絵に感想をもらって返信に悩んでしまったので、シンプルに考えてみた

イラストに感想をもらったけど、どんなふうに返事を書けばいいか迷って時間を取られてしまう

返信に困るリプをもらって悩んでしまった……

という絵描きさん向け、【感想をもらったとき返信に悩んだので、シンプルに考えることにした。①「見てくれてありがとう」②相手に期待しすぎない③深読みしない】という記事。

自分はいわゆる古のオタクで、個人サイト時代から感想に飢えたり、かと思えば感想への返信に困ったり考えたり悩んだり傷ついたりというのを繰り返して気づいたことがある。

絵のことに限らず、自分の考え方のクセでよけいな悩みを抱えていたのかもしれない、と。

今は考え方のクセを見直してみて、

  • 見てもらったことに対して「ありがとう」
  • 100%読み取ってもらおうとしない
  • 相手の意図を深読みしない

こんなふうにシンプルに考えてみたらラクになったという、自分の話です。

返信は気づいたときになるべく早くするとよかった

感想をもらってありがたいはずなのに、溜め込んでしまうと返信するのがおっくうに感じてしまうことがある。

どんなに楽しいことでも「やらなきゃ」と思ったとたんに負担になる。負担になるとつい放置してしまい、放置しておくことでその負担はどんどんふくらんでいく。あとに回すほどおっくうになる。

また「返信できてなくて申し訳ないな……」「返信もできてないのにTwitterで呟いてたら反感を買いそうだからTLに顔出しにくい」などと勝手に萎縮して「SNS疲れた、向いてない……」になってしまったりした。

これではばかばかしいなと思ったので、コメントやリプなどをもらったら気づいたときにすぐ返信するようにした。

「いや、だからすぐに返信できないから悩んでるんだけど!」という人もいると思う。自分もそうだったので。

返信に困ったときはこう考えてみた

たとえばこんな感じのリプをもらうと、以前の自分は返信に困ってしまっていた。

  • 「絵が上手いですね!」と言われた
  • 意図と違った受け取られ方をした
  • 「急かされてる?」「コントロールしようとしている?」と感じてしまった

でもこれって自分が勝手に複雑に考えすぎてしまっていたんだなと気づいたから、シンプルに考えることにしたらいろいろとよかったという話です。

見てもらったことに対しての「ありがとう」

「絵が上手いですね!」と言われると、褒めてもらっているのにどう返信したらいいか悩んでしまっていた。

確かに「褒めてくれてありがとう」と思おうとするとなかなか抵抗がある。自分に対する褒め言葉をそのまま余裕の顔で受け取れるなんて、女王様くらいの気概がないと難しい気がする。

のだけど、「絵を見てくれてありがとう」「楽しんでもらえてよかったし、それを伝えてくれてありがとう」「リプの手間をかけてくれてありがとう」みたいに、相手のかけてくれた時間や手間に対してのありがとうだと考えると素直に「ありがとう」、むしろ「ありがとう」しかないよな! と思える。

これに気づいたとき、すごく素直になれた。というか今までが自意識過剰だった気もしてきた。

100%読み取ってもらおうとしない

自分はマンガを描くのだけどたまにオチを読み違えられたりすることもあって、以前は「どうせ私の画力や表現力が足りないせいですよね……」と落ち込んで返信どころではなくなってしまうことがあった。

これもまあ若さゆえのでっかいでっかい自意識のせいだったので、年齢や経験を重ねるごとに「この人にはそう見えたんだな」とそのまま受け取れるようになった。100%読み取ってもらおうなんて、ちょっとおこがましい気も今はする。

相手のかけてくれた時間や手間という点では、まぎれもなく「ありがとう」なわけだし。

すると、

「そのつもりじゃなかったけど、そのオチもいいな」とか「確かにそうも受け取れるかも」とか、「え、そう読んだの!? すごい発想だ!」とか、素直な気持ちが湧いてくるのでそのまま返事として相手に伝えられるようになった。

湧いてきた気持ちを素直に言葉にして相手に伝えることって、やってみるととても気持ちがよかった。

相手の言葉を深読みしない

個人サイト時代にたびたび学級会になっていた記憶があるのが「『次も楽しみにしています』と言うのは急かしているように聞こえるのでよくない」みたいなこと。(こういう学級会は昔からあった。)

そもそも、自分で自分に「更新ペース遅いよなあ、もっと早く更新しなきゃ」とか焦ってしまっているから、その声が他人からも聞こえてくるような気がしてしまうだけなんだと思う。たぶん自分の声なんですよね……。心理学で言う【投影】というもの。

「もっとこうしろってこと?」「これじゃダメってこと?」みたいに相手の言葉を深読みしすぎる人(昔の私もそう)って、自分に対する要求が厳しすぎるのかもしれない。

「次も楽しみにしています」と言われたら「次を楽しみにするほど私の絵を気に入ってくれてありがとう」でいいんじゃないかと今は思う。

※もし「更新ペースが遅い! こっちは楽しみにしているんだから早く次を描いてください!」とはっきりと言葉にして言われたなら「いやいや〜、私のペースで描きますんで〜」と思いながらスルーするとして。

書いていないことは読み取らない。行間を読み取らない。「え、だってそうは書いてないじゃん」くらいの感覚でいると、いろいろとラクになった。

「草」とか「www」への返信は迷ったのでこう考えてみた

とは言え返信しにくいリプやコメントというのはやはりある。たとえば「草」とか「www」など。

「そんなの返信しなくていいじゃん、向こうだって返信求めてないよ」と言われればそれはそうなのだけど、他のリプには返信したのに「草」だけスルーというのもなんだか自分は気が咎めてしまう。

だからいろいろ考えた記録が下の記事です。

余裕がなければ「返信はしていません」と書いておく

大前提として、どうしてもSNSのやり取りがおっくうになる時期はあるため、無理せず自分の都合や気分優先で行動するようにしている。(自分は意識しないとつい他人に気に入られること優先で考えてしまうので気をつけている)

「※全てのリプに返信はできていません。」「※返信は時間があるときだけになるかも」みたいに一言書いておくことで、自分の気持ちがラクになった。

小学校を休むときに学校に連絡するまでは落ち着かないけど、ひとこと連絡を済ませるだけでとホッとして休めるあの感じ。

自分もそうだけど、変なところが真面目な人って多いのかもしれない。

感想をもらえることはありがたいので

自分は感想が来なくてつらい時期を長く経験したため、感想のありがたさを骨身にしみて知っているつもりでいる。

それゆえに「こんなにありがたいことをしてもらったんだから、心を込めて全身全霊で返信しなければ!」と思ってしまって、それが負担になっていたのかもしれない。

  • 自分の絵を見てくれたことに対して「ありがとう」
  • 100%読み取ってもらおうとしない
  • 相手の言葉を深読みしない

こんな感じで考えてみることで、人間関係の変なクセを省みることができた気がします。

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