
「イラストの仕事を募集しているのに、ちっとも依頼が来ない……」
「イラスト仕事の依頼が来るようにするにはどうしたらいいの?」
な向け、【依頼人の目線に立ってちょっとした工夫をしよう】という記事。
イラストの仕事をネットで募集している人は多いけど、やり方が悪いと全然依頼が来ないということも。
イラストを依頼したい人の立場に立って工夫・改善するといいかも、なことについて書いている。
「イラストの仕事が全然来ない…」なときに見直しておくべきこと
まず「イラストの仕事の依頼が来ない〜!」という人は、クラウドソーシングに登録しているだろうか?
クラウドソーシングというのは例えばクラウドワークスやランサーズ
などが有名だけど、仕事を依頼したい人と依頼されたい人をマッチングするサービスのこと。
Twitterやインスタで「◯◯(HN)@お仕事募集中!」と書いていても、それではいくら待っても仕事は来ない。(フォロワー1万人超え、いつもいいねが何千レベルの有名絵師ならともかく。)
Twitterやインスタはどちらかというと「イラスト仕事をしたい!」とか「私の絵を見て!」という発信者が多い場所なので。
当たり前の大前提として、依頼人がいる場所で募集をしないと依頼は来ないのだ。
それにはやはり、「イラストを描いてほしいな」という企業や個人がまずここで探すという場所、つまりクラウドソーシングに登録しておくのがおすすめ。
クラウドソーシングでは自分から案件に応募できるのも最大のメリット。
クラウドソーシングについて詳しくはこちら。
自分の得意な業務・できる業務をアピール
SNSでもクラウドソーシングのプロフィールでもそうだけど、自分が何をできるのかということをハッキリ描いておく必要がある。
なぜなら依頼人は、
「誰かほんわか系のイラスト描ける人いないかな〜」
ではなくて、例えば、
「化粧品のLP広告のマンガを予算◯◯円以内で描いてほしい」
という明確な目的を持ってイラストレーターを探している。
なので「イラストの仕事請けます」「絵が描けます」「ほんわか系のイラストが得意です」という情報は、依頼人にとってはほとんど意味がない。
「Vtuberの立ち絵、パーツ分け込みで描きます」
「広告マンガ1P◯◯円から描けます」
「web制作用の素材イラスト描きます。得意なものは女性向け(化粧品・美容系)」
など、自分のできる業務を具体的にアピールすることで、ニーズの合う依頼人とマッチングしやすくなる。
使えるソフトをアピールする
また、クラウドソーシングなどでは自分が使えるソフトを書いておく項目もある。
Adobeが使えないと業務によってはお話にならないので、Adobe Illustrator、Photoshopなどが使えるならきちんとアピールしておく。
またそのソフトで何をできるのか(版下が作れるとか印刷用の写真加工ができるとか)も、得意な業務があれば書いておく。
連絡窓口を増やす
依頼人にとっていちばん不安なのは、連絡がとれなくなること。
急な直しが発生して「明日までに直してほしい!」と思うのに連絡がつかないのではとても困る。
なので連絡窓口は、クラウドソーシングのマイページ以外にもいくつかあると安心だし便利。
メールのほか、TwitterのDMなら出先でもチェックできるし、最近だと「Slackでも連絡取れます」というデザイナーやイラストレーターも多い。
ポートフォリオを充実させる
これはおまけ的な感じでそこまで重要ではないけど、ポートフォリオで「さまざまな絵柄が描けますよ」というアピールもしておくといいかもしれない。
例えば"リアルっぽいイラストも描けるし、頭身の低いスーパーデフォルメイラストも描ける"というのは強い。
またオシャレ系、ほのぼの系、萌え系など、案件によって必要な絵柄は異なるので。
最初はサービス価格にしてみる
ココナラなどは自分で自分のスキルに価格をつけるフリーマーケット形式。
まだ実績が少ない人は、最初だけサービス価格にしてみるというのもいいかもしれない。
「似顔絵を描いてほしいな、できればなるべく安く……」という依頼人が目に留めてくれることもある。
またその案件は自分の実績になるというのもメリット。
実績を積んで自信がついてきたら通常価格に戻せばいい。
ホームページを作る
クラウドソーシングなどで実績を積みつつ、個人でも依頼を募りたいという場合は、ホームページを作成して個人で依頼を請けられるシステムを作っていく。
依頼する人の目線で改善していくのが大切
仕事を請けるには、依頼人が安心して依頼できるような情報を提示すること。
- どんな業務がいくらでできるのか
- どのソフトを使えるのか
- 連絡は取りやすいか
絵柄とか上手い下手は二の次でいいと思う。
このあたり意外と分かっていなくて「ポートフォリオのイラストはこっちの方が上手く見えるかな?」「依頼来ないからもっと画力あげなきゃ」とか見当はずれなことを気にしてしまう人が多い。
もう一度言うけど、依頼人にとって上手い下手はあんまり関係ない。
イラストの上手い下手を気にするような依頼人ならとっくに自分で描いてる。
もう一度依頼する人の視線で、プロフィールページなりホームページを見直してみるといいかもしれない。