
「絵を描くときのサイズってどうしたらいいんだろう?」
「どれくらいのキャンパスサイズで絵を描けばいいんだろう?」
といつも迷ってしまう人向け、【とりあえずA4で描けばOKです】という記事。
絵を描くときに、特にデジタルだとまずキャンバスサイズを決める必要がある。
このときに「えーと今から描く絵は縦長かな横長かな、構図はどうしよう、構図によってキャンバスサイズは変わってくるしなあ……」なんて迷い始めてしまうと、描く前から脳が疲れてしまう。
何描くかハッキリ決まっていないときや、毎日のお絵描き練習ルーティンならA4に統一してしまうのがおすすめ。
その理由について描いていく。
絵を描くときはアナログでもデジタルでもA4サイズがおすすめの理由
自分の場合はだけど、アナログでもデジタルでもA4に決めてしまっている。
絵を描く前に毎回サイズで悩むのはバカらしいし、何も考えずに描き始めたいので。
A4にしたのには実はあまり意味はなかったけど、意外とメリットが多い。
アナログ編:A4で統一すれば管理するのに便利
まずアナログで描く場合。
画用紙やクロッキー帳を使う人もいると思うけど、自分の場合はコピー用紙。
コピー用紙を使う理由は、
- 安いから
- 捨てやすいから
- 気軽に描けるから
なんだけど、サイズをA4に統一することで"管理しやすくなる"というメリットもある。
一般的に書類ってたいていA4サイズのことが多いので、仕事のラフなんかでも一緒に管理しやすい。
自分は必要ないものはバンバン捨てていく主義だけど、それでもある程度手元に残さなければならないラフというのはある。でもサイズが揃っていることで、格段に扱いやすい。
アナログ・デジタル両方で描く人は束になった紙の威力を知っていると思うけど(重いしかさばるし虫のすみかになるしでたいへんよね)、自分はA4サイズのコピー用紙に統一するだけでだいぶよくなってます。
なお、クロッキー帳はサイズ感が微妙にA4よりでかい。
デジタル編:A4なら汎用性が高い
デジタルの場合は管理の手間こそないけれど、A4にはいろいろメリットがある。
まず、A4ならどんなサイズにも印刷しやすいということ。
小さく描いちゃったら印刷できても荒くなってしまうけど、最初からA4(350dpi)で描いておけば「これプリントしたいな」というときにも安心。
プリンターがない場合でも、今はコンビニプリントなんかで安くきれいに簡単に印刷できる。
デジタル、アナログ共通:余裕があるサイズだと伸び伸び描ける
あと、これけっこう重要だと思うんだけど、A4くらいあれば大きめのサイズで余裕を持って描くことができる。
例えばアナログなら、ポストカードサイズとか手帳サイズの紙に描くと、人体全部描けないとか背景も申し訳程度しか描けない。
下手するとバストアップで終わっちゃったり、手を描かなくなっちゃったりして「紙が小さいから描けない」という理由でサボりが発生する。
これはマンガを描いてみるとよく分かるけど、余裕を持って全体を描けないとデッサンの狂いも起こりやすい。
描いていて知らず知らずのうちに制限がかかるのは、けっこうなストレスだ。
A4くらいあれば伸び伸びと描けるし、まだあまりある余白に手のポーズとか服の模様とかを練習することもできる。
もし「これ上手く描けたからSNSにアップしたいな」と思ったらトリミング(まわりを切る)すれば良いわけで。
大きいものを小さくトリミングすることはできても逆はできないので、現実的なサイズでいちばん大きいA4が無難なのだ。(A3とかこれ以上大きいサイズはあまり使いどころがないので現実的ではない)
普段の練習ならA4サイズに統一していく
何か一つ作品を描きあげるということでもないなら、A4サイズで統一してしまうのが私のおすすめ。
というかむしろ「一つ作品を完成させたい!」という場合でも、何も考えずにA4サイズで描いたものをトリミングしても良いわけだし。
もちろん、キャンバスサイズを決めてバッチリ構図まで決めてからその通りに描く、というのが理想ではあるけれど、初心者のうちはそんなことを考えていたら描き始められない。
描けば描くほど「思ったのと違う、全然思った構図に描けない」になって途中で嫌になっちゃうと思う。
それくらいならA4サイズで伸び伸びと描いてトリミングする方が、練習もSNSのアップも捗るはずだ。
絵はとにかく量を描いていくのが大切。
- キャンバスサイズに迷う時間を作らない
- 何も考えずに描き始められるようにサイズを統一
- 伸び伸び広いスペースで描く
- トリミングしてアップすれば良い
- (アナログの場合)管理しやすい
この条件に合うのが自分の場合はA4なので、A4サイズに統一しちゃってますよということです。