アナログでもデジタルでもA4サイズで→迷う意味ないし汎用性が高いから

絵を描くときのサイズってどうしたらいいんだろう? どのサイズのスケッチブックを買えばいい?

デジタルで絵を描くとき、キャンパスサイズってどう決めたらいいのかな……

と迷ってしまう人向け【自分はデジタルでもアナログでもA4サイズに統一しています。理由は汎用性が高いから&扱いやすいから】という記事。

※絵を描くときにサイズに迷ってしまう初心者の方向けです。

絵を描くにはまず紙のサイズというものがある。特にデジタルだと一回一回キャンバスサイズを決める必要がある。

ごく初心者の場合まずここで「えっ、サイズなんてどう決めたらいいの? 今まで学校で配られた画用紙にしか描いたことないし、サイズなんて分からないよ」と戸惑ってしまう。

そこそこ絵を描き続けて中級者くらいになっても「えーと今から描く絵は縦長かな横長かな、構図はどうしよう、構図によってキャンバスサイズは変わってくるしなあ……」と迷ってしまうことがあるのではないか。

しかし実際のところ、デジタルの場合は後々どうにでもできるからサイズの決まった印刷物にするとかでもない限りサイズなんてどうでもいいわけで。アナログの場合なんて、もっとサイズに迷う意味がない。

毎回毎回、毎日毎日、サイズに迷うという無駄な手間をはさむことで絵を描くことがおっくうになるのでは本末転倒になってしまう。なので自分は、何を描くかハッキリ決まっていないときや毎日の練習ルーティンならA4に統一している。

A4のサイズとは?

A4サイズはどんな大きさかというと210mm×297mm。

pixelに直すと2894px×4093px。

(たいていのお絵かきアプリやソフトなら、mmからpxに自動で変換してくれます)

ごく一般的に使われているサイズで、会社や学校の印刷物とかパンフレット、書籍などでもよくある大きさ。

新聞紙の大きさがA1サイズだから、それを3回たたむとA4サイズになる。

私がA4サイズに統一している理由

絵を描くときに紙のサイズって本当にどうでもいいことだし個人の好き好きなんだけど、自分はクロッキー帳を買う場合はA4サイズ、デジタルで描くときは横長に置いたA4サイズ(高さ210mm×幅297mm、350dpi)に統一している。

理由はこれだけ。

  • いちいち迷うのがめんどくさいから ←9割これ
  • 大きすぎず小さすぎずで、個人的に好みの描きやすさだから
  • A4サイズならどのソフトやアプリもプリセットされているから
  • どこでも買いやすい(アナログの場合)
  • 管理しやすい(アナログの場合)

SNSに投稿する場合には、適宜サイズや解像度を変更する

基本的には上のようなサイズ設定で描き始め、Twitterやpixivにイラストを投稿する場合には、必要ならば適宜サイズや解像度を変えるという感じ。

たとえば、

  • 背景込みで全身を描いたイラストとかだとTwitterに投稿すると目を引きにくいので、見てほしい部分をトリミングする(全体は別途で、もしくはpixivに投稿したりします)
  • 高解像度だと単純にサイズが大きくなって見る人に不親切&悪意の第三者が勝手に印刷できてしまうので、解像度を114dpiに落とす

※これも個人の好みや兼ね合いなので、あくまでも自分の場合はこうしているという話です。

大きなスケッチブックをやめてA4サイズのコピー用紙にした経緯

自分は中学生から高校生にかけて進学のために絵を習っていたのだけど、わりと大きなスケッチブック(F4というサイズ)を使っていた。

※FはA4とかB4とかとまた別の規格。フランス語のFigure(人物)のFで、人物画を描くための独自のサイズ。

しかし、これくらいの大きさがあると扱いづらい。

一枚がでかいので持て余すし、まあまあ高価だし、荷物になるし、学校の机にもロッカーにも入らないし、何冊も溜まってくると保管場所にも悩む。そのうち広い真っ白な画用紙に「一枚30円ですよ! さあ傑作を描け!」と言われているようでだんだん苦になってしまった。しかもちょっと特殊な規格なのでどこでも売っているわけではなく、買いづらい。

それに比べてA4サイズはたいがいのカバンに入り、保管もしやすく、どこでも売っているので買いやすい。一般的なサイズなので100円ショップにもあったりする。気軽に毎日絵が描ける。

自分の場合はもっと削ぎ落とした結果、コクヨのコピー用紙に落ち着いている。

自分がコピー用紙を使う理由は、

  1. 安いから
  2. 捨てやすいから
  3. 気軽に描けるから

なんだけど、サイズをA4に統一することで"管理しやすくなる"というメリットもある。

逆に小さすぎるサイズだと伸び伸び描けないことがあった

手帳サイズくらいのスケッチブックやクロッキー帳もあるのだけど、自分にとっては少し使い勝手が悪かった。

ポストカードサイズとか手帳サイズの紙に描くと人体全部描けないとか背景も申し訳程度しか描けず、下手するといつも顔だけで終わっちゃって「紙が小さくて描けないからしょうがない」という理由でサボりが発生しがちだった。

また、余裕を持って全体を描けないとデッサンの狂いも起こりやすい。(書き初めしてて全部入り切らずにだんだん字がちっちゃくなってしまうみたいな感じで)

描いていてスペース的な制限がかかるのはけっこうなストレスに感じた。

A4くらいあれば伸び伸び描けるし、まだあまりある余白に手のポーズとか服の模様とかを練習することもできる。

サイズや解像度は後から変えればいい

「コンテストに出したいけど指定のサイズがある」とか、「この特殊なサイズで同人誌を出すからその原稿を作りたい」とかでもない限り、絵を描くときにキャンパスサイズにこだわる意味はないと思っている。

もちろん、「キャンバスサイズを決めて、その中で構図まで綿密に決めてからその通りに描く」というのが理想ではあるのかもしれないけど、初心者のうちはそんなことを考えていたら描き始められない。

A4サイズくらいの大きさでデータを作れば、だいたいのことは後から調整できる。

なので、A4サイズに統一してしまってからなにかと捗っています。

私がA4サイズに統一している理由
  • 毎回毎回キャンバスサイズに迷わなくてすむ
  • ある程度に広いスペースで伸び伸び描ける
  • 買いやすく、保管しやすく、安価なものも多い(アナログの場合)
タイトルとURLをコピーしました