
「最近Twitterで絵を描き始めたんだけど、全然反応をもらえない。張り合いがないし、やめちゃおうかな……」
とくじけそうな"初心者Twitterお絵描きマン"の方向け、【人の目に触れるまでタイムラグがあるから、まずは3ヶ月続けてみて!】という記事。
「Twitterで絵をアップし始めたけど、なかなか反応がない…」というお悩みはとてもよく聞く。
これが「Twitterアカウントを作って5年。ずっと描き続けているけど"全く"反応がない」とかならその絵に何か問題があるんだろうけど(というか5年描き続けていれば嫌でも上手くなってしまうので、何か別の問題があるんだろうけど)、
「絵に反応がない……私の絵って下手なんでしょうか……才能ないからやめたほうがいいんでしょうか」と悩んでいる人って、たいていTwitterを始めて数ヶ月くらいなことが多い。
それは才能がないとか下手とかじゃなく、単にまだ人目に触れてないだけなので、ぜひぜひ描き続けてください! という記事。
「Twitterの絵に反応がない…」人目に触れるまでラグがあるよ
いくらいい絵でも、人目に届くまで時間がかかる
いくら上手い絵でも、いくらセンスがいい絵でも、人目に触れるまでにはある程度のタイムラグがある。
フォロワーがゼロの状態でTwitterで投稿しても、当然ながら見てくれる人は基本ゼロ。検索から来てもらえることもあるけど、ほぼ人目に触れていないと考えていいと思う。
ツイートアクティビティを確認してみるのもおすすめ。
Twitterって「全世界に発信してるんだ!」というイメージがあるけど、実際にはそうでもないものなのだ。
3ヶ月、絵を描いてアップし続けてみてほしい。
自分も二次創作(流行りのジャンル)でTwitterのアカウントを作って、3ヶ月ほとんど反応をもらえなかった時期があった。
この頃の私のイラストに対するツイートアクティビティがこちら。


インプレッション:961
いいね:20
キャラの誕生日にハッシュタグをつけて投稿したり、pixivと連動させてもいたけど、多くていいねが20くらい。超流行りのジャンルで。自信なくす。
絵が下手なのか、絵柄が古いからダメなのか、などなど、いろいろ悪い方へ考えまくってしまった。
まだpixivの方がいいねがちらほらつく程度で「もうpixivだけにしようかな」と思っていたくらいだったけど、週に1枚くらいは必ず絵をアップするようにしていた。
そうしたら3ヶ月過ぎた頃からたまにいいねやRTが伸びることがあって、フォロワーが500人ほどまで増えた。


ツイートアクティビティ:107,266
いいね:2,129
ツイートアクティビティといいね、どちらも100倍の数字になっている。(ただこれは流行りのジャンルだから大いにゲタを履かせてもらっている。)
そうすると当然、いいねの数も増えるしRTの数も増えるので、さらにフォロー外からのいいねが増えるしフォロワーも増える。(※二次創作アカウントなので今は非公開にして運用しています)
こんな感じで、人目に触れるまでラグがあるのです。
私の場合は3ヶ月くらいだったので目安として3ヶ月という数字を挙げたけど、もっと絵が上手い人ならもっと早いかもしれないし、流行りのジャンルなどではない、もしくはオリジナルだともっと時間がかかるかもしれない。
Twitterで絵を描き始めて数ヶ月ってなかなか反応がなく「Twitterを始めたぞ! これでたくさんの人にイラストを見てもらえる!」と盛り上がっていた気持ちがくじけてしまう時期だと思う。
「私は絵が下手なのかな」「センスないのかな」「Twitter向いてないのかな」とかいろいろ考えてしまう人もいるかもしれないけど、基本"あなたのイラストが、まだ人目に触れてないだけ"。
「まあ数ヶ月はこんなもんか〜」と思って淡々とイラストを描いたり呟いたりしていると、フォローやフォロワーが増えて自然と交流できていく。
人目に触れさせる工夫をしていこう
描き続け、アップし続ける
当然だけど、コンスタントに絵を描いてアップしないと人の目にも触れにくい。
しかし最初の数ヶ月で訪れる「誰も見てないのに描くのむなしいのでは……?」という壁。
誰も見てなくないです!
「わー、この人のイラスト好み!」とあなたのアカウントを見つけた未来のフォロワーさんが、「わ、このイラストも好き! これもいいな」とあなたのツイートのメディア欄をさかのぼって見ていくかもしれない。
「誰も見てないから」と描かないでいたら、そんな出会いもない。
もちろん「誰かに見てもらわなくても絵を描くことが楽しい、描かずにはいられない!」というならそれがいちばんだけど。
"週に一枚くらいはイラストを描いてコンスタントにアップしていく"くらいの目標を持っていると、自分のペースもつかみやすい。
作品タグなどを使う
検索で見てもらいやすいように、ツイートの中に作品名やジャンル名など検索ワードを使ったりするのは大前提として。(※あくまでもファンアートの話。腐とか夢とかの二次創作の場合はこの限りではありません)
Twitterのハッシュタグを使うのもおすすめ。
ただ私が推奨しているのは「#絵描きさんとつながりたい」系のハッシュタグではない。
おすすめしたいのは例えば「#○○(キャラ名)生誕祭2020」などのジャンルの企画タグ、「#鬼滅の刃ファンアート」「#ツイステファンアート」などの、ファンアート用の作品タグ。
つながりたい系ハッシュタグを個人的におすすめしない理由はこちらの記事に書いた。
「適切なハッシュタグなんて分からないよ」という場合、自分の好きなジャンルのアカウントをたくさん開拓してみてください。自分のイラストに合ったハッシュタグが見つかるはず。
pixivなど他創作系SNSと連動させる
個人サイト全盛だった昔は【ウェブリング】とか【同盟】というのがあった。
これは同好の士を集めてつながるもので、同じジャンルの者同士とか、細かくいうと同じCPを愛する者同士、さらにもっと細かい趣味嗜好の者同士が出会うためのしくみ。
Twitterではそこまで限定的に趣味嗜好でつながるのが難しいので、pixivなど他創作系SNSと連動させている人が多い。
創作系SNSは創作に対して強い興味を持つユーザーが多いので、Twitterでフォロワーを集めるよりも熱心な人と出会いやすいと思う。
やっぱり、Twitterは創作系SNSではないので。
数撃たなければ人の心に命中しにくい、それだけのこと
書いてきた通り、Twitterを始めてすぐはたくさんの人の目に触れるわけではない。
また、一枚だけ傑作を描きあげても、それが誰かの目に触れなければそのまま埋もれてしまう。(もったいない!)
自分の経験として、コンスタントに描いていくうちに何かが誰かのツボにハマり、RTされて他の人に知られ、時には熱烈に好かれたりフォローされたりして、そうやってじわじわ広がっていくものだと思う。
だから、そこまで数ヶ月はかかる。
偶然の積み重ねみたいなものだし、昨日池に投げた小石の波紋が跳ね返り跳ね返りして今日誰かに届くこともある。
「だからがんばって続けるべき!」と言いたいわけではない。
数ヶ月反応もないのに描くのは無理だなあと思えばやめたって全然いい。今はちょっと休んで元気なときにまたやるとかでもいいし。
自分が言いたいのは「Twitterってどうしてもタイムラグがあるので、今自信をなくしたり戸惑ったりする必要はないよ」ということ。
「まだまだ反応ないや、それでも絵を描くの楽しいなあ、と思えたならば、明日返ってくるかもしれない(こないかもしれない)波紋を楽しみに描き続けてみてもいいんじゃないかな、と思うのです。