「絵を上手く描こうとすると楽しくないから練習しません」なあなたへ

「絵を上手く描きたいわけじゃないから、練習はしない、する必要もない」

「絵を上手く描こうとしてしまうと楽しくないから、練習が嫌い」

と絵の練習に拒否反応を感じる人向け、【それはそれでOKです。でも自分の本当の望みをはっきりさせよう】という記事。

「もっと絵が上手くなるために練習したい。どんな練習が有効かな?」とせっせと情報を集めて取り組む人もいれば、「絵は楽しく描きたいから練習は必要ない、ただ好きに描くのがいいんだ」という人もいる。

結論から言うと、絵なんて趣味なんだから自由でいい。下手でも死ぬわけじゃないし。

だけど「絵を上手く描こうとすると楽しくない、だから練習しない、でも認めてほしい」というのはちょっと違うかもしれないなと思ったので、それについて書こうと思う。

「絵を上手く描こうとすると楽しくないから練習しません」なあなたへ

結論から言うと、それならそれでOKです。

「絵の練習はしたくない」というなら全然OKだと思う。

プロで、お金をもらって描くわけじゃないなら、クオリティもどうでもいい。

学校で美術の成績が悪くても死ぬわけじゃないし。

ただ、「絵の練習はしたくない、上手く描こうとすると楽しくない、だけど私のありのままの絵を認めて・褒めてほしい」というのならそれは虫がよすぎる。

「いいねが少なくてつらい、もっといいねが欲しい」「絵が上手いって言われたい」と思いつつ「絵の練習なんてつまらない、絵なんか練習せずにありのままの感性で描くべき!」と主張するのなら、それは同時には叶えられないと思う。

見てる人にとっては、作者のありのままの感性とかどうでもいいし。てか知らんし。

小説でもなんでもそうだけど、技術を無視して感性のままにぶちまけても伝わらない。

何かを表現するというのは、伝えるための技術が必要なのだ。

プレゼントを渡すとき、小麦粉とバターを投げつけたりはしないでしょ?

混ぜてこねて寝かして焼いてクッキーにして、包装して渡すでしょ?

この、"混ぜてこねて寝かして焼いてクッキーにするまで"の工程が「絵の練習」だ。

練習するともっと楽しくなることもある

絵の練習をすることで、より伝えたいことがうまく伝わるようになる。

クワガタのカッコよさを表現したくて描いたのに、

「なにこれ? ダンゴムシ? かりんとう? 黒いグシャグシャ? 分かんない」

と言われるよりも、

「これミヤマクワガタだね! そうそう、顎の根元についてるこのトゲがかっこいいんだよね〜! くぅ〜分かる〜!」

と言われたほうが、描いた甲斐があるんじゃないだろうか。

伝わった! と感じるんじゃないだろうか。

それって絵を描く喜びの大きな一部じゃないだろうか。

練習をしない言い訳にしてしまっていないか

また、単に練習をしたくない一心で「ありのままの感性で絵を描きたいから」「練習なんか楽しくない。自分の好きに描くべき!」と、言い訳にしてしまっていないだろうか。

別にそれでも構わないけど、心の中では「本当は練習したほうがいいに決まっているし、本当はもっと上手くなりたい、でも練習は嫌だからしたくない……だから私はありのままの感性で絵を描くことにするんだ!」みたいに葛藤してしまっているなら、それはあまり良くない。(なぜ良くないかというと、あなたの心がモヤモヤするからです)

そもそもなぜ絵の練習がそんなに嫌なのかというと、たぶん、

自分の絵の下手さと向き合うのが怖いから

なんじゃないかなと思う。

特にデッサンに対してものすごく拒否反応が起こる人って多い。

デッサンというのは自分の描けてなさがハッキリ分かってしまう練習方法だから。

誤解している人が多いけれど、デッサンは上手く描くためのものではなく、筋トレみたいなもの。無様にハアハアしながら汗をかいてやって、見えない筋肉を少しずつ鍛えるためのもの。

なので、下手でいい。

筋トレなんか人に見せないし無様だけど、コツコツやってるとある日急に「おや、腹筋が割れてきたぞ……!」「シルエットが変わってきたかも……!」みたいに効果が出てくる。

じゃあちょっと筋トレのつもりでやってみるか、と思った人は、こちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。

自分がなんのために絵を描くのかを考えてみよう

自分がしたくなければ、絵の練習なんてしなくていい。

でも、絵を描きたいと思う以上、何かあなたの中に目的があるんじゃないだろうか。

「◯◯のカッコよさを表現したい(推しでも、クワガタでも)」

「自分の世界を絵を通して伝えたい」

「上手い! って言われたい」

「Twitterでいいねがほしい」

なんでもいいけど目的がある場合、今の自分の画力では叶えられないこともあると思う。

「自分が絵を描く目的はなんだったっけな?」と考えてみてほしい。

もしその理想と現実の差を埋めたいと感じれば、練習すればいい。

と言ってもこのブログでは、「いかにも本格的な絵の練習!」みたいな練習方法は紹介していない。

私が提案するのはこの二点。

  • まずは「絵の練習」に対する考え方を変えること
  • 描きたいものを描いて練習すること

詳しくは以下の記事に書いた。

「絵の練習したら、私のありのままの良さが損なわれてしまうのでは?」と思う人もいるのかもしれない。

でも「ありのままの感性をぶつけて理解してもらいたい」というのは、絵に限らず傲慢なことだと私は思う。

ムダ毛も処理せず歯も磨かずデートして「ありのままの私を受け入れてよ!」と言うみたいな?

ムダ毛処理したってあなたの良さは変わらないし、歯を磨いたってあなたの良さは変わらない。

絵の練習をいくらしたところで、あなたの感性は磨かれこそすれ損なわれたりしないので、安心して練習して大丈夫ですよ。

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