「絵を描かないでいると焦る…」絵から離れていた時期にやっていたこと

絵を描くことを少しお休みしたい……けどアニメやマンガ見るとついつい焦っちゃう……

絵を描かない間も何かして気をまぎらわせたい、どうやって過ごせばいいだろう?

という人向け【私が絵から離れていた時期にやっていたこと①スポーツ②ボイトレ③旅行④ゲーム⑤写経⑥小説。世界が広がって気持ちが楽になりました。】という記事。

「いろいろ疲れちゃったから絵を描くのをしばらく休みたい」というとき、そうは言っても休んだら休んだで焦ってしまってよけいに疲れる。

自分が絵から離れたときにやってみてよかったことについて。

絵を描かなかった時期に、体を使ってみた

自分は美術科進学や美大受験のために、中学高校と絵にとらわれてすごしていた。結局は普通の大学に進学したのだけど、この4年間「やったー! もう一生絵なんか描かなくていいんだーーー!!!」という解放感でいろんなことをしまくって、とても楽しかった。

本当に、もう二度と、一生絵を描かないつもりで休んだ。当時の自分としては「休んだ」ではなく「やめた」だった。とにかくものすごい解放感で、一生モノの悩みが解決した気分だった。

生まれ変わったような気分で、スポーツ、ボイトレ、旅行など、とにかく動いていた記憶がある。他にも、自分の中でいろいろな「楽しいこと」の部門を新設した。

それまで、ずっと椅子に座ってじっと絵を描いていた人生だった。それしか知らなかった。だからその世界だけでなんとかしようと、いつも不安で焦っていた。絵しかないと思い込んでいた。

絵を描いているときは、紙の上にしか世界がない。「絵しか取り柄がない」。逃げ場もなかった。

でも、絵以外にも世界はあるんだ。

というのは、18歳の自分にとってたいへんな救いだった。

特にスポーツや演劇や歌など、自分の体を使って何かを表現するのはとても新鮮に感じた。生きてる! と思えた。

自分はいつも頭だけで考えてしまい、悩みがちだったので、スポーツや演劇など体を使うことでバランスが取れるようになった気がする。

そして今はまたどっぷりと同人活動に戻ってきたし、デザインの仕事をしたりもしている。

一回思い切って絵をやめてみたことで、メンタルが平和になって楽になった。

絵に限らず、一つの世界だけで生きていると「私にはこれしかない」と悩んだり行き詰まったりする。思い切って一回捨ててみたら、他にも意外といろいろあったという話です。

(ソシャゲ以外の)ゲームをした

絵に悩んでいた友人が突然パタッとツイートしなくなり心配していたら、半年くらい経って「Nintendo Switchやっと買ってさ〜! やりたかったゲーム全部やってた!」と顔テッカテカにして戻ってきた。(顔は見えないので「顔テッカテカ」は概念です)いかにもフル充電完了という感じだった。

自分もFPSやホラー、アクションが好きなので、何かを忘れたいときに一時期アホかというくらい『CoD』シリーズや『GoW』シリーズをやっていた。空いた時間はゲームしかやっていなかった。

やればやるほど上達して、なんなら絵よりもやりがいが目に見える。また「今の目の前のこと」だけに集中できるので、だいぶリフレッシュできたと思う。

ただしゲームなら何でも良いかというとそうではなかった。頭を使わない単純作業だと、手は作業しつつも頭ではボーッと悩み続ける…‥みたいな逆効果になったので、この時期はRPGやソシャゲからは遠ざかっていた。

また、自分にとってはソシャゲって二次創作と隣り合わせなところがあり「あージャンルの神絵師このキャラ描いてたよなー、上手い人はいいなー」「このゲーム流行ってるよな、pixivのおすすめもこればっか。みんなよくネタをいろいろ思いつくよなー、私は全然浮かばないや……」みたいによけいな悩みが連想されがち。どんどん落ち込みがひどくなる。

だから、ボーッとしててもできる系のゲームは悩み事があるときにはやらないようにした。

写経をしてみたら、集中できて頭のごちゃつきを忘れられた

リラックスするためには"今このとき"に集中することだ、というのはよく言われる。

一画一画に集中する「写経」もその一つだと思う。

自分も近くのお寺の写経会に参加してみたりして、なんとも言えない緊張とリラックスが入り混じった空気が気に入ってしまった。

頭でごちゃごちゃいろいろ考えてしまうときには、家でも写経をするようになった。

写経とは書いたけど、なにも本当にお経を写さなくても通信教育のボールペン字とか市販の美文字テキストでもいいと思います。要するに「今このときに集中して不安や焦りを消す」というのが目的なので。

自分の中で特効薬的に「よけいなことを考えないために、思い立ったらすぐできて熱中できる何か」を一つか二つ持っておくのはとてもよかった。

創作意欲は、文章を書くことで発散させてみた

絵を休んで不安になるのって「練習をサボるとカンが鈍って絵が下手になっちゃうかも」みたいなのがあると思うけど、自分はその他に「創作を休んだらイマジネーションがわかなくなってしまうんじゃないか、もう何も生み出せなくなってしまうんじゃないか」という不安があった。

だから、絵を休んでいる時期は小説を書いて新人賞に応募したりもしていた。

絵を描く人ってイメージを形にするクセがついているというか、日常的に絵と文章どっちもやるという人も多いと思う。

自分の頭のイメージを絵に変換して出力する工場はメンテでお休みさせたぶん、文章で出力する工場を稼働させたという感じ。上にも書いたように、他にもスポーツや演劇、歌などの工場を新設していて、文章もその中の一つという感覚。

不思議なもんで、文章で表現していると「これを絵で表現したい、絵で描くならどう描こうかな?」という気持ちも湧き上がってきて、絵に対するモチベーションが再燃したりもした。

絵のかわりに、今せいいっぱいとり組めるものをいくつも作った

絵を休んでいる時期は焦りや不安でぐちゃぐちゃになりそうだったから、「絵のかわりに今はこれをせいいっぱいやっているぞ」と思えるものをいくつも作ってみたのはよかった。

ほとんどの人って「休んだっていいんだよ」と言われてもどうせ焦ってしまうと思う。

だから「今の自分がせいいっぱい夢中になれる別のこと」を作ることで、メンタル的に良かった気がする。

ほかに夢中になれることを「見つける」んじゃなくて「作る」のが、自分的にはポイントだった。

「何か夢中になれることがいつか見つかればいいな……」とか思うとそれもまた焦りにつながったので。なかばむりやり、いろいろやったことがよかった。

自分の場合はそれがスポーツやボイトレや小説や写経で、今でも全部ムダにはなっていないし、メンタルも安定したし、結果として良かった。

自分の中に部門をいっぱい作るの、ほんといいと思います。

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