上手くなるために講座受けたいけど人に教わるのはイヤ…な人向けの話

絵が上手くなるために講座を受けたいけど、人に教わるのはなんかイヤだな……

無理なく身につけるにはどんな講座を選べばいいんだろう?

という人向け【肩書きや実績などより「この人になら教わりたい、真似したい」と思える講師を探すのがいちばんよい気がします】という記事。

こんなご意見をいただいた。

「あなたのブログに『絵が上手くなりたいなら講座や添削を受けるのもいい』と書いてあったので、気が進まないけど上手くなれるならと我慢して講座を受けてみた。でも謙虚に教わることができずに苦痛でしかなかった。これは私が傲慢だから悪いのでしょうか。だとしたらこの傲慢を直すにはどうしたらいいでしょうか」

もともと講師の画風が自分の好みではなく、(その方から見て)尊敬できる実績を持っているわけでもなく、「なんかこの人に教わるのイヤだな」という感覚があったようだ。で、実際受けてみたらやっぱり苦痛で「なんでこんな人に教わらなきゃいけないんだ」「もうこりごり……」みたいな気持ちになってしまったと。

自分もその感覚は分かる。というか今より若い頃はそんなことばっかりだった。

「傲慢を直せばいいんじゃね?」と言われればぐうの音も出ないのだけど、それはもちろん日々心がけていきたいけれど、若いときの傲慢さというのはもうしかたないものであって、全消しは無理だと思うのだ……。

なのでこの記事では、多少の傲慢さとは上手くつき合いつつ「どういうふうに講座を選べばキーっとならないのか」ということを考えてみた。

結論を言うと「この人になら教わりたい、真似したい先生」を選ぶこと

結論を先に言うと「この人になら教わりたい」「この人のやり方を真似したい」と思える講師を見つけると、意外と素直に教わることができるよな……と今の自分は考えている。

学生時代を思い出しても「好きな先生に教わった科目は面白いし成績も伸びるけど、キライな先生に教わった科目はキライになっちゃう」というのは起こりがちだった。

絵の世界にもすごい先生や有名な先生はたくさんいる。しかし嫌いな画風の人や「有名なプロだけどなんか性格悪そう」と感じるような人から何かを教わるのなんか、そりゃあ苦痛に決まっている。

自分が今まで受けてきた講座や指導は……

自分は今まで、人から絵を教わる機会がけっこう多かった。

  • 小学生の頃、マンガの通信講座を受けていた
  • 中学生の頃、高校の美術科進学のためデッサンを習っていた
  • 高校生の頃、美大受験のため指導を受けていた
  • 大人になって、数多の書籍を参考にしたりネットで知ったデッサン会に行ってみた

この中で心の底から楽しいと思えたのは、大人になってから出会った『たてなか流クイックスケッチ』。ひとえに「いい! 真似したい! 教わりたい!」というワクワク感と楽しさだけがあった。

※「あ、じゃあ私もクイックスケッチやればいいのね?」と判断されては困るので念を押しておくと、「私には合っていた」ということです。他の人には分かりません。

逆に、その他はだいたいしんどかった。特にマンガの通信講座は講師の先生の「画風」がイヤで、苦痛100%だった。しかし貯めたお年玉をはたいて受講した手前もったいないし途中で投げ出すこともできず、今となっても強烈な苦痛として覚えている。

なんでそんなにキライな講師のイヤな指導を受けてきたのかというと、まだネットが発達していない頃は自分に合った講師を選ぶなんて至難の業だったのだ。そもそも絵の講座自体も少なく、選り好みもできなかった。リアルで習いに行くしかないしあってもせいぜい通信講座くらい。

しかし今の時代、講座も講師も探そうと思えばネット上でたくさん見つけられる。その中から自分に合ったものを選ぶことができる。

「どんな講座や講師が自分に合っているの?」

では、自分に合った講座を選ぶにはどうすればいいんだ?

私がどうやってクイックスケッチに出会ったかというと、当時、TwitterでRTされてきたデッサン会の告知を見かけてピンときたからだった。

「ピンときた」=「楽しそう!」「やってみたい!」と感じた

としか言えない。自分はかなりの理屈屋なのだけど、こういう部分では往々にして直感にしたがったほうがうまくいっている。

今はボーンデジタルの動画にも参加されています

練習の方法はもちろんなのだけど、シャイで素朴な話し方をされ、動画のサムネでも決めポーズもせず、Twitterでは野球ツイートや描いた絵の投稿を淡々とされている。そんな感じのお人柄が何より好ましく、自分にとっては「教わりたいな」と思えた。

いくら練習方法がすばらしくても、お人柄がこうでなかったらたぶん私は素直に聞けなかったのでははないかと思う。

なので、「ピンときて、なおかつ絵柄・人柄含めて好感を抱ける講師や講座を選んでいくとよさそう」というのが私の出した答え。だからかなり人によって違う。

逆に言うと、有名で人気のある講師であろうと、まわりのみんながほめそやしていようと、少しでも「なんかこの人に教わるのイヤだな……」みたいな気がするならば自分の直感を信じてきっぱり避けるようにしている。

「どうやって自分に合った講師を探せば良いの?」

好みの講師や講座に出会うにはどうしたらいいか。受け身な自分は情報発信に熱心な絵描き仲間のRTで知ることが多い。あとは、ネット講座のサイトにもいくつか登録している。

今のところ打率が高いのはパルミー。講師の幅が広く、好き嫌いの激しい自分にも誰かしら合う講師がいてくれる。

パルミーでは砂糖ふくろうさんという講師を見つけることができた。確かたてなか流にも参加されていた方で、自分の中では絵の描き方において親和性が高い。

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それから、背景のパースを基礎から勉強したいなと思って探していたのだけど、瀬尾浩史さんのパース講座はすんなりと素直に学べた。瀬尾先生も素朴で誠実な語り口で、どうやら自分はそういう教え方をしてくれる先生が好きみたいだ。

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※どれも「だから万人にこの講座がおすすめです!」ということではないです。そんな感じで自分に合う先生を見つけるといいかもなという話です。

「イヤなことを無理してがんばる」のはやめています

「傲慢な性格を直そう」という目標を立ててしまうと、私の場合は多分一生無理かな……。

でも「この人に教わりたい! 真似したい! 好き!」と思える講師ならば、謙虚に素直になれたりする。相手によるのだ……。そうなると困難やスランプがそれほどしんどくないし、夢中になっているうちに乗り越えられてしまう。上手くなるまでの道のりが楽しいから、結果にこだわってキーッとならない。

これは最近やっと出会うことができたパターンで、何かを学ぶってこんなに楽しいんだ! と興奮した。少しは年齢を重ねたせいもあるのかもしれない。

絵を描くのは義務教育ではないのだから、私はもう「合わないな」と感じる先生から教わるのはやめよう、と思っている。「イヤなことでも我慢してやらなければ報われない」という考え方もやめている。

せっかくこんなに情報が多い時代なのだし、これからは自分が「好き!」「やってみたい!」と思えるやり方を探して選んでいきたい。絵に限らず。

  • 自分の直感を信じてみる
  • ピンとこないときはじっとがまんして待ってみる

これをもう少し心がけていこうと思います。

自分で言うのもなんだけど、私は傲慢で好き嫌いも激しい。こんな自分でも「この人に教わりたい」という講師や講座に出会えるとシュルンと素直になれちゃったりしているので、誰にでも必ず相性が合う先生はいるのではないかな……。

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