イラストのいいねを増やすためにできる、地道な5つの方法を考えてみた

イラストのいいねを増やしたい。でもそのために躍起になってフォロワー増やしたりいいね返しでいいねしまくるみたいなのはイヤなんだよね……

という人向け、【いいねを増やすためにできる、スタンダードで取り組みやすい地道な方法5つ】を考えてみた記事。

「いいねを増やすにはフォロワーを増やすべき!」「そのためにはタグをどんどん使って、積極的に絡もう!」みたいな風潮があるけど、絵を描く人たちが求めてるのはそんなネットビジネスみたいなのじゃないと思う。そんな力づくでフォロワーを増やして数で殴るみたいなことじゃなくて、"自分の絵をもっとたくさんの人にいいねって思ってほしい"ってことだと思う。

この記事では、そのために自分が試行錯誤してきて「結局のところ、こういうことかなあ」と感じているやり方を5つ挙げてみる。

「あるある!」「わかるー!」という共感を集めてみる

「いいね」って「上手いね」ではなく「わかるー!」とか「私もそれ好き!」みたいな、つまり共感の反応なんじゃないかと自分は考えている。

ペットあるあるとか子育てあるあるとかは「わかるー!」という共感を集める。流行っている作品のファンアートなどだと「私もそれ好き!」という共感を集める。「じゃあそういうの描いてみよっと! ちょうどそういうの描いてみたかったんだよね」という人は、きっとモチベーションと反応とがうまいこと噛み合って楽しく描けそう。楽しそう。

ただ、そういうのを描きたくない人がむりやり描くとかはやっぱり難しい。ではどうすればいいのか?

共感って狙って得ようとして得られるものでもない。けど、平凡な自分が平凡に感じたことを素直に表現し続けることで、「わかるー!」と思ってもらえることってあるんじゃないだろうか。

そこを信じて、飾らず気取らず描き続けるということ。

ネガティブ発言をしない

SNSでネガティブ発言をしないこと。なんて言われると、自分もネガティブなほうなのでちょっとイラッとしてしまう。

だって、ネガティブもいろいろある。「あー犬のうんこ踏んでサイアク……」とか「仕事やだよー月曜日来るなよー」とか「ゲームしすぎで肩バッキバキだよ!」とかは相手に無力感や罪悪感を感じさせないネガティブだから、別に言ってもいいんじゃないかなと思う。というかその程度のネガティブまで封じられたら私は日常会話ができなくなってしまう。

自分が思う「まわりが困ってしまうネガティブ」というのは、例えば、

「下手でつらい、もう絵なんかやめたい……どうせ誰にも見てもらえないんだから」

「上手い人が憎い……いいね多い人みると頭おかしくなりそう、病んじゃうよ……」

といった感じのもの。なぜ困るかというと、それを見た人は「そんなこと言われても……いいねひとつしかつけられなくて、なんかごめんね……」「いいね少なくて病んじゃうって言われても、私はいつも見てるし毎回いいねしてるんだけどな……それでもなんの助けにもならないなら、もう私にできることないや」になってしまうから。

客のノリが悪いと不機嫌になって「お前ら楽しみに来てるんじゃねえの? もっと楽しめよ、俺らもやる気なくすわ」とか言って責任を押し付けてくるバンドマンみたいな。まずはできればいい気分で見てもらわなければならないのに、場が冷え切ってしまう。客のほうが無理して空気を温め直さなければならないあれはいったいなんなんでしょう。

いつも元気で明るいフリをするべき! そしたらいいねが増える! とかは自分は断じて思わない。(芯からネガティブでローテンションなので……。)ではなくて、相手が居心地悪く感じてしまうようなことは言わないよう、自分は気をつけてみている、という話です。

もしも絵に"見過ごせないほどの違和感"があったら直す

めちゃくちゃ画力を上げようとかは思わず、とりあえずは「見過ごせないほどの違和感があったら直す」。

人はウソをつくのが苦手なので、明らかな骨折絵など「ん? なんか変」みたいな強い引っかかりがあるといいねをしにくい。気がするので。

それにめちゃくちゃ画力を上げようとするのはすごく大変だし、Twitterでは上手いか下手かなんてそこまで見られていないんじゃないか? と思うから。

でも、まず違和感を直すくらいなら少しの労力から取り組める。違和感が改善されれば絵の質が上がることにもなるし。

センスを磨く

これもよく言われる、センスを磨く(流行をとらえる)というやつ。

センスの磨き方を言語化してみたところ、自分の場合だとこういう感じになった。

  • 流行や定番にたくさん触れる
  • 「自分ならどう描くか?」を常に想像する
  • 思い描いた通りに描けるよう努力してみる

TLの需要を確認してみる

そして、TLの需要と自分の描く絵は合っているのか確認する。

たとえば猫好きの人たちが集まっている中で猫の絵を描けば興味を持ってもらえる。なんなら、そこまで上手い絵ではなくても喜んでもらえる(=いいねが多くつく)かもしれない。でも猫好きさんたちの中でハムスターの絵を描いたらどうだろうか。たとえ超絶技巧であっても、猫の絵ほど興味は持ってもらえないんじゃないか。「この技術、上手いなー」と頭は動いても、心は動きにくいと思う。

上手くても共感を得られなければ興味は持たれにくい、いいねは上手いより共感、と上で書いたのもそういうこと。

最近では、いいねがつかないことで悩んでいる人ってほとんどこのパターンなのでは? と思えてきた。

もしハッシュタグなどでフォロワーを増やすなら、「絵描きさんとつながりたい」というようなざっくりとしたタグではなく「○○好きさんとつながりたい」のようなタグだと、好みや興味の合致する人とつながれるんじゃないかと個人的には考えている。

もっと言えば、さらに詳細な好みでつながれると楽しそう。pixivなどの場合はタグが細分化されているので、Twitterとpixivと連動させてみる、とかもできるかもしれない。

まとめ:手近でできることから何かやってみる

フォロワーを増やすハッシュタグを付けまくったはいいが対応しきれなくなり、「何あの人、つながる気ないならタグつけんな」とジャンル内で後ろ指をさされている人を見たことがある。

「いいねを増やすには画力を上げなきゃ」と焦って、かえって心が折れた人を見たことがある。

たくさんの人のいいねをもらうためにトレパク的なことをしてしまい、ジャンルを移っても「トレパクの人」と言われている人もいる。

そんなムチャしなくても、もっと手近な簡単にできることってあるんじゃないか。ということを言いたくて、この記事をかいた。

たかがSNSだし、自分は軽い気持ちで試しにいろいろやってみる、実験してみるようにしています。

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