「Twitterの絵に反応がない…」人目に触れるまでラグがあるよ

「最近Twitterで絵を描き始めたんだけど、全然反応をもらえない。張り合いがないし、やめちゃおうかな……」

とくじけそうな"初心者Twitterお絵描きマン"の方向け、【人の目に触れるまでタイムラグがあるから、まずは3ヶ月続けてみて、それから考えるといいかも】という記事。

「Twitterで絵をアップし始めたけど、なかなか反応がない…」というお悩みはとてもよく聞く。

これが「Twitterアカウントを作って5年。ずっと描き続けているけど"全く"反応がない」とかならその絵に何か問題があるんだろうけど(というか5年描き続けていれば嫌でも上手くなってしまうので、何か別の問題があるんだろうけど)、

「絵に反応がない……私の絵って下手なんでしょうか……才能ないからやめたほうがいいんでしょうか」と悩んでいる人って、たいていTwitterを始めて数ヶ月くらいなことが多いと思う。

それは才能がないとか下手とかじゃなく、単にまだ人目に触れてないだけかも。という記事。

「Twitterの絵に反応がない…」人目に触れるまでラグがあるよ

いくらいい絵でも、人目に届くまで時間がかかる

いくら上手い絵でも、いくらセンスがいい絵でも、人目に触れるまでにはある程度のタイムラグがある。

なぜなら、フォロワーがゼロの状態でTwitterで投稿しても当然ながら見てくれる人は基本ゼロだから。検索やハッシュタグから来てもらえることもあるけど、ほぼ人目に触れていないと考えていい。Twitterの簡易な解析である【ツイートアクティビティ】を確認してみるとざっくり分かる。

また、インプレッションというのは単に「誰かのTLに表示された回数」なので、インプレッションが5000くらいあったとしていいねが5000つくわけではない。(自分の場合、インプレッションが5000ならいいねは50くらい。インプレッション50,000でいいね500くらい。要は1%〜3%ほど。※この数字は参考程度に見てください)

3ヶ月、絵を描いて投稿し続けてみる

自分も流行りのアニメの二次創作でTwitterのアカウントを作って、3ヶ月ほとんど反応をもらえなかった時期があった。(※二次創作アカウントなので今は非公開にして運用しています)

この頃のツイートアクティビティがこちら。

インプレッション:961

いいね:20

キャラの誕生日にハッシュタグをつけて投稿したり、pixivと連動させてもいたけど、多くていいねが20くらい。超流行りのジャンルで。自信なくす。

でも、上の1%〜3%という数字を踏まえれば、インプレッションのわりにいいねは十分もらえている(いいね率は2%ほど)というのが今思えば分かる。要するに「反応がない」と思っていたけど、それは単にまだインプレッションが少なかったというだけの話。

そんなことは分からない当時の自分は、「私は絵が下手だし絵柄も古いし、誰も見てくれるわけがなかったんだよな……知ってた。夢みさせてくれてサンキューそしてグッバイ……気が済むまで描いたらやめよっと」と思いつつ週に1枚くらい絵を描いて投稿していた。だって描きたいネタがあったから。

そうしたら3ヶ月過ぎた頃からたまにいいねやRTが伸びることがあって、フォロワーが500人ほどまで増えた。

インプレッション:107,266

いいね:2,129

これは超流行りのジャンルだから大いにゲタを履かせてもらっているけど、インプレッションといいねの数が100倍の数字になっている。(それでもいいね率は同じく2%ほど)

そうすると当然いいねやRTの数も増える。さらにフォロー外からのいいねが増え、フォロワーも増える。するといいねとRTがまた増えてフォロワーが増えて……と、なる。(※二次創作アカウントなので今は非公開にして運用しています)

こんな感じで、人目に触れるまでラグがある。

私の場合は3ヶ月くらいだったので目安として3ヶ月という数字を挙げたけど、もっと絵が上手い人ならもっと早いかもしれないし、流行りのジャンルなどでない場合や、もしくはオリジナルだともっと時間がかかるかもしれない。

Twitterで絵を描き始めて数ヶ月ってなかなか反応がなく「Twitterを始めたぞ! これでたくさんの人にイラストを見てもらえる!」と盛り上がっていた気持ちがくじけてしまう時期だと思う。

「私は絵が下手なのかな」「センスないのかな」「Twitter向いてないのかな」とかいろいろ考えてしまう人もいるかもしれないけど、たぶん「まだ人目に触れてないだけ」

人目に触れさせる工夫をしていく

描き続け、投稿し続ける

当然だけど、コンスタントに絵を描いて投稿しないと人の目にも触れにくい。

しかし最初の数ヶ月で訪れる「誰も見てないのに描くのむなしいのでは……?」という壁。

誰も見てないって今は思うけど、タイムラグがあるから、未来の誰かが見るんだよね……。

「わー、この人のイラスト好み!」とあなたのアカウントを見つけた未来のフォロワーさんが、「わ、このイラストも好き! これもいいな」とあなたのツイートのメディア欄をさかのぼって見ていくかもしれない。「今」誰も見てないからと言って描かないでいたら、そんな出会いもない。

もちろん「誰かに見てもらわなくても絵を描くことが楽しい、描かずにはいられない!」というならそれがいちばんだけど。

自分の場合は「週に一枚くらいはイラストを描いて投稿しよう」くらいの目安があったので、ペースもつかみやすかった。

適切なハッシュタグを使う

自分の場合、適切なハッシュタグを使うのも効果があった。

自分が使ったのは「#絵描きさんとつながりたい」系のハッシュタグではなくて「#○○(キャラ名)生誕祭2020」などのジャンルの企画タグや「#○○ファンアート」などの、ファンアート用の作品タグ

中には公式が「このハッシュタグをつけてファンアートを投稿してください!」と呼びかけているようなこともあるので、そういうときも勇気を出して乗ってみたりした。

pixivなど他創作系SNSと連動させる

個人サイト全盛だった昔は【ウェブリング】とか【同盟】というのがあった。

これは同好の士を集めてつながるもので、同じジャンルの者同士とか、細かくいうと同じCPを愛する者同士、さらにもっと細かい趣味嗜好の者同士が出会うためのしくみ。

Twitterではそこまで限定的に趣味嗜好でつながるのが難しいので、pixivなど他創作系SNSと連動させている人が多い。

創作系SNSは創作に対して強い興味を持つユーザーが多いので、Twitterでフォロワーを集めるよりも熱心な人と出会いやすいと個人的な経験からは感じている。

数撃たなければ人の心に命中しにくい、それだけのこと

Twitterを始めてすぐはたくさんの人の目に触れるわけではない。

また、一枚だけ傑作を描きあげても、それが誰かの目に触れなければそのまま埋もれてしまう。もったいない!

自分の経験として、コンスタントに描いていくうちに何かが誰かのツボにハマり、RTされて他の人に知られ、時には熱烈に好かれたりフォローされたりして、そうやってじわじわ広がっていくものだと思う。

特に自分の場合は大して絵が上手くないので、じわじわと見てもらえるようになることが多い。だから、そこまで数ヶ月はかかる。そこを分かっているからこそ大して落ち込まずに描き続けられている、とも言える。

偶然の積み重ねみたいなものだし、昨日池に投げた小石の波紋が跳ね返り跳ね返りして今日誰かに届くこともある。

「だからがんばって続けるべき!」と言いたいわけではない。

数ヶ月反応もないのに描くのは無理だなあと思えばやめたって全然いい。今はちょっと休んで元気なときにまたやるとかでもいいし。

自分が言いたいのは「人目に触れて興味を持ってもらえるまでタイムラグがあるので、今自信をなくしたり戸惑ったりする必要はないです!」ということ。半年くらいを「今」と考える。

「まだまだ反応ないや、それでも絵を描くの楽しいなあ、と思えたならば、明日返ってくるかもしれない(こないかもしれない)波紋を楽しみに描き続けてみてもいいんじゃないかな、と思うのです。

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