「GoogleAdSenseの審査って、記事数や文字数の基準はあるの?」
「一発で審査通過するには、他にもいろいろコツやルールがあるんでしょ?」
という人向け【記事数は13記事、文字数は平均2500字程度で審査に通りました(2019年4月)】という話。
他にもPV数や広告・プライバシーポリシーの有無など、申請時のブログの状況について。
※AdSenseの住所確認、ads.txtについてなど、自分がGoogleAdSenseに関してやったことも追記。
当ブログ『ばしでざ』は、筆者が今まで絵を描くことで悩んできたあれこれについて記録しようと思って始めたもの。
ネットで絵を描いていく上で悩んだり困ったりしたことについて、それぞれどんなふうに考えて、どんなふうに解決したり割り切ったりしてきたかについて書いている。
レンタルサーバー費やドメイン費くらいは広告で賄えればと思って、Google AdSenseの申請をすることにした。
申請した翌日に審査通過のメールが来た
申請したら翌日に審査通過のメールが来た。
2019年4月8日 21:00 申請
↓
2019年4月9日 11:00 メールで審査通過の通知
時期によって待ち時間は変わるようで、自分が申請した2019年の4月あたりは審査ペースが早かったみたいです。
審査通過したときの当ブログのスペック
このときの当ブログのスペックはこんな感じ。
審査通過したときの当ブログの状況
- 記事数:13
- 文字数:1000文字〜4000文字(平均すると2500文字程度)
- カテゴリ数:3つ(それぞれに記事は2つ〜7つ)
- PV:多くて10程度/1日
- アフィリエイトリンク:3つほど貼ったまま
- 画像:アイキャッチ画像と似顔絵のみ
- プライバシーポリシー:有り
- サイトマップ:有り
- プロフィール:有り
- ブログ歴:1カ月
記事数は13、似顔絵に関するオリジナリティの高いもの
まず記事数は13。自分が仕事としても経験したことのある似顔絵に関する記事で、「似顔絵を描くときの手順やコツ」「どうやって似せていくか」などについて自分の考えを書いたもの。
今読むと大したことを書いていなくて恥ずかしいレベルなのだけど、自分の経験を書いているという点で独自性だけは高い(のだと思う)。
ネットで調べると「審査通過のためには、少なくとも30記事は必要」というものが多かったのだけど、最近の情報ほど「記事数は関係ない」という記述が増えてきている。
中には「9記事で通過した」という人も見かけた。
ただ、そのブログは筆者の方の経験をもとにした英語学習についてのもので、独自性・専門性・クオリティがべらぼうに高かった。
つまり、有用な記事ならば数が少なくても通過するということだと思う。
有用な記事とはどういうものなのかというと、
- 読者の疑問や悩みを解消するもの
- 自分自身の体験を元にした、オリジナリティがあるもの
このブログの場合、自分で実際に似顔絵を描いているというオリジナリティが評価されたのかもしれない。
※逆に、ネットで調べただけのことをまとめて「〜だそうです。いかがでしたか?」みたいなよくあるまとめブログみたいなのだと独自性がなく、たとえ記事数が多くても審査を通過しにくいのかも。
文字数、カテゴリー数はほとんど関係なさそう
文字数は少ないもので1000文字ちょっと、多くて4000文字ちょっと。
平均すると2500文字ほどの記事が多かった。
ネットでは「1記事1000文字以上」みたいに言われていることが多いけど、ある程度自分の考えをまとめて記事にしようと思うと自然に1000文字以上にはなってしまう。
要するに「1000文字以上は書かないとダメですよ」とかいうことではなくて「自分の経験や考えを独自にまとめて、中身のある記事を書いてね(そしたらイヤでも1000文字以上にはなる)」ということなんだと思う。
また、この時点でカテゴリー数は3つ。
- 「似顔絵」7記事
- 「デザインの仕事」4記事
- 「自分の顔を好きになる」2記事
開設して1ヶ月、PVは一桁で、たまにSNS経由で多くても10程度。
ブログ歴やPV数もほとんど審査には関係なかったようだ。
プライバシーポリシー、サイトマップ、お問い合わせページは作った
googleAdSenseの対策記事でみなさんが書かれている、
- プライバシーポリシー
- サイトマップ
- お問い合わせページ
は作った。
審査うんぬんより、ブログ運営していく上で必要だろうということで。
ちなみにコメント欄は最初からずっと閉じっぱなしです。
アフィリエイト広告は貼ったまま
アフィリエイト広告に関しては、
「アフィリエイトが貼ってあったらNGだから申請までに外しましょう」という情報と、「いやいや広告だらけじゃなきゃOKだよ」という情報が錯綜していた。
でもアドセンスに通ったらまた貼るわけだしな、と思ったので貼ったままで申請した。
自分が貼っていた広告は、「ココナラ」「ランサーズ」などのクラウドソーシング系とエックスサーバのもので、どれも自分が書いている記事の流れや意図に沿ったもの。
画像は無理に入れなかった
「記事に画像がなきゃダメ」という情報も、ネット上ではよく見かけた。
このブログで画像を入れているのは、以下のようなケース。
- アイキャッチ画像(SNSにシェアしたとき用)
- 似顔絵の記事ならば、似顔絵のメイキングや途中経過
- 図解したほうが分かりやすい場合は、その図を自作する
要するに「分かりやすく、読みやすい記事を書いてくださいね。そのためには画像があるといいかも」という程度の話なのだろうと思う。
「見栄えが良くなるから」「賑やかしで」みたいな意図では、画像は入れていない。
※ブログでよく見かけるようなフリー写真は使っていない。
記事を書くにあたって心がけたこと
読む人の役に立つ情報を書くようにした
どんな記事を書いているかというと、自分の経験をもとに「昔の私だったらどんな情報を欲しがっていただろう?」というのを基準にしている。
困っていた昔の自分が読んで、その困りごとが解決するような。
なので「こんな経験をしました」だけではなく、
「こういう経験をもとに、今はこうするようにしています」
「このトラブルについては、○○というツールを使って改善しました」
という解決方法を含めて書くようにしている。
みんなが知りたいことを調べて書く
グーグル検索をする人は何を検索するか? 何を知りたくて検索するか? ということも意識して書いている。
「goodkeyword」「ラッコキーワード」というサイトでどんなキーワードが検索されているか調べると、どんな情報が求められているかが分かったりするので。
例えば「似顔絵 鼻」という検索ワードがあったとすると「ああ、似顔絵を描いていて鼻がうまく描けず悩んで検索しているんだろうな」ということがなんとなく推測できる。
なぜなら、昔の自分も同じことで悩んだ経験があるから。
今の自分は多少そういった悩みを解決できているので、「私はこうやって解決したけど、どうですか?」「私はこういう工夫をしていますが、参考になるところがあれば……」みたいな体験談を交えた記事を書くことができる。
「記事数は?」「文字数は?」と条件を探るのではなく、基本的には「どこかの誰かのためになる記事」を書くことで、審査を通過するようなブログになるのだと思う。
追記:審査通過後にやったこと
無事にAdSense審査通過をしたら、いくつかやることがあった。
GoogleAdSenseの住所確認
まず、住所確認。ポイントサイトやアンケートサイト、クラウドソーシングなどでもそうだけど、"この住所にこの人が確かに存在するのかどうか"が確認できなければ金銭のやり取りができない。
Googleから住所確認のためのPINが送られてくるので、簡単な手続きを済ませる。
「ads.txtが含まれていないサイトがあります」の対処
また、審査通過後2ヶ月くらいした頃に、"ads.txtの設置"を促された。
これは「このブログは確かにGoogleの審査を通過して広告を表示しています」というのを証明するファイルで、設置は義務ではなく推奨。
でもこれから義務になるかもしれないし、デメリットもないので設置しておくといいのかなと思う。
「Better Ads 標準に準拠」とは?
2019年7月に、Googleからの注意喚起が届いていた。
Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて。7月9日より、Better Ads 標準は全世界のGoogle Chromeでサポートされます。広告がBetter Ads 標準に準拠していないと、Chrome ブラウザでフィルタされる可能性があります。
結論から言うと、通常の広告を掲載しているブログなら特に何も対処することはない。
文面が分かりにくいけど、「迷惑な広告はChromeでフィルタされるようになるから、そういうの貼っている管理者は修正しましょう、出ないと収益が減りますよ」ということだと思う。
迷惑な広告というのは、ポップアップ系のもの、勝手に音や動画が流れてくるもの、コンテンツが隠れてしまう邪魔なもの、などなど12例。
「AdSenseポリシーが変更されました」の対処
2019年の9月にGoogleから「重要なお知らせ:AdSenseポリシーが変更されました」という件名でメールが来た。
簡単に言うと【制限事項】と【ポリシー違反】が別モノになったよ、というお知らせ。
今までポリシー違反しないように普通にブログを運営している人なら、特にやるべきことはない。
このようにときどきGoogleは通知をよこしてくるので、Googleからのメールは常に確認できるように、またAdSenseのページはちょいちょい確認するようにして、対応すべきことがあったら速やかに済ませるようにしている。