
「全くの初心者だけど、絵を趣味で始めてみたい。」
「完全に趣味として絵を描いてみたいんだけど、何から始めたらいいのか分からない」
という人向け、【どんな絵を描きたいか別、おすすめ講座やおすすめ書籍】を紹介します。
「趣味で絵を始めてみたい」という人ってけっこう多いけど、
「かと言って何から始めればいいか分からない」
「どういう絵を描けばいいのか分からない」
なんてこともあるんじゃないだろうか。
そういう場合はまず、自分がどんな絵を描きたいかを思い描いてみてほしい。
「SNS映えする絵を描いて、アップしたい」
「推しの誕生日にファンアートをプレゼントしたい」
「好きな作品の二次創作を自分もしてみたい」
「手帳にかわいいイラストを描いてみたい」
ピンとくるものはあるかしら? なくても大丈夫です。
この記事では特に「よく分からないけど全くのゼロからなんか絵を描いてみたい、絵を趣味にしてみたい」という人向けに、いろいろな絵の種類を紹介しつつ講座や参考書籍をおすすめしていきたい。
絵を趣味でゼロから始めてみたい人向け、おすすめ講座と参考書籍。
SNS映えするリアルタッチの色鉛筆画を描いてみたい人は……
SNSなんかで見かけて「おっ! すごい絵だ!」と思うのが、リアルタッチの鉛筆画じゃないだろうか。
リアルタッチの鉛筆画ってすごい特技な感じがするけど、ちょっと練習するだけで目を惹く絵が描けるようになるので実は初心者さんにおすすめ。
『写真みたいな絵が描ける色鉛筆画』は、眺めているだけでもワクワクしてくる書籍。
「こんなの描いてみたいなー!」「どうやって描いてるのかな?」とか絵に興味を持つきっかけにもなるし、作例を真似して描いてみるのもいい。
ドリル形式でコツコツ練習するのが好きな人には、『色鉛筆画ワークブック』。
描き込み式なのでこれ一冊と色鉛筆さえあれば始められる。
主に塗り方のコツについての解説が豊富で、塗り絵の上達にも役立つ。
ぱっと見で「すごい!」みたいな絵ってまわりからの反応も得られやすく、やりがいがある。
色鉛筆画は練習途中の絵でもSNS映えするから、SNSにアップすること込みで絵を趣味にしたい人には特に向いているかもしれない。
マンガ絵やアニメ絵を描いてみたい人は……
マンガ絵やアニメ絵を描いてみたい、という人には、pixivの『sensei』をおすすめしている。

『sensei』は動画でイラストのコツを学びながら自分でも描いてみる、という講座。
マンガ絵やアニメ絵ってデフォルメされているので、そのまま模写すると上手くなるまでちょっと遠回りになりがち。
我流の模写をしているだけだと壁にぶち当たりやすく、挫折もしやすい。
『sensei』なら人体の基本構造を簡単にかいつまんで学べるので、マンガ絵やアニメ絵もよりスムーズに描けるようになると思う。
入門編は無料。試しに気軽に始めてみることができる。(実践編はpixivプレミアム会員登録が必要)
『sensei』をもとに6ヶ月で絵が上手くなる練習スケジュールを組んでみたので、ガッツリ練習したい人はもしよかったら参考にしてみてください。
スケッチっぽいリアル寄りの人物画を描いてみたい人は……
人物を描きたいけどアニメっぽい絵はイヤ! という人も多いと思う。
そういう場合は老舗の個人サイト、『人を描くのって楽しいね』がおすすめ。
15年以上前から人物画の描き方について教えてくれているサイトで、書籍化もされている。
「本格的に人物を描きたいんだ!」という人は、まずはこちらのサイトを覗いてみるとモチベーションが上がると思う。
書籍にはサイトにない情報も補填されていて、ほかに『顔・頭編』『衣服編』などもある。
かわいい系のイラストを手帳に描きたい人は……
「本格的な絵の練習っていうより、手帳にかわいいイラストをちょっと描いたりしたいんだよね」という人もいるだろうと思う。
最近ではいろいろなテイストのかわいいイラスト教本が出ているので、真似して描くことですぐに描けるようになる。
おすすめ書籍についてはこちらにまとめた。
また、通信販売の『フェリシモ』ではイラストの通信教育も行っている。
習い事としてイラストを練習したい、という人にはこちらもおすすめ。
まずはどんな絵を描きたいか想像してみよう
「自分も絵が描けたらいいなあ」「絵を趣味にしてみたいな」と思っても、具体的に何をすればいいか分からなくていつもそれっきり……になってしまっているんじゃないだろうか。
具体的に目的が定まらないと、なかなか人間って動いていけないもの。
この記事では、初心者でも始めやすくて興味を持ちやすいものを挙げてきたけれど、これ以外にも風景画とか抽象画とかちょっと高尚でカッコ良さそうなのもいろいろある。
趣味で絵を描くって、別にカッコ良くなくていいし高尚じゃなくてもいいのよ。
まずは自分が興味を持てて、描いてみたいと思えるものを見つけることが最大のポイントだと思う。
そうすれば自然に、楽しく続けていけるので。