側に人がいるなと思えるので。

もしお返事をもらう場合「おっとどっこいひつまぶしさん、ありがとうございます!」とか言われてしまうけど自分が恥ずかしくなければ全然問題ない。ゴロがいいし。

プロフィールをきちんと書いておく

プロフィールも「ROMです」「二次創作見るだけアカ」とかだけではなくて、

「○○(作品名)と△△(作品名)にハマっています。歴史とおいしいもの大好き。メディア欄は食べ物の写真だらけ。特にひつまぶしの食べ歩きをしています。成人です。」

「○○(作品名)が大好き。すてきなファンアートを見るのがいつも楽しいです! ほぼRTのアカウントです。いいねもいっぱいしちゃいます。」

などと自己紹介が描いてあると、相手も安心するし交流もしやすい・仲良くなりやすいと思う。

もう、ここまでみだしなみをしっかりしておけば「どんな感想送ればいいんだろう」なんて悩まなくても大丈夫まである。

それぞれのSNSに合わせたボリュームで

また、自分はSNSによって送る文章のボリュームを変えることもある。

Twitterやpixivならサクッと軽めに

まず、Twitterやpixivは送れる文字数も少なめで"サクッとライトなやりとり"に特化したSNSだ。

なので送る文章のボリュームも軽めに、相手がサクッと読めるくらいを意識している。

かと言って「かわいい!」「うまいですね」「すごっ」とかだと相手もお返事に困ってしまうので、「誰々の表情がかわいい!可哀想なのにそこが可愛いです」「背景に射してる光の表現がすごいです。キラキラしていてすてき…」などと「なにがどうイイと思ったか」を伝えるようにしている。

5W1H(誰が、いつ、何を、どこで、なぜ、どのように)ではなくて、1W1H(どこが、どんなふうに)くらい。

「なにが」「どう」良いと感じたか、が伝われば十分なのだから。

ボリューム感にすると文字数制限ギリギリいっぱいじゃなくて半分くらい。

マシュマロならお手紙を意識するといいかも

マシュマロなどはある程度長文で送れるんだけど、だからといって言いたいことを全部詰めたら読みにくく伝わりにくい。校正をされていない長文というのは、読む側にとって負担になってしまうこともある。

自分は、便箋2枚分くらいの手紙を書くくらいのボリュームを意識している。

ネットだと無限に字が打ててしまうけど、便箋の感覚に換算するとボリューム感を意識しやすい。

※くれぐれも「何文字以下に抑えるべし」というマナーやルールではなく、相手が読みやすいボリュームを自分なりに思いやるといいかな、ということです。

どんなことを送ればいいの?

絵描きが「感想もらえると嬉しいです!」と言うのは、なにも「褒めてくれ!」とか「ねえねえわたしの好きなところ10コ言ってよ」とかという意味ではない。

絵を描くときって「この表情に想いを込めた! 切ない感じ伝わるかな……? どうだろう?」「いつもより背景をがんばった。少しでも重厚な雰囲気が出ていればいいな」などと、"伝えたい。伝わっているかな?"という気持ちで描いている。

なので見た人が「胸がぎゅーっとしました」とか「雰囲気がすごく好き」とか言ってくれたら「伝わった!!」と感じてとても嬉しい。もっと伝えたい、となるのです。

知り合いの絵描き同士の場合「背景の描き込みが細かくてすごい、雰囲気が伝わってきます」「今回ペン変えてますか…?この感じもタッチがしなやかで好きです」などと細かい部分まで分かり合えるので、そういう点で絵描きの感想を喜ぶ人もいるかもしれない。

「自分は絵も描かないし、詳しい技術的なことは全然分からないんだよな……」という人でも、「この絵のどこがどんなふうに好き」と、1W1H(どこが、どんなふうに)くらいを意識するだけで感想は十分に伝わるはず。

一度に全部言おうとしない

Twitterで文字数ギリギリいっぱいを何度も分けて送るとか、マシュマロにぎっしりぎっしり書いて送るとかだと、読む側の負担になることも。

ネットでの長文やりとりに慣れているような人なら大丈夫(私も慣れているから大丈夫)なんだけど、そうじゃない人もいる。

自分が個人サイトをやっていた頃からの経験だと、ネットの交流に慣れている人ほど一度の感想を"腹八分"でとどめることが上手い。

つい思ったことや感じたことを一度に全部送りたくなってしまうんだけど、"一度に全部送らない"ということを意識してみるといいかも。

そうすればまた次の機会にとっておけるし、感想をもらう側だってちょいちょい送ってもらうのって嬉しいんじゃないかな。

一度に全部言っちゃうとそれで終わりになってしまうけど、少しずつなら交流を細く長く続けていくことができる。

私が言わないように心がけていること(※相手の人柄やジャンルにもよります)

これは私の場合だけど、相手がお返事に困ることもあるだろうから言わないようにしている、ということもいくつか。

  • 「上手いですね」←返事に困る
  • 「誰々の絵に似てますね」←返事に困る
  • 「この後こうなるんですかね?(連載の先読み)」←相手のモチベを奪う
  • 「○○描いてください(リクエスト)」←相手のペースを乱す

※あくまでも"自分が言われたら困るから、私も言わないようにしていること"です。

二次創作の場合はキャラ名や作品名を書かない、というのも気をつけている。

絵描きがせっかく絵文字や略語で伏せているのに、感想の固有名詞が検索に引っかかっちゃうというのを防ぐためです。(二次創作用の鍵アカウントなら問題なし)

お返事を期待しない

あとは"返事を期待しない"ということも心がけている。

絵描きが絵を描いて→見た人が感想を言う、で1往復だと自分は考えている。

それに、SNSに対するスタンスは人それぞれ。感想に返事をしないのにもさまざまな理由があると思う。

ネットで交流を始めてまもない頃(20年前とかです)は、熱が入った感想を送ったあとって相手からなにかしらのリアクションを期待してしまっていた。

「すてきな感想ありがとう、すごく分かってくれていて嬉しいです、描いた甲斐がありました!」みたいな返事を期待してしまっていた。熱い感想送ってあげたんだからお礼の返事をくれるべき、と思ってしまっていた。返事が遅いとイライラしたり。

「見返りを求めて何かを言うとか、コミュニケーションってそういうもんじゃないよな……」と分かってきてから、かなり気持ちの持ちようも変わってきました。

文章に苦手意識がある人は、ちょっと勉強してみる

Eメールが主流になり始めたときも「Eメールなどよろしくない。文章力が落ちる」とかなんとか言われていた気がする。

「りょ」やスタンプで済んでしまうSNS時代に入って、さらに文章って書かなくなった。

"かしこまって何かを伝える"ということに対して、苦手意識を持つ人も増えたんじゃないかと思う。

うまく伝えられなくてモタついてしまうと、「やっぱTwitter向いてない」「SNS苦手だわ」となって、コミュニケーションの手段一つ失ってしまうことになる。

それはなかなかもったいない。

「自分は伝えたいことがうまく伝えられていないな」と感じたら、文章力の見直しをしてみるのもいいんじゃないだろうか。

私の場合は仕事でもメールやSNSを使うので文章術やメール術の本をいくつか読んだのだけど、(そんなもん読んでも私のコミュ障は治らないわよ! と最初は舐めていたんだけど)、人とのやり取りでかなり気持ちに余裕が持てるようになった。

使える言葉が増えてSNSでもコミュニケーションが楽しくなったので、苦手意識がある人はちょっとだけ勉強してみるのもおすすめです。

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