
「いいねが思うようにつかなくて、Twitterで描いた絵をアップするのがつらい」
「まわりの目が気になってしまい、SNSに絵をアップするのが怖い、緊張してしまう」
という人向け、【それは二つとも人間として当然の承認欲求。少しずつ楽にしていく方法について】書いていく。
Twitterで絵を描いていると起こりがちな悩みは、
- いいねがつかなくてつらい(褒められたい、認められたい)
- まわりの目が気になってつらい(下手と思われたくない、浮きたくない)
この2パターンかと思う。
また、この2パターンが同時に巻き起こる人も多いんじゃないだろうか。
一見違う悩みに見えるけど、実はこの二つはどちらも【承認欲求】に端を発している。
これらは少なからず誰にでもある悩みなので気に病む必要はないこと、それから、少しずつ楽になる考え方について書いていこうと思う。
Twitterでイラストをアップするとき、周囲の目が気になる人へ
賞賛獲得欲求(いいねがほしい、褒められたい、チヤホヤされたい)
Twitterにイラストをアップしている人によくある悩みが「いいねが思うようにつかなくてつらい、病む」みたいなことだと思う。
これは分かりやすく、いわゆる【承認欲求】の中でも【賞賛獲得欲求】によるお悩みだ。
つまり、褒められたい、認められたい、チヤホヤされたい、すごい人だと思われたい……。
人間として当たり前だから、そう思っていてもいいのだ。
「いいえ私はそんなこと一切思っていません! 少しでも多くの皆さんに自分の絵を見てもらいたいだけで、その証としてのいいねがほしいだけです! 褒められたいわけでも認められたいわけでも一切ありません!」
と頑なに言いつつ「いいね 少ない」で検索してしまう人の方が抑圧キツくてやばい可能性もある。
拒否回避欲求(嫌われたくない、浮きたくない、晒されたくない)
また、分かりにくいけど消極的なパターンの【承認欲求】というのもある。
イラストをTwitterにアップするとき、
「下手だと思われたら嫌だな」
「下手くそがハッシュタグ使うなって掲示板に晒されたらどうしよう」
「ジャンルの人みんな上手いのに私だけ下手で浮いてしまったら恥ずかしい」
など、人からのネガティブな反応を気にして怖がってしまうのは【拒否回避欲求】といってこれも【承認欲求】の一つ。
"いいねがほしい"と"嫌われたくない"は一見違うように見えて、実は"自分をポジティブな意味で認めてほしい"という【承認欲求】なのだ。
承認欲求が少しずつ楽になる考え方
突き詰めて結論から言うと、承認欲求が強いのは自分に自信がないから。
自分に自信がないから、(自分の代わりに)他人に認めてほしい・他人から否定されたくないと思ってしまうのだ。
自分の絵の、自信がある部分とない部分を分析してみる
まずは、自分に自信がないと気付くことが必要。
「承認欲求で悩んでいる人は自分に自信がないからですよ」と言うと「そんなことない、私は十分自信を持っている」と反論してくる人がいるけれど、自信があるのと自信がないのは紙一重で、時と場合でどっちにでも転ぶ。
自分に過剰な自信を感じているからこそ、期待通りに行かないとすぐに自信を失いやすい。
例えば「絵を描いた! 上手い! 最高! ブクマが1000はいくはず!」と思っていたのにブクマが3とかだったりすると「全然ダメじゃん……」と落ち込み自信をなくす。
こういう場合、そもそも自信がないのです。
本当に自信があればブクマの数なんて気にならない。
そしてそんな人はいない。
つまりみんなどこかで自信がない。
最初の自信満々状態は描き上げたハイテンションによるものか、自分に言い聞かせてるか、とにかく幻想なわけです。
最初から「私は絵に自信を持てていない。肩から腕にかけてを描くのが苦手なのと、色選びがよく分からないので着彩が下手なのを気にしている。でも左向きのバストアップの線画ならちょっと目を惹くものが描けると思っている」というふうに、自信がある部分とない部分を分けて分析しておくといい。
こうすると、もし「腕のつき方不自然じゃない?」と指摘されても「確かに自分でも描けていなくて自信がない部分だ。やっぱりなー、バレちゃうね」と思うだけで済むし、なんならそこを克服する練習をすることもできる。
これを「全部丸ごと自信があります! 私は絵が上手い!」と、自分の気持ちに嘘をついて欠点に見て見ぬ振りをしてしまうと、他人からの目が気になりまくって、指摘されたら気持ちが揺らぎまくってしまう。
"自分の絵に自信がない"とか"自信がない部分がある"ということを把握しておくことは、他人の目を気にしすぎないコツでもあるし画力を上げるヒントでもある。
自信をつけるための行動をすること
自信がないことに気づいたら、少しずつ自信をつけるための行動をしてみること。
練習をがんばるとか思い切って人にどんどん見せるとか、手段はいろいろある。
あとは、自分の絵を売ってみるのもおすすめ。
だって、自信ナシ子さんやナシ男さんは、「上手いね」と言われてもお世辞だと思っちゃうでしょ?
言葉は信じられなくても「あなたの絵にお金を払います」と言ってもらえれば信じられる。
そんなこと言われても半信半疑だとは思うけど、悩んでいる人はやってみてほしい。
今は、イラストを気軽に出品できる【ココナラ】とか【SKIMA】というサービスもあり、お金をもらって絵を描くことのハードルはかなり下がってきているので。
承認欲求は自分の自信を正しく把握することで楽になる
「承認欲求を楽にするには気にしないことです」とか「承認欲求で苦しい人は自分軸を持って積極的になろう!」みたいな記事がいっぱいあるけど、それができれば苦労しないっつーの! とモヤモヤするよね……。
私がおすすめしたいのは、この方法。
- 自分の自信がある部分とない部分を分けて、それぞれ分析すること
- お金をもらって絵を描いてみること
特に、お金をもらって絵を描くというのは「いくら褒めてくれたってどうせお世辞でしょ」と思ってしまう人にとっては最高に効くお薬になる。
お金もらって絵を描いてもまだ自信が全然持てないようならば、私にメールをください。